こんにちは!今回も当ブログをご覧になって頂きありがとうございます。今回は、ロシア第二の都市、サンクトペテルブルグにある、ロシア正教の独特の屋根の形をした、ハリストス復活大聖堂、またの名を「血の上の救世主教会」を紹介させていただきます。サンクトペテルブルグは、モスクワから約700㎞北にあり、モスクワからは飛行機で一時間、あるいは高速鉄道のサプサンで約4時間です。今回はサプサンで行ってきました。

(PENTAX K-3Ⅲ、HD16-85/3.5-5.6の35mm、ISO400、f9、1/800、AWB、鮮やか)

現在鐘楼は修理中ですが、ご覧の通り、一番高い屋根の上には、ロシア正教伝統のアイスクリームの屋根が!「血の上の救世主教会」は、ロシア皇帝アレクサンドル2世暗殺を追悼するために、1907年に暗殺現場に建立されたのもので、血なまぐさい名前がついています。今から116年前に完成した比較的新しい建築ですが、サンクトペテルブルグの他の主な建築様式であるバロックや新古典主義と違い、モスクワの聖ワシーリー大聖堂と同じくロシアナショナリズム様式で設計されています。

(PENTAX K-3Ⅲ、HD16-85/3.5-5.6の75mm、ISO200、f7.1、1/800、AWB、鮮やか)

上は、先日撮影した、モスクワの聖ワシーリー大聖堂です。これは1560年に完成した建築で、当初は無彩色だったそうですが、17~19世紀にかけて彩色されたそうです。すべての塔の屋根は違うデザインとなっているのは共通していますね。微妙な模様と、色使いが違います。共通しているのは、見た目と、両方とも世界遺産に指定されていることです。独特な発展を遂げているロシア文化、残って欲しいと思う一方で、他国の文化も大切に考えて欲しいと切に願います。