勝手に辛口映画評価~2020/12/31 | 勝手に辛口映画評価

勝手に辛口映画評価

金魚と映画が大好き。独断と偏見で、ネタバレなしをモットーに不定期にUPしています。たまに、金魚ネタ・旅行ネタをUPすることがあります。読むのも書くのも長い文章が苦手で、なるべく短く簡潔に書くようにしています。

12月鑑賞分です。

今年も私のつたない感想を読んできただきありがとうございました。

コロナウイルスという未知の病原体に翻弄され、私自身の生活も大きく変化しました。

私の勤務する検査室では急遽、コロナの検査に対応できるようP2レベルの部屋がつくられました。

機器導入からあっという間の受け入れで、TMA法での検査をしております。

検査数も多くなってきておりますが、ここ数日の陽性率の上昇には驚愕しております。

まだまだ、辛抱の時が続きますが、どうか、ご自愛ください。

 

 

君の誕生日:☆☆☆☆

セウォル号沈没事故は知れば知るほど深い悲しみと憤りを感じる。事故から2年後の遺族の家族の話。

深い喪失と悲しみから心が壊れてしまった母親と、寄り添い不条理に耐えるけなげな妹、ある事情があり、事故当時かかわることが出来ず、負い目を感じている父親、支える遺族の会のメンバーやご近所さん。

遺族の方々が一筋の光を感じる、一歩踏み出せる、そんな希望を感じるラストに涙が溢れました。

 

 

 

クローゼット:☆☆☆

ちゃんと起承転結があって、音とクローズアップの画像で驚かせる王道ものに、思わず声を上げてしまいました。ストーリーがしっかりしているので、楽しめました。

 

 

 

 

燃ゆる女の肖像:☆☆☆

オープニングで島に小舟で渡るシーンからもこの時代の男尊女卑と閉塞感の息苦しさを感じ取れる。

もっと、苦く悲しい世界を想像していたが、性別を超えた愛と痛みと喜びが描かれていていたことに満足でした。

 

 

アーニャは、きっと来る:☆☆☆

実際にこの村のように、ユダヤ人を逃した話はあるようですが、この物語自体は児童小説のフィクションです

。全てが上手くいくわけではないということ伝えたいというのもあるが、少年と仲良くなる伍長の苦悩とが任務主導でなんとも心にひっかかり、すんなり受け入れずらかった。

 

 

 

この世界に残されて:☆☆☆☆☆

ホロコースで家族の中でただ一人生き延びた16歳のクララと、42歳のアルド、お互いの家族を胸に静かに寄り添い続け、絆を深めていく、時代はソ連の弾圧とハンガリー第二次大戦後の歴史が垣間見れる秀作でした。

 

 

 

 

ヒトラーに盗られたうさぎ:☆☆☆

2019年に92歳でこの世を去った、絵本作家ジュディス・カーの少女期の自伝映画。

両親の都合で引っ越しを続けるのは国を移動するたびに言葉も食べ物も習慣も違い、戸惑いながらも適応し、切り開いていこうというひたむきな姿がたくましかった。そして、第二次大戦前、ホロコーストが本格的に始まる前に、亡命し、危機を感じるごとに、新天地を求めて、いち早く行動した両親のその行動力にも敬服。

 

 

 

100日間のシンプルライフ:☆☆☆

もとはといえばアプリを開発した友達(技術肌)と売り出した友達(経営肌)の生き方の違い、幼馴染であり、お互いをライバル意識ありの劣等感ありの羨望感ありが入り混じる人間模様。開発されたものをだまし取られた時に言われた“こっち側にくるか?”ときかれた時の切り替えしが一番面白かったな。

 

 

 

 

魔女がいっぱい:☆☆☆

アン・ハサウェイの巻き舌が印象的。ロバート・ゼメキスとギレルモ・デルトロでダークでヴィヴィットな世界観のダークファンタジー。

 

 

 

ニューヨーク 親切なロシア料理店:☆☆☆

奥底に潜めた心の傷を抱えた人たちが、少しづつ距離を縮め、地味ですが、暖かく、

人生捨てたもんじゃない、と思える優しさに触れる作品。

 

 

 

ネクスト・ドリーム ふたりで叶える夢:☆☆☆

伝説の歌姫を演じたのはトレイシー・エリス・ロス、この作品で初見だったのですが、ダイアナ・ロスの実娘っだったのですね。歌声が素晴らしかった。展開が読めるひねりのない単純なストーリーが受け入れやすい。

 

 

 

 

 

声優夫婦の甘くない生活:☆☆☆

私が滞在した1999年には衛星TVがあり、ロシアチャンネルもあり、一日中部屋から出てこない(ヘブライ語ができないので、生活が不自由)ご老婦人もいると話に聞いたが、移住が始まった当時はコミュニティもなく、さぞ、不自由であったろうと、その中でも60代にして新たな一歩を踏み出した夫婦の紆余曲折な日常はほろ苦くほんのりあたたかかった。

 

 

 

 

ノッティングヒルの洋菓子店:☆☆

オットレンギ監修のスィーツたちは目の保養ですが、そこに至るまでが無駄に長い。

そして、やっと店のウリを見つけたのに中途半端で生かし切れておらず、もったいない。

原題はこの物語を観てから、納得です。そのまま邦題にしてしまうと誤解のもとなので、このタイトルでよかったかな。

 

 

 

 

 

また、あなたとブッククラブで:☆☆☆

ダイアン・キートンは何歳になってもかわいいし、色っぽい。アンディ・ガルシアも年取ったけど大人の色香ムンムン。「50シェイズ・オブ・グレイ」を小説でも映画でも知っていないと面白さ半減ですね。私は映画3部作とも鑑賞していたので、クスクス笑っちゃいました。

 

 

 

 

ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!:☆☆☆

過去2作品は未鑑賞のまま鑑賞したので過去とのつながりもわからず消化不良でした。

前作知ってたら、もっと楽しめたのだろうな。

 

 

 

 

 

フード・ラック! 食運:☆☆☆

りょう・大和田伸也・白竜・東ちづる・寺脇康文・大泉洋と脇はしっかり固いのに

主演の二人が全てをぶち壊してる。NAOTOの演技は幼稚で見苦しいし、土屋太鳳はあざと演技でわざとらしさが鼻につく。ストーリーはよかっただけに残念。身近な焼肉屋さんが舞台だったこともあり、親近感があり☆3つ。

 

 

 

 

私をくいとめて:☆☆☆☆

超草食系男子にほんろうするアラサーのおひとりさま。「勝手にふるえてろ」のノリとテンポそのままに、等身大というより、気持ち悪いくらい奥手の恋愛模様が、青春学園少女漫画よりも純粋過ぎて面白かった。

 

 

 

 

 

サイレント・トーキョー:☆

大義に説得力がなく、全く理解不能。渋谷駅の爆破シーンだけ見ごたえあった。

 

 

 

 

 

新解釈・三國志:☆

キャストが豪華。それだけ。コメディではなく三國志をバカにしたギャグ映画。

途中でいびきが聞こえてきて、私も眠くなり2度ほど寝落ち。それでもギャグばかり。

全てがおちゃらけで、しまった部分がなく破綻している。

 

 

 

 

 

えんとつ町のプペル:☆☆☆

夢・希望・信じる・あきらめない・友情・親子愛と不変なテーマがふんだんに盛り込まれている。

お母さん役の小池栄子がいい味出してたな。

 

 

 

 

 

ジョゼと虎と魚たち:☆☆☆

実写版はチャンスがなく、未鑑賞。同年代の自分自身と重ねると眩しすぎて少ししんどくなった。

 

 

 

 

総評:韓国2作品は面白かったです。どうしても、思いがつのって、ここネタバレなしで書いているので、「君の誕生日」はYhaoo!映画に感想書いちゃいました。ホロコースト関連作品を3本鑑賞しましたが、「この世に残されて」が一番印象に残りました。邦画2作品は観たことを後悔。「私をくいとめて」は賛否あると思いますが、個人的に大九明子監督を応援しているので、◎つけちゃいました。

 

 

 

 

金魚ネタバレ:「クローゼット」

憑かれた娘イナがシッターに向かって、金魚の入ったミルク?のマグカップを渡していました。

家にも水槽が置いてあり、上流階級のステイタスのようなかんじでした。

 

「ジョゼと虎と魚たち」

タイトルにも魚とあるので、主人公は海洋系の大学へ通っていてダイビングショップでアルバイトしてるなど、海の生き物いっぱい出てきました。どの魚もよく特徴をとらえていて、一目で名前がわかるどでした。

 

 

また来年もよろしくお願いします。