オーストラリアへ一人の青年が旅立ちました。
彼の名は宮さん。
彼は昨年、自分と共にホテルで働いていましたが年末に退社。
ご実家でお父様に不幸があり、お母様だけの一人暮らしをさせるのは不安だという事での帰郷でした。
優しい男、しかしながらまだ若者。田舎に籠もるという悶々とした心境もあったかと察しています。
そして八ヶ月前の3.11。
自分は休職中、度々大恩ある大崎市の新澤醸造店へ足を運んでいました。そこで人手が足りないという事で
宮さんに「暇してるなら人手を欲している所がある」と誘い、実家から引っ張りだしました。
一週間ほど手伝った宮さん、その間我が家へ居候していて、毎晩嫁と3人で宴会。
その際に嫁が「行けるうちに海外イイよ!オーストラリアがイイよ!」と散々けしかけたら
宮さんホントに乗ってしまいました Σ(゚д゚lll)。
けど、語学力もなく、予算もない彼。
予算の関係で、語学学校にも行かず、宿泊地も決めず、
バックパッカーしながら仕事を探し、ダメなら三ヶ月ほどで帰国という
個人的には何とも大胆な計画で、現在パースの街へ降り立ち、
今頃キリスト教信者が行なっている炊き出しの列に加わっているのではないかと想像しています(笑)。
だけれども、結局はやるかやらないか。彼は重い腰を上げました。
自分も頑張ります!!