ニュージーランドはイギリスの植民地だったので、イギリス系の銃器が結構な数残ってます。
コルトにしても、ロンドンコルトという、イギリスの工場で生産されたリボルバーが結構な数あります。
パーカッションの時代、いわゆるブリティッシュリボルバーと呼ばれる回転式拳銃が、銃器史を彩っていますが、その中にマイナーな銃でDAWリボルバーというのがあります。

どれくらいレアかというと、刀で言えば在銘古備前ぐらいレアです。
車だと2000GTぐらいかも。
市場で見かけることはまずありません。
元々は超高級銃で、一般労働者の年収くらいの値段だったそうな。当時の年収知らなうけど。
したがって残っているDAWリボルバーはたいていフルエングレーブで彫刻されている物が多いです。
この銃もフルエングレーブ。ただし、表面がかなり摩耗しています
あれ?すごく使用されたってこと??

反対側はこんな感じ。
トリガーガードや、グリップ後方、シリンダーやリコイルシールド周りのデザインは、アダムスリボルバー等によく似ています。
この辺がブリティッシュリボルバーって感じ。

DAWリボルバーと呼ばれますが、銃器デザイナーのAlexander Dawのオリジナルデザインではなく、Pryse and Cashmoreのパテントデザインだそうな。
特徴的なのは青矢印で示したトリガーの後ろの小さな部品。このシアーがハーフコックを可能にします。ハンマーを半分起こしてもハーフコックにできますが、引き金を引いてもハーフコックで止めることができます。
また赤矢印の部品を使うと、ハーフコック時にシリンダーをロックすることができます。
値段的にはコルトのほうがはるかに高価ですが、コレクターアイテム、または歴史的資料としてかなりレアなリボルバーです。