こんにちは!今回も当ブログをご覧になって頂きありがとうございます。今日は世界遺産の古都ヤロスラブリまで乗ったアルハンゲリスク行きの列車を、乗り鉄第二弾として紹介させていただきます。アルハンゲリスクってどこよ?ですよね。スカンジナビア半島の東の付け根、白海に面するアルハンゲリスクは、古くはバイキングの根拠地、ソ連崩壊まで軍事上の理由で閉鎖都市となっていました。

(PENTAX K-3Ⅲ、DA☆16-50/2.8の31㎜、ISO400、f5、1/250、AWB、鮮やか)

今回は、モスクワ・ヤロスラブリ駅からヤロスラヴリ・グラーヴヌィ駅まで乗車しました。ロシアでは、ターミナル駅の駅名は長距離列車の行先になっているので、ややこしいです。モスクワ市内のように7つもターミナル駅があると混乱します。

(PENTAX K-3Ⅲ、DA☆16-50/2.8の31㎜、ISO400、f3.5、1/200、AWB、鮮やか)

列車番号130のアルハンゲリスク行きの特急は、モスクワ発20:35、ヤロスラブリ着は0:20、終点のアルハンゲリスクには13時過ぎに到着。1200㎞を、17時間かけて走る長距離列車です。車両は2023年に製造されたばかりでとてもきれいです。

(PENTAX K-3Ⅲ、DA☆16-50/2.8の28㎜、ISO800、f4.5、1/40、AWB、鮮やか)

ヤロスラブリ駅はロシア各地への長距離列車のターミナル駅です。時刻表の一番上には列車番号1、2のウラジオストク行きロシア号が掲載されています。営業距離9,288km、166時間(6泊7日)の世界最長距離列車です。右側の中段くらいにアルハンゲリスク行きも掲載されています。ここから、北京、平壌(!)行きも出ています。

(PENTAX K-3Ⅲ、DA☆16-50/2.8の16㎜、ISO3200、f3.2、1/100、AWB、鮮やか)

乗ったのは、2人用のコンパートメント。ヤロスラブリまで、もう一人は乗ってこなかったので、贅沢にも一人で使いました。何故かわかりませんが、発車するまでは電源が入っておらず、客室は真っ暗、空調もなく、結構暑かったです。。

(PENTAX K-3Ⅲ、DA☆16-50/2.8の39㎜、ISO400、f4.5、1/320、AWB、鮮やか)

客室が真っ暗なのでホームに出てみると、出発前のひと時がありました。いくつになっても、発車前はウキウキします。時間は夜の8時15分を指していますが、外はまだまだ明るく、夜という感じはしません。

(PENTAX K-3Ⅲ、DA☆16-50/2.8の39㎜、ISO800、f4.5、1/250、AWB、鮮やか)

発車して1時間ちょっとでセルギエフ・ポサド駅を通過しました。すっかり日は暮れて、夕焼け空が広がっている中、遠くにセルギイ大聖堂のシルエットが通り過ぎていきます。

(PENTAX K-3Ⅲ、DA☆16-50/2.8の36㎜、ISO1600、f2.8、1/40、AWB、鮮やか)

日付が変わり暫くするとヤロスラヴリ・グラーヴヌィ駅に到着、ロシアの長距離列車は停車駅では15分くらい停まります。喫煙率が高く、社内禁煙なので、スモーカーは大慌てで外に出て一服です。私は長時間の停車はスモーキングタイムだと信じています。。

(PENTAX K-3Ⅲ、DA☆16-50/2.8の36㎜、ISO1600、f2.8、1/25、AWB、鮮やか)

日もとっぷり暮れたヤロスラヴリ・グラーヴヌィ駅の駅舎は、スターリン様式の立派な駅舎がライトアップされて光っていました。金曜日の深夜だったのですが、結構人通りもあり、寂しい感じではありませんでした。

(PENTAX K-3Ⅲ、DA☆16-50/2.8の36㎜、ISO1600、f2.8、1/13、AWB、鮮やか)

通りの反対側を見ると、この深夜なのに薄明かりが!この方角は東になります。ヤロスラブリは、モスクワより緯度が高いため、夏至の前のこの季節は深夜でも薄明るい状態になります。完全ではありませんが、白夜というやつです。白夜にも関わらず、列車の中でゆっくり休んだのにも関わらず、この後ホテルにチェックインして朝までぐっすり眠れました!