こんにちは!今回も当ブログをご覧になって頂きありがとうございます。今日は小雨の降る、晩秋のノヴォスパスキー修道院の様子をご覧になって頂こうと思います。モスクワ市内にはロシア正教の大聖堂、教会など数えられないほど数多くあります。コローメンスコエに行った帰り道、その中でも、明らかにスケールの違うノヴォスパスキー修道院に行ってきました。

(PENTAX K-3Ⅲ、HD☆16-50/2.8の21.88mm、ISO400、f4.5、1/80、AWB、鮮やか)

ノヴォスパスキー修道院は、モスクワ川の近くの丘にある、ロシア正教会の中でも、直接教主教につながっている格式の高い修道院です。15世紀末に建築されてから、ロマノフ家の墓所となっているなど密接な関係があったことで知られています。

(PENTAX K-3Ⅲ、HD☆16-50/2.8の16mm、ISO400、f4.5、1/30、AWB、鮮やか)

コローメンスコエもそうですが、修道院は城塞建築となっており、厳重な城壁、櫓で守られています。事実、ノヴォスパスキー修道院も、1812年のナポレオンの侵攻の際には戦場となり、ひどく損傷を受けたそうです。今ある建物は19世紀に整備されたものです。

(PENTAX K-3Ⅲ、HD☆16-50/2.8の39.38mm、ISO400、f4.5、1/80、AWB、鮮やか)

生憎、大聖堂は改修工事中でした(ピントが甘い写真で恐縮です)。オリジナルは17世紀に建築されたこの大聖堂は、ロシア革命後荒廃し、1918年には強制収容所になり、1935年からはソ連の内務人民委員会によって管理され書庫、倉庫になっていたそうです。恐ろしい歴史がありそうです。。

(PENTAX K-3Ⅲ、HD☆16-50/2.8の31.25mm、ISO400、f4、1/100、AWB、鮮やか)

1990年に修道院をモスクワ総主教区に戻すことが決定され、修道院として復活しました。それから順次構内の建築物も整備され、写真の鐘も2014年に再建されたとのこと。この金はロマノフ鐘と言われて16トンもあるそうです。

(PENTAX K-3Ⅲ、HD☆16-50/2.8の16mm、ISO400、f4、1/60、AWB、鮮やか)

まだ5時前というのに、辺りは暗くなってきました。修道院内の食堂という名前の、有名なスープレストランの明かりがうらやましく思えました。この日は気温3度くらいで、風もあったので、冷えてきました。家に帰って暖かいものを食べよう!と、晩秋のノヴォスパスキー修道院を後にしました。