今回も当ブログをご覧になっていただきありがとうございます。

お正月早々使っているPCが電源が入らなくなる故障で入院してしまったので、やむを得ず10年くらい前に使っていたPCを引っ張り出し使い始めました。PCとか、スマートフォンとか、使えなくなると、改めてどんなに頼っていたのか痛感しますよね。
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ついに先日白ボディのA☆レンズをゲットしてしまいました。遠い昔憧れだったA☆レンズです。足かけ35年位たっていますでしょうか。私がカメラを始めた1980年代中盤、この時が今思うとPENTAXの全盛期だったような気がします。300/2.8は何をおいても「頂点」で、これを持っているカメラマンがまぶしかったです!
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LXに装着してみました。レンズだけで重さが3kgあり、ずっしり重量感たっぷりです。このレンズは外観多少使用感がありますが、5けたの価格でゲットできました。見つけた時は、ちょっと緊張してしまいました。そもそも300mmレンズ何本もあるじゃないの?今更MFレンズ使うの~、など頭の中をよぎりましたが、中古レンズは一期一会とゲットした次第です。このレンズには、フロントキャップがついていませんでしたが、HD560/5.6用のキャップで代用しています。キャップにはブランド名も何も入っていませんので、味気ないですが、丁度はまります。
早速最盛期のこのレンズの性能をチェックしてみました。あてになりませんがK-1Ⅱでテスト撮影したものをご覧になっていただきます。上からF2.8、f4、f8の順番です。(PENTAX K-1Ⅱ、ISO100、AWB、鮮やか、上段1/5000、中段1/2500、下段1/640)
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f2.8では、若干露出が足りない感じになりますが、色調に偏りはなく、すっきりした描写です。煙突の朱色の部分など色が渋めに発色しています。また描写が柔らかく、線が太く写っていることを感じます。画面四隅の光量低下、画像の乱れは感じません。f4に絞ると、露出不足感は解消し、クリアネスも完ぺきですっきりした絵になります。線も引き締まってコントラストが改善します。f8に絞ると、線もぐっと引き締まって、クリアネス、シャープネスの点からも完璧です。
次に近くを撮ってみました。最短撮影距離は3mとあまり寄れないところに、このレンズの古さを感じます。上からF2.8、f4、f8です。(PENTAX K-1Ⅱ、ISO100、AWB、鮮やか、上段1/640、中段1/320、下段1/80)
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f2.8では、向かって左側のねじにピントを合わせていますが、信じられないくらい被写界深度が浅いです。遠景と同様の傾向ですが、若干露出不足を感じます。発色は若干渋めで、ハイライト部分にフリンジが発生しています。ボケは非常に大きいですが、この近さだとf4で撮影した絵と大きさの違いはあまり感じません。f4に絞ると、クリアネス、シャープネスともぐっと良くなる感じです。露出不足を感じなくなるので、発色もよくなります。ボケは十分大きくてきれいです。f8まで絞ると画質はさらに引き締まる感じですが、背景の輪郭が目立ってくるので、少しうるさい印象になります。被写体によると思いますが、絞りを開けてインフォーカス部分をハイライトするなら、f4まで一段絞った方がよいと思います。
ということで、遠景、近景ともf4まで絞るとベストというのが私の結論です。同じA☆300mmでもF4との比較ではどうでしょうか?意外とA☆300/4もいい絵が撮れていますが、f4開放では甘さがあると思いますが皆さん、いかがでしょうか?過去の記事をぜひご参照ください。
PCが修理から戻りましたら、長崎の絵の続きを何枚かご覧になっていただこうと思います。今年もご愛読よろしくお願いします。