こんにちは!今回も当ブログをご覧になって頂きありがとうございます。今回は、サンクトペテルブルグと言えば、ロシア人も最初に必ず挙げる、聖イサアク大聖堂を紹介させていただきます。現在の聖イサアク大聖堂は、1818年から1858年まで40年かけて建設されました。ドームの高さは101.5メートル、周囲の重厚な装飾と相まって実に堂々たる姿で、40年かかるわな―という感じです。

(PENTAX K-3Ⅲ、HD16-85/3.5-5.6の47.5mm、ISO400、f8、1/800、AWB、鮮やか)

堂々たる外観の聖イサアク大聖堂は、ロシア・ビザンチン建築様式といわれる十字型の平面建屋に、中央部に巨大ドーム、四方に小ドームを配置する様式を基本に、ギリシャの古代建築を彷彿とさせる新古典主義様式によるファサードで建設されています。ビザンチン様式というと、イスタンブールのアヤソフィアを思い出しますが、更にそれよりもドームの高さが高い!大聖堂内に入ると、あまりの大きさに距離感がおかしくなります。

(PENTAX K-3Ⅲ、HD16-85/3.5-5.6の16mm、ISO1600、f3.5、1/125、AWB、鮮やか)

大聖堂内は、ロシア正教の教会建築共通ですが、椅子がありませんので、がらんとしており、更に建物が大きく、広く感じられます。巨大な柱が並び、その間には無数のイコンが飾られています。石柱は、孔雀石、ラピスラズリで装飾され、金箔があしらわれたイコンが輝いて、この世のものとは思えない景色です。

(PENTAX K-3Ⅲ、HD16-85/3.5-5.6の16mm、ISO1600、f4、1/125、AWB、鮮やか)

聖堂内には、ところどころに祭壇が設けられ、その前に蝋燭をささげて、お祈りをしている信者の皆さんがいました。私も、一刻も早く戦争が終わることをお祈りしました。ロシア正教の教会でお祈りしても効果があるのか?ロシア人でも、心から戦争に賛成している人などいないと思います。

(PENTAX K-3Ⅲ、HD16-85/3.5-5.6の16mm、ISO1600、f4.5、1/160、AWB、鮮やか)

天井を見ると、はるか頭上に天井画が描かれています。写真に撮ると平面的に見えますが、実際ははるか頭上で距離感がおかしくなりました。ここのドームは、キューポラと言われる塔の部分が長いので、大きい窓から光が差し込んできます。この日は曇っていましたが、晴れの日はさらに光が入ってきれいだろうなと思いました。今回は時間がなく、ここでモスクワに帰りました。エルミタージュとか他の行って見たいところは、次回までのお預けです!