んにちは!今回も当ブログをご覧になって頂きありがとうございます。一か月くらい前ですが、雪の中で吹雪に吹かれていたことが嘘のように、モスクワでもようやく春めいてきました。今日は吹雪の中を訪れたポクロヴァ・ナ・ネルリ教会についてご紹介します。

(PENTAX K-3Ⅲ、HD16-85/3.5-5.6の31mm、ISO400、f7.1、1/400、AWB、鮮やか)

ウラジーミルから二駅目のボゴリュボヴォ駅からほど近い場所に、ポクロヴァ・ナ・ネルリ教会はあります。駅の裏から橇のタクシーに乗って行けますが、ほとんどの人は雪原の中を1㎞ほど歩いて行きます。犬が雪の上で寝っ転がっていましたが、寒くないのかな?

(PENTAX K-3Ⅲ、HD16-85/3.5-5.6の85mm、ISO400、f7.1、1/800、AWB、鮮やか)

この日は薄曇りで時々雪が舞う天気でした。若干風があり、雪原の中を歩いていくと、雪原の表面の雪を風が吹きつけてきて、前に歩くのも難儀でした。雪の結晶が顔を突き刺すチクチクとした痛みがありました。

(PENTAX K-3Ⅲ、HD16-85/3.5-5.6の39mm、ISO400、f8、1/500、AWB、鮮やか)

ポクロヴァ・ナ・ネルリ教会は、12世紀半ばに建設されました。白大理石で作られており、世界遺産「ウラジーミルとスーズダリの白亜の建造物群」の一部になっています。何がすごいかというと、そのシュッとした優雅な立ち姿です。

(PENTAX K-3Ⅲ、HD16-85/3.5-5.6の48mm、ISO400、f8、1/640、AWB、鮮やか)

この教会の壁面には、大理石を削り出したレリーフが彫られており、その素朴な描写がなんとも言えない味を出しています。教会として今も使われているので、内部は撮影禁止ですが、建物がスリムなため教会内部は暗くて狭く、しかも装飾もなくきわめてシンプルでした。

(PENTAX K-3Ⅲ、HD16-85/3.5-5.6の85mm、ISO400、f6.3、1/800、AWB、鮮やか)

西側の教会への入口の上にも、竪琴を持つダビデ王、ライオンと女性のレリーフがあります。ここはネルリ川岸にあり、春には周りの草原が洪水で水没し、教会は水に浮かぶような姿になるそうです。それも美しいらしいので見てみたいですね。

(PENTAX K-3Ⅲ、HD16-85/3.5-5.6の16mm、ISO400、f8、1/500、AWB、鮮やか)

北側は、3つのドームになっていて、比較的シンプルな外観です。もともとは、この教会は石造りの城郭の一部だったそうですが、他の部分は取り壊されてしまい、この教会だけが残っています。北側の壁は、白大理石の質感が残っている貴重な部分です。