塩尻ワイナリー巡りの後は、一気に諏訪まで移動して、今度は高山製粉さんへ。
粉、気になってます、自分、非常に。社長の高山さん自ら工場内を案内して下さいました。
大きな製粉会社のようで、とても大きな工場で、立派な設備でした。さぞ儲かっている感があります。
写真はNGでした。その辺は製粉会社にとって生命線なんでしょうね。
隣接する敷地には体験施設もあります。今回の縁が良縁になればなぁ。。。
高山さんありがとうございました、勉強になりました!
ここで、宮坂さんの計らいで諏訪観光を挟んでもらいました。上諏訪の諏訪大社です。これまたご立派
!
着いた途端、何かひんやりした気がしました。パワースポットなんでしょうね。
10月の諏訪も、出雲同様に神在月だと初めて知りました。↓の柱はこの諏訪大社にある一番権威のある柱。
この龍の彫り物、おうちに欲しいなぁ。
と、宮坂ジュニア、ママと楽しく相撲に興じます。この頃から、旅の中盤、自分の中でのミラ熱急上昇。
そして、一日の見学の最後、酒ぬのや本金酒造さんです。
非常に小さな蔵元さんです。100石ほど。それでも宮坂さんが戻った当初よりは増えたかな。
直接取引先は10軒程度、あとは普通酒などを卸に出荷しています。23BYはタンク9本の予定。
諏訪近辺の小さな蔵元さんの例に漏れず、昔々は≪真澄≫に桶売りしていたとか。
宮坂さんが戻ってから、かなり味がモダンになったと感じます。元一緒の会社の社長も誉めてました。
ただ、小さく、人手も少ない蔵だと苦労も多いようで。
諏訪は標高700mで、水が100度超えするのもしばしば。なので蒸米は和釜ですが
蒸気が熱過ぎないように気をつけているとか。何か機械を入れれば容易に調整も利くでしょうに。
あと麹は、作業効率的に大箱で造りたいようですが、そうなると必ず二人必要になるので
普通の15kg盛りの箱を使用しているとの事。常時在籍しているのが二人だという事なので難しい。
↑の画像の手前左側が麹箱で奥右側が大箱。もちろん、今の話は作業効率の話であって、
品質の話ではありません。麹蓋を使って、小さく造れば良いというものではありません。
要はちゃんと温度管理ができるのが、製麹では重要だと思っています。
そしてヤブタはかなりの年季。ゴム式のものなので臭いが心配だとか。苦労してらっしゃる。
思うに≪本金≫は、地酒の甲子園には参加せずに、いわゆる地酒として諏訪の地で
愛される酒を目指すのが良いのでは…と思いました。ただ、その後、飲みに行った焼鳥屋で飲んだ
≪高天≫という銘柄。諏訪の地元だけで全生産量1,000石ほどさばいているとか。 凄い。
酒質は香り系。≪本金≫の淡麗な酒質を理解してもらうには、時間がかかるか。悩ましい所。。。
さてさて、焼鳥屋もそうだったけども、2軒目に連れて行ってもらったイタリアンも素晴らしい。
諏訪の地で、あんな名店があるとは。これは必ずしも東京に行かなくても、
飲食店の名店はあるものだと目からウロコ。やはり、人の感性によるね~お店は。
そして、これまた宮坂さんの粋な計らいで、Kidoワイナリーさんのワイン初体験。
美味しい~感動です。これほど滋味深い味わいが、日本のワインで出せるとは。
果実味たっぷりという訳ではありませんが、舌先の味覚細胞一つひとつに染み渡る、
まるでビロードのような味わい。そして、少しほっこりとする親しみがある。
これまた目からウロコでした。宮坂さん本当にありがとうございました、勉強になりました!
さて最後にその日の宿は、館内に鯉も泳ぐ観光地諏訪のご立派な旅館、、、
のビジネス向けの4畳の部屋でした。今の自分には十二分です。翌日は5時起きでした!