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今回紹介するのは、それまでのAシリーズの黒い外観、もしくは白灰色からガラッとアイボリーホワイトの外観に代わった、異色の白スターレンズsmc PENTAX-F☆ 300mm F4.5 ED [IF]です。最初にこのレンズを、当時は新橋駅の近くにあった○橋カメラで見たときには、なんてかっこいいレンズなんだろうと思いました。今から15年くらい前でしたね。その時は、何を血迷ったのか、smc PENTAX-A 400/5.6を購入し(その後売却)、F☆300/4.5は購入しなかったのですが。。
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このF☆300/4.5は、長いこと人気がないレンズでした。確かに、このレンズが発売された1987年は大口径レンズ全盛の時代で、明るさはそこそこでしたが値段は贅沢にEDレンズを使っていることもあり、高価なレンズだったのが理由だっだのでしょうか。。AシリーズのA☆300/4よりも半絞り暗くなった代わりにレンズ本体は若干コンパクトはなったのですが、A☆300/4にはなかったしっかりした巨大三脚座が付属しており、取り回しが悪かったせいでしょうか。。Fシリーズの後、すぐにFAシリーズに移行してしまったため、このレンズの販売期間は非常に短かったのは事実です。私がこのレンズを「救出」したのは、オークションだったのですが、三脚座がついて居ない状態で非常に安く購入できました。その後、奇跡的に三脚座だけ、やはりオークションで購入でき、今ではセットになりました。
さて、レンズの写り具合ですが、近景、遠景とも非常に良好です。近景は、上段がf4.5、下段がf8です。f4.5でも画面は非常に均質で、ボケも自然できれいです。描写もクリーンで濁った感じはありません。ただ下段のf8と比べると、輪郭の部分がちょっと柔らかくなっています。(上段:f4.5、1/800、下段:f8、1/250、両方K-3、ISO200)
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次に遠景ですが、上段がf4.5、下段がf8です。(上段:f4.5、1/2000、下段:f8、1/800、両方K-3、ISO200)遠景も、APS-Cフォーマットの恩恵を受けて、真ん中のおいしいところだけを使っていることもあると思いますが、均質でF4.5からコントラストがあります。f8まで絞った時の描写は大したものです。
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今回テストしてみて、改めましてF☆300/4.5の実力をちょっとだけ垣間見ました。このレンズは、K-3で使うと450mm相当の超望遠レンズになりますが、引き寄せ効果も大きいので、朝もやとか、夕景を撮ってみようと思います。夜景もいいかもしれません。そういえば先日撮ってみたものがありますので、ご覧ください。(K-3、f8、6"、ISO200)
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光のにじみもなく、結構きれいです。今度は、港の景色を狙ってみようかなと思います。
今日も長文にお付き合いいただきありがとうございました。次回もよろしくお願いします。