杉本博司さんの「絶滅写真」展覧会に行ってきました!
こんにちは!今回も当ブログをご覧になっていただきありがとうございます。今働いている事務所からほど近い、近代美術館で現在催されている、杉本博さんの「絶滅写真」展に行ってきました。一眼レフカメラは持っていませんでしたので、iPhoneで撮影した写真を何枚かご覧になって頂こうと思います。近代美術館は、今まで何回かしか行ったことがありませんでした。今回は日経新聞の広告を見て、興味を持ってきてみました。杉本さんの経歴は、写真家としては少々異色で、詳しくは日経の「私の履歴書」にありますが、大学卒業後、ロスアンゼルスの写真学校で学ばれ、写真をアートとして表現しようとされ、哲学的なメッセージが込められた作品で有名です。私が今回の展覧会で感じたのは、一種の無常観。アメリカ自然史博物館の古生物や古代人を再現した展示を、大判カメラのモノクロで記録した「ジオラマ」シリーズは、写真は真実を写すものという前提に立てば、まるで本物のように見えてきます。展示方法も、モノトーンの壁に、照明は暗めに落とされ、展示されている作品に引き込まれていきます。映画館の中で上映中ずっと大判カメラのシャッターを開けっぱなしにして、豪華な内装に対して、画面が真っ白に露光されている作品は、切なさを感じました。海面を並べている『海景』のシリーズは「人類が最初に見た風景は海ではなかっただろうか」「海を最初に見た人間はどのように感じたか」「古代人の見た風景を現代人が同じように見ることは可能か」というメッセージが込められているもので、思索の世界に引き込まれてしまいます。東大で作られたというこの造形は、造形物としては美しさを極めたものとか。作品の説明に、杉本さんの狂歌が添えられており、どんな思いなのか垣間見ることができます。再度にカラーの作品がありました。このメッセージは何だったかな?今までモノクロの写真ばかりだったところで、強烈な印象を与えてくれるのは間違いありません。夏休みに、杉本さんが小田原に建てられた複合文化施設「江之浦測候所」を見てこようかなと思っています。