smc PENTAX-A 50㎜ F1.2 Special – ペンタックス最後?のF1.2
こんにちは!今回も当ブログをご覧になって頂きありがとうございます。今回は、ペンタックス最後?のF1.2大口径レンズ、smc PENTAX-A 50㎜ F1.2 Special(A50/1.2 SP)について紹介させていただきます。2000年にPENTAX LX 2000とセットで販売されたもので、私もセットでオークションから救出しました。時々このレンズが欲しいためか、カメラ本体だけで売られているのを見かけますが、セットで初めてデザイン的な価値が出るものを、あえてバラバラにするのは悲しいことです。。ペンタックスは、1975年に他社に先駆けKマウントの50㎜ F1.2レンズ(K50/1.2)を発売しましたが、これが高性能だったためか、同じ6群7枚のレンズ構成で、絞りにマルチモード対応の「A」指標を設け、かつ、収差など改良をしたものが、1983年に発売されたA50/1.2と言われています。そう言われるとレンズ構成図はそっくりですね。A50/1.2は、AF化されることもなく、2010年くらいまでロングセラーとなっていたようです。価格も改訂され、最後は92,000円でした。A50/1.2の外装をアルミ削り出しのLimited仕様に変更したものがA50/1.2 SPです。LX 2000は1000台のみの受注生産だったので、A50/1.2 SPも1000本存在しているはず、です。残念ながら、リコーには今後一眼レフカメラとレンズを開発するキャパシティはないと見受けられるので、A50/1.2はペンタックスブランド最後のF1.2レンズになってしまいそうです。さて、横道にそれましたが、K50/1.2と比較しながら、フルサイズで再テストしてみました。上段からf1.2 1/4000、f2.8 1/1000、f5.6 1/200、f11 1/50です(共通:PENTAX K-1Ⅱ、ISO100、AWB、鮮やか)。描写は、K50/1.2と似ています。f1.2では滲みがあり、線が太く柔らかい描写となっていますが、芯はしっかりあります。色調は、K50/1.2と比べるとやや暖調ですが、クセはありません。周辺光量の低下が少々感じられます。f2.8では、線がぐっと細くなり締まります。色の変化はなくクリアな描写です。周辺光量低下はほぼ解消します。f5.6まで絞ると、線は更に締まり、クリアでコントラストが高くなります。f11に絞っても、f5.6からは大きい改善は見られません。次に、70㎝くらいの距離で、上段からf1.2 1/1250、f2.8 1/125、f5.6 1/30、f11 1/8です(共通:PENTAX K-1Ⅱ、ISO100、AWB、鮮やか)。f1.2では、線が太く、滲みもあるので柔らかい描写です。ボケは大きくきれいですが、左下の玉ボケは口径食の影響でレモン形に変形し、周辺光量の低下を感じます。K50/1.2と似た描写ですが、暖色系で色乗りがいいですね。f2.8では、シャープ感が格段に向上しますが、ボケ味は良好、周辺光量低下はほぼなくなります。f5.6では、遠景同様、シャープ感はもう一段向上します。ボケ味は、小さくなるものの、悪くありません。f11に絞っても、シャープ感はそれほど改善しません遠景、近景とも、描写はK50/1.2と似ています。絞り開放の柔らかな描写から、f2.8に絞ると急にシャープ感が出て、f5.6では完璧な描写になることは共通でした。違う点は、色調がA50/1.2SPの方が暖色調で、色乗りが濃いことです。私はA50/1.2SPの色調の方が好きかな。また、デジカメでの操作はA50/1.2SPの方が絞りの操作がはるかに楽です。2本の兄弟50㎜大口径レンズ、しっかり使っていこうと思います!