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今回紹介するのは、smc PENTAX-A☆ マクロ 200mm F4 EDです。A☆(スター)レンズで、唯一のマクロレンズです。外見は、しっかりとした三脚座がついているマクロレンズで、スターレンズのお約束(除くA☆300/4)の緑色の鉢巻きが誇らしいです。
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フィルムをメインにしていた時には、このレンズが使いにくくてかないませんでした。というのも、三脚がないとぶれて仕方がないのです。また、三脚をつけていると、取り回しが非常に悪くなり、昆虫とかの写真を撮るのなんてとても無理だと思っていました。カメラ雑誌を見ると、プロの写真家の方が、すごいクローズアップの花とか、昆虫の写真をこともなげに撮っている写真を見ますが、とんでもない数量の掲載されない写真の上に存在しているものだと思いますし、素人には想像できないような長時間がかかっているに違いないと思います。レンズ外見を違う角度からもう一枚。
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このレンズ、10年くらい前は結構普通にカメラ屋さんに行くと発見できたものでした。私はオークションで、最近の価格の1/3以下のすごくお値打ちな値段で入手しました。何でそんなに安かったのか、ちょっと思い当たる節がないのですが、デジカメでこのレンズを使うニーズがなかったのでしょうか?
このレンズ、デジカメのKシリーズになるまで知らなかったのですが、近接撮影時のピントがあっているところのシャープな感じが実はものすごいです。お恥ずかしながら、フィルム時代は使いにくくてしょうがない代表だったのですが、手ぶれ補正がデジカメで使えるようになって、その威力にびっくりしました。
下記の近接撮影では、上段のf4も下段のf8も、画像の切れに違いがないので、拡大してご覧になってください。(上段:f4、1/400、下段:f8、1/100、両方K-3、ISO100)
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マクロレンズの一般的な傾向ですが、遠景では絞ってやらないと画像が柔らかくなることがあります。このレンズも典型的だと思っています。上段がf4、下段がf8ですが、f8まで絞ると画像の均質さ、シャープネスが全く違ってきます。。(上段:f4、1/4000、下段:f8、1/800、両方K-3、ISO100)
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いろいろなレンズを比較してみて思ったのは、ペンタックスのレンズはかなり優秀で、ちょっと古いものでも、f5.6~8まで絞れば、十分すぎるほどデジカメでも通用するシャープでクリアな画質になるということです。絶対尺度ではなかなかわからないです。来年春には、いよいよフルサイズのデジカメがペンタックスからデビューするようですが、今から楽しみです。
今日も長文にお付き合いいただきありがとうございました。次回もレンズシリーズ、続けてみたいと思います。引き続きよろしくお付き合いのほどを。