こんにちは!今回も当ブログをご覧になって頂きありがとうございます。モスクワには9つのターミナル駅があります。そのうち、今まで行って見たのは、近所の①べラルースキー駅、②キエフスキー駅、③カザンスキー駅、④レニングラードスキー駅、⑤ヤロスラフスキー駅ですが、今回⑥クールスキー駅に行ってきましたので、ご紹介したいと思います。残すところ、いよいよ3駅。モスクワにいる間に制覇したいと思います。

(PENTAX K-3Ⅲ、HD16-85/3.5-5.6の47.5mm、ISO1600、f5.6、1/200、AWB、鮮やか)

クールスキー駅は、もともとは1861年に開業した歴史の古い駅になります。この駅の建物は1896年に建設されましたが、1970年に旧駅舎の外側をガラスで囲う近代化の工事が完成しました。旧駅舎の雰囲気は外側からはわからないものになっています。周辺も再開発されており、巨大なショッピングモールが駅前に建てられています。

(PENTAX K-3Ⅲ、HD16-85/3.5-5.6の47.5mm、ISO1600、f4、1/50、AWB、鮮やか)

駅舎に入ると、天井が非常に高い巨大なホールになっており、列車の出発する時刻表と、その下に切符売り場が並んでいます。ここでは、英語の表示がところどころありますが、言葉はロシア語しか通じません。私は全くロシア語ができませんが、ロシア人は助け合いの精神に満ちており、困っていると必ず通訳してくれる人がいます。非友好国の人間だとわかっていると思いますが、嫌がらせを受けたことは全くありません。

(PENTAX K-3Ⅲ、HD16-85/3.5-5.6の16mm、ISO1600、f8、1/400、AWB、鮮やか)

駅前には、巨大なショッピングモールがあり、壁面には巨大なポップアートが描かれています。駅の周辺にはいたるところにポップアートがあり、ロシアの街とは思えない雰囲気です。私は、日本でいえば、新宿駅に雰囲気が似ているのかな?と思います。ショッピングモールの向こう側には、超高層のオフィス、ホテルが建設中です。近いうちにここも雰囲気がさらに大きく変わりそうです。

(PENTAX K-3Ⅲ、HD16-85/3.5-5.6の35mm、ISO1600、f5.6、1/400、AWB、鮮やか)

駅のホームに行って見ると、他のターミナル駅同様、長距離列車のホームへは入場券は必要なく出入りできました。丁度、ベルゴロド行きの列車が停まっていました。特急、急行など種別は時刻表には記載ありませんが、停車駅はかなり限定されており、列車によって料金もかなり違いますので、実質特急列車だと思います。ベルゴロドは、ウクライナ国境から30㎞ほどにある街ですが、外務省からは危険情報レベル4(退避勧告)とされている地域で、この列車で終点までイケません。

(PENTAX K-3Ⅲ、HD16-85/3.5-5.6の42.5mm、ISO1600、f4.5、1/125、AWB、鮮やか)

乗車時に銀河鉄道999の車掌さんのイメージの車掌さんが、切符と、身分証を照合しています。列車は、こぎれいな「ラースタチカ(燕)」と呼ばれる編成で、シーメンスとロシアの合弁のウラル機関車製です。座席は日本の特急と同じタイプです。列車にはデッキがついていないので、寒そうでした。運転時は160km/時でぶっ飛ばすそうです。一度乗ってみたいのですが、いつになることやら。

(昨日、銀河鉄道999の作者の松本零士さんが逝去されたニュースがありました。遠くロシアからですが、ご冥福を心からお祈りしたいと思います)