主人の夏休みも本日で最終日。
この間実に4回ゴルフのラウンドに行った主人ですが(暑いのによく行くなぁ…)、昨日はあーちゃんと二人、市民プールに出かけていきました![]()
なぜなら私が「頼むから私に半日時間ちょうだい!」とお願いしたから。
もうね、仕事の行き帰りに細切れに読むんでは我慢できなくなったんですよ、先日購入した周木律先生の「眼球堂の殺人」!
あと半分、といったところまで読み進めていましたが、もう中盤以降は怒濤の展開。
あーーーーーもう、我慢できない!!これはもう
一気に最後まで読みたい!!
と思い、昨日時間をもらいました♪そして、めでたく読了しました~!!
そもそも本格ミステリって、最初から最後まで一気に読むのが一番楽しめる読み方だと思うんです、私。
なぜなら、よく出来たミステリほど、始まった瞬間から何気ない箇所にあらゆる伏線が張り巡らされているから。
そういう伏線をしっかり覚えておくと、最後の謎解きの瞬間、
「あーそういえばあそこでこう書いてあったわ!!」
「なるほど、あれってそういう意味だったんだ!!」
と、最高に爽快な気分になるんです!![]()
日々ちょっとづつ細切れで読むと、やっぱり伏線の部分とか、多少忘れちゃうんですよね~。(記憶力の問題かもですが…
)
なので、やっぱり私はミステリは一気に読みたい派なのです![]()
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で、肝心の周木律先生「眼球堂の殺人」感想。
一言で感想を言うとするなら、「美しい!」
最初から最後までエレガンスに展開された、美しいミステリでした![]()
【講談社BOOK倶楽部に記載されている本作あらすじより抜粋】
天才建築家・驫木(とどろき)が山奥に建てた巨大な私邸(眼球堂(がんきゅうどう))。
そこに招待された、各界で才能を発揮している著名人たちと、放浪の数学者、十和田只人(とわだ・ただひと)。
彼を追い、眼球堂へと赴いたライター陸奥藍子(むつ・あいこ)を待っていたのは、奇妙な建物、不穏な夕食会、狂気に取り付かれた驫木…
そして奇想天外な状況での変死体。
この世界のすべての定理が描かれた神の書「The Book」を探し求める十和田は、一連の事件の「真実」を「証明」できるのか?
人里離れた山奥に突如現れる、現実にはあり得ないような奇妙な「館」!
電波が届くはずもなく、当然、携帯は圏外です!
館見取り図が提示され、そこに客が招かれ、事件が起こる…。
また、この館見取り図がね~…もうたまらん!!
(変態でスミマセン!いやでも同じ趣味の方にはわかってもらえるはず!)
話としては、奇妙な館に天才数学者が招かれて…というド定番の流れに、さらには「読者への挑戦状」つき。
読者への挑戦状、これもまた本格ミステリの伝統的手法!このあたりもミステリ好きとしてはうれしくなってしまいます!
※読者への挑戦状」はエラリー・クイーンが始めたとされるミステリ小説の趣向で、解決編の前に「これまでの記述で犯人を指摘するための証拠は全て揃いました。さあ、犯人を当ててください」というものです。それだけ著者がフェアに描いていることの裏返しでもあり、自信の表れでもあります。
はっきり言って、色々なミステリを読んできた人であれば、仕掛けのうちのいくつかは分かってしまうと思いますが(私も一部のトリックは予想できました)、いくつかのトリックが分かったとしても、それで作品の面白さが損なわれることはありません。
ミステリには「起承転結」がしっかりとあり、最後の「結」の部分でどんなどんでん返しがあるのか?はミステリを読む楽しみの一つですが、「眼球堂の殺人」には、「どんでん返し」の後にさらにもう一捻りがあり、そこもまたこの作品の完成度を高めていると思います。
私がこの作品で一番推せるポイントは
最初から最後まで、常にフェアに作品の世界観の中で事件が展開していくという構成の美しさ
です![]()
昨今、奇をてらったミステリも多く、中には「いや、その解決は反則でしょ!」とツッコみたくなる作品もありますが、「眼球堂の殺人」にはそれがないです。
やっぱり私はこういうミステリが好きだなぁ~!!![]()
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…あぁ、ネタバレせずに感想を書くことの、なんと難しいことか…![]()
とにかく、私的にはこの作品は
「館モノ好き」、「ミステリ好き」、いや、すべての方に、是非一度読んで欲しい!!
と思っております![]()
周木先生の「堂」シリーズ、残り6作品!
すでに次の作品を読むのが楽しみです![]()
