こんにちは!今回も当ブログをご覧になっていただきありがとうございます。今日ご紹介するのは、旭光学が1964年に初めて発売した本格的な標準マクロレンズMacro Takumar 50㎜ F4です。このレンズはM42マウントで、等倍まで寄れるのが特徴です。
この初期型Macro Takumar 50/4は数年間生産され、その後にSuper-Macro-Takumar → Super-Multi-Coated Macro-Takumar へと世代交代していきます。生産期間が短かったこともあって相当レアなレンズでなかかなお目にかかれません。
このレンズはプリセット絞りになっており、二番目の絞りリングが使いたい絞り値で、先端の絞りリングは開放まで無段階、無クリックの自由設定になります。絞りリングの手前のカラフルな4x、3x、2x、1.5xは露出倍数目盛り、外光式の露出値を距離によって補正する目印で、距離指標の色、例えば最短撮影距離20㎝では赤色になっており、赤色の4xの調整が必要になるという感じです。TTLの現在では必要ないのですが、格好いいです。
このレンズは、オークションでやたらお値打ちに救出しました。私はKマウントを集めているのですが、あまりに程度がよくて、つい手を出してしまった次第です。ご覧の通り、使用感は全くなく、金属の質感あり、お得な買い物だったなぁと思います。今日は、Aマクロ50/2.8、FAマクロ50/2.8と比べながら描写を見ていきます。上段からf4 1/1600、f8 1/500、f16 1/125です(共通:PENTAX K-1Ⅱ、ISO100、AWB、鮮やか)
画面中央のランドマークタワーにピントを合わたのですが、無限遠でもちょっと足りない感じで、手前の木の枝辺りにピントが来ています。f4では、ランドマークは少々ボケています。周辺光量落ちもありますが、色調は自然で悪くありません。周辺の線は太めで柔らかい描写になっています。f8に絞ると、周辺光量落ちもなく、コントラストが向上、線もシュッと細くなります。f16に絞ると、ランドマークまで合焦範囲がカバー、画面全体が引き締まった印象になります。次に20㎝くらいの最短撮影距離で、上段からf4 1/125、f8 1/30、f16 1/10です(共通:PENTAX K-1Ⅱ、ISO100、AWB、鮮やか)。
ミニカーのワイパーにピントを置いています。f4ではハイライト部分にハレーションを感じますが、ピントが合っている部分はしっかりと解像できており、鮮やかな色調も見た目通りです。背景のボケもきれいです。f8ではハレーションの滲みも少なく、合焦範囲が広くなった分、画面の印象は引き締まります。f16では描写にはシャープさがあり、回析現象による画質の低下は感じません。背景のボケにもクセはありません。
Aマクロ50/2.8、FAマクロ50/2.8と比べると、色乗りはいい印象です。コントラストはf4で見るとAマクロ、FAマクロに部があります。ボケ味は自然で好感を持ちました。絞るとコントラストも上がり、いい感じです。1/2倍のAマクロよりも寄れますし!60年前のレンズとしては素晴らしい出来栄えです。質感は、新しい2本よりもずっといいですね!








