今回も当ブログをご覧になっていただきありがとうございます。今日ご覧になっていただきたいのは、中判カメラ用の望遠レンズのsmc PENTAX-FA 645 400mm F5.6 ED [IF]です。先日同じく中判用のFA645☆300/4をテストしてみましたが、こちらは☆なしのEDレンズ。☆有無の違いがあるのか、見てみたいと思います。
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(PENTAX K-1 MarkⅡ、ISO100、AWB、鮮やか、上段f5.6、1/640、下段f8、1/320)
f5.6、f8で比べてみました。曇り空でコントラストが低い絵になってしまっています。f5.6では橋げたなど立体感は十分感じますが、画像が少しにじみが感じられ、柔らかい感じになっています。色調に偏りは感じません。若干光量不足ですがf8に一段絞るとかなり解消されます。f8に絞ると、シャープネスも少し改善されますが、柔らかい画像です。
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(PENTAX K-1 MarkⅡ、ISO100、AWB、鮮やか、上段f5.6、1/160、下段f8、1/60)
近い所を撮影しましたが、f5.6ではわずかに露出不足を感じます。遠景同様、画像は柔らかめですが、解像感はあるので、ピントが合ったところは浮き上がるように見えます。ボケ味も前後とも悪くないと思います。f8に絞ると、露出不足、コントラストが少し改善されますが、やはり柔らかい感じは残っています。
FA645☆300/4との比較では、流石☆(スター)レンズと思わざるを得ない結果になりました。FA645 400/5.6も決してまずい描写ではありませんが、FA645☆300/4はf4から画像ににじみがなく、シャープネスは素晴らしいものがあります。この二本のレンズは価格も46万円 vs 26万円、重さが1490g vs 1260gといずれもFA645☆300/4が上回っているのも納得です。高級レンズ恐るべしです!