こんにちは!今回も当ブログをご覧になって頂きありがとうございます。セルギエフ・ポサドの大修道院は「博物館」の扱いですが、今尚ロシア正教の信者の皆さんの祈りの対象です。今回は、そんな大聖堂の内部の祈りに満ちた空間を紹介させていただきます。

(PENTAX K-3Ⅲ、Sigma10-20/3.5の10㎜、ISO1600、f5、1/8、AWB、鮮やか)

ロシア正教の教会の内部の特徴は、この豪華なイコンがあることです。イコンとは、イエス・キリスト、聖人、天使、聖書の重要な出来事やたとえ話、教会史上の出来事を画いた平面版です。ロシアでは、特に木版の上に描かれているのが特徴です。

(PENTAX K-3Ⅲ、HD20-40/2.8-4の40mm、ISO1600、f4、1/20、AWB、鮮やか)

ウスペンスキー聖堂の一番有名なイコンは、15世紀のアンドレイ・ルブリョフ作と伝わる正面右下のこのイコンです。1551年に、イワン4世(雷帝)が、至聖三者のイコンの十字、名前の位置など、以後のイコンの基準となる作品としたものです。雷帝の指示に従わないと、どうなってしまったのでしょうか。。。

(PENTAX K-3Ⅲ、HD20-40/2.8-4の40mm、ISO1600、f5、1/30、AWB、鮮やか)

聖堂内は「博物館」の扱いなので、礼拝の時間以外は写真を撮ることは許されています。大修道院内の聖堂、教会は、ロシア正教の信者の皆さんが祈りに訪れます。緩いドレスコードがあり、男性は脱帽、女性はスカーフで髪を覆う必要があります。

(PENTAX K-3Ⅲ、HD20-40/2.8-4の23mm、ISO1600、f4、1/13、AWB、鮮やか)

ウスペンスキー聖堂の壁は、ご覧の通り、紫と青を基調としたフレスコ画で埋め尽くされています。小さい窓から差し込む明かりが、聖堂内で光芒を作り、強烈な色彩を更に印象的にしています。

(PENTAX K-3Ⅲ、Sigma10-20/3.5の10㎜、ISO1600、f5、1/20、AWB、鮮やか)

聖堂の中は薄暗いのですが、信者の皆さんは「推し」の聖人の絵の前で一心にお祈りしていました。私は、戦争が一刻も早く終わるように心から祈りました。

(PENTAX K-3Ⅲ、HD20-40/2.8-4の38mm、ISO1600、f4、1/25、AWB、鮮やか)

フレスコ画の一枚です。色使いが実に美しいですよね。キリスト(ロシア正教ではハリストス)の生涯に関する絵画だと思いますが、15世紀の人が心を込めて描いたと思うと、感慨深いものがあります。聖堂の中の祈りの空間を堪能しました。