こんにちは!今回も当ブログをご覧になって頂きありがとうございます。モスクワに戻り、あまり活発に動き回るのも気が引ける日々です。今回は、先日、散髪に行ったついでに周辺をさっと歩いてみた景色をご紹介させていただこうと思います。

(PENTAX K-3Ⅲ、HD16-85/3.5-5.6の47.5mm、ISO800、f5.6、1/250、AWB、鮮やか)

ロシア正教の教会の建物と言えば、金色の玉ネギ屋根が目に浮かびますよね。聖母を奉ってある教会の屋根は、星付きの青色だってご存知でした?また、格式の高い教会は玉ネギ屋根の数は基本は5本なんです。5本はキリストと4人の福音書を書いたお弟子さんを表しているとのこと。屋根の尖っているのは、蠟燭の炎という話と、単に雪が積もらないようにという説を聞いたことがあります。

(PENTAX K-3Ⅲ、HD16-85/3.5-5.6の16mm、ISO800、f5、1/200、AWB、鮮やか)

私が行く床屋さんは、平和大通りにあります。そこから、クレムリンの方に向かって15分ほど歩いていくと、最初の写真の立派な教会が目に入ってきます。ここは、「ルビャンカの殉教者と告白者の教会」という名前で、2017年に建築されたばかりです。もともと修道院の敷地内に内務省の組織が設けられ、処刑された方が多数いたとか。。その跡地に、建てられたのがこの教会というわけです。

(PENTAX K-3Ⅲ、HD16-85/3.5-5.6の38.75mm、ISO400、f8、1/100、AWB、鮮やか)

ルビャンカ通りは、ご覧の通り、一方通行の立派な通りで、沿道には100年以上前の歴史的な建物が並んでいます。走っている車は、ベンツのようなヨーロッパの高級車が多いのですが、輸入ができなくなっていますので、何年かかけて中国車かロシア車に切り替わっていくのだと思います。ブラックジョークで、どちらがましなのか?と時々話に出ます。

(PENTAX K-3Ⅲ、HD16-85/3.5-5.6の85mm、ISO1600、f5.6、1/125、AWB、鮮やか)

ルビャンカ通りはクレムリンの方に坂になっており、ルビャンカ広場に下って行くと、有名な、黄色と赤のラインの入ったKGB本部ビルが正面に見えてきます。KBGを指す隠語で「ルビャンカ」とか、隣に子供向けの百貨店があるので「ジェーツキー・ミール(子供の世界)の隣」と言われていたらしいです。モスクワは、冬らしい、太陽が一日中でないどんよりとした曇りの日が続いています。ルビャンカ通りの歴史を感じ、散歩してもちっとも気が晴れない一日でした…