旅のさなか、唯一プライベートなひと時がありました。恩人の御宅で飲み会です。
あの震災後、お世話になった方々と漸くゆっくりとお酒を楽しむ事が出来ました。
以前に働いていた東京は江東区の酒屋関係の縁です。
自分の今が築かれた縁です。嫁もそこで出会いましたし。
集まったのは現職でその酒屋勤務が3人、自分も含め退社した者が4人、そしてお客様が1人。
世代も上は40半ばから下は20半ば。それでも楽しく酒が飲めるのは、共に頑張ったからだと思っています。
震災の際はみんな心配してくれました。
一人は「前回の飲みの別れ際、龍星が外出中に俺帰っちゃったから、それが最後の別れになったら
悔いが残るところだったよ~」と言ってました。
確かに、あの時、三日間は連絡出来ませんでしたから。心配かけたと思います。
恩人の一人は古い古~いウイスキーを飲ませてくれました。
恩人の一人は≪磯自慢 ヴィンテージ 2008≫を飲ませてくれました。
その日本酒は、洞爺湖サミットで供された希少なもので、
それを宴が終わりかけの頃に「酒がないから」という事だけで開封され、
しかもプラカップで飲みました(笑)。友人の蔵人さんには言えませぬ。
因みに、≪グランジ/ペンフォールズ≫は自分が若かりし頃、
たったの五年熟成くらいで開けて飲んでしまったものの空き瓶です。お互い、ヤンチャでした(笑)。
そして≪Heytesbury Margaret River Chardonnay/Vesse Felix 2007≫は
自分がオーストラリアで最も気に入ったワインの一つで、
是非今日集まったみんなへ飲んでほしくて仙台から持参したものでした。…これもまだヤンチャ(笑)。