whitebigのブログ

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ハーフマラソンからウルトラマラソンまでロード中心で走ります。目標はやっぱり……Spartathlon?

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コロナ旋風で相次ぐ大会中止の中、無事に開催となった小江戸大江戸。9回目の出場となり、感慨深い。12月と1月の月間走行距離を足しても200kmに満たない自分が、どれだけやれるかは人体実験みたいなものてへぺろ

206kmになった新コースでの結果は以下の通り。



今年から、こあしすエイドが無くなり、新宿~スカイツリー区間のコースが変更となった。また、新たにエイドとなった小伝馬町は、直前でエイド設置を見合わせ。補給云々より、気持ちの部分で寂しさがあった。こあしすのK先生は元気かな?

スタートは、ゲート?の横に立ってほぼ全てのランナーをお見送り。自分に気づいてくれたランナーは広島のYさん、昨年都内を並走したO橋さんの2人だけだったかな?映像で確認する限り、スタートは最後から3番目だった。参加者も増えて、スタートまで10分以上かかってる。

今年はT師匠が参加者リストに見あたらず。誰か一緒に走ってくれそうな人は………と考えていたら230の部にエントリーしているDさん。今年は予定があって途中離脱するつもりらしいが、お互いに2012年の第2回大会から完走し続けてきた間柄。自分がこうして走れているのもDさんのおかげだなぁとも強く思う。

Dさんと並走していると、色んな人に会って一声かけながら先に行かせてもらう。番長さん、遠目からでも色が目立つなぁ。

吉見エイドを過ぎ、菜の花を見ながら河川敷を進むと、小江戸大江戸10年連続参加のM田さんと、スタートで自分に気づいてくれた広島のYさんが並走しているのが見える。M田さん=女性を侍らせて走る人、というイメージ。これがずっと完走し続ける強さの秘訣かな。見た目にはこわい人ガーン

思ったより暑くてペースが上がらず。鹿島古墳あたりではゴジラさんを発見。話はさくら道の話に。スタート時間や制限時間の変更、これまで海外ランナーの世話役をされていた方の引退、今後大会のあり方も変わっていくんでしょう。sympathyとattitude。他者に対する共感、他者に喜んでもらうための行為、佐藤良二さんが伝えたかったことが、これからの人に伝わるような大会であり続けて欲しい。まぁ、自分もよくわかってないのに偉そうに言えないけど。

重忠橋のコンビニではガリガリ君のピスタチオ味を補給。棒を確認したら、もちろん外れ。今回は小江戸のみ参加のWさんは座骨神経痛でしんどそう。とはいえ、ビール片手に朗々と語る姿は元気そうだ。座骨神経痛で進めないというのもフェイク?

浄恩寺エイドでしっかり目に補給して進むと、歩くニットさんを発見。故障してるなりにゴールまでのペース配分を模索しているみたい。練習会で走った時も、追い込まれてからのメンタルが凄いと思った人。しかし、いつも思うのは、脹ら脛がめちゃくちゃ太い!ということ。

唐古では肉うどんとプリンでじっくり補給。のんびり楽しみすぎ!というツッコミを受けて、ここからの追い上げを期待されるものの、そんな予定はない。そのやりとりを聞いていたランナーが、川越までに向かう道で「あれだけ言われる位だから、凄い方なんですか?」と聞いてきたが、そんなことはない。ただいじられているだけ。

川越に戻るまでにすっかり暗くなってしまった。簡単に補給を済ませる。割と暖かいため、走っていたら寒くないはずと思いシェルはノースリーブのやつだけをザックに引っかける。今まで一番の軽装で大江戸区間に繰り出す。

エンジンが入れられそうだったら、ギアチェンジしようかと思ったが、練習不足の脚では無理だった。動きが重くてもどかしい。いきなりタメ語で話かけてついてくるランナーがいた。初対面でなぜか友達自慢の話をしてくる。あなたはどなた?と言いたかった。話かけられれば、できるだけお応えはしたいのだが、自分もそこまで器は大きくない。

大してスピードは出なくて、安全運転モードだが川越街道では何人かには追いつく。かなり元気に脚が動いている3人組の方がいたので憑依モードに。抜きつ抜かれつしていたら成願寺に到着。到着後にお礼を言ったら、お互い様ですから~と切り返してくださり心の広さに救われる。優しい!

成願寺は、定番のカレーに加え、せんべい汁とフルーツポンチを補給してゆっくり。S原さんとの会話は楽しくて気分転換になる。
昨年、ここでスタッフをされていた方が事件に巻き込まれ、大会翌日に命を落としている。2019年2月25日。面識はないが、話を聞く限り、強くて穏やかで信念を持った方であったということはわかる。忘れてはいけない日だ。ピースランの「しぶ&ピース」のチームシャツにも刻まれた数字。

成願寺を出れば東京観光ロゲが始まる。がそんなに楽しい気持ちになれず、脚の動かなさに気持ちがダウンした。それでも、神宮外苑や東京タワーの私設エイドには救われ、気持ちを前向きに保つことができた。


北の丸公園の写真ポイントでは、昨年も並走したO橋さんに追いつく。吐き気がして具合が悪いそうだが、疲れきった様子も無く、そうとは思えないほど冷静な感じ。小伝馬町までは集団走になった。

小伝馬町ではピースランの時のチームメートの方と再会。速いよ!と声をかけてくださる。ここまで、ゆっくりしすぎ、楽しみすぎ言われ続けたので、初めて誉めてもらえた感じ。チェックだけと言われていたが簡単な補給もできて助かった。

ここからおしなりエイドまでは地獄の区間。信号毎にストップ&ゴーの繰り返し。止まると風がふいて身体が冷えて動かなくなる。リズムに乗れない区間だった。あぁだめだぁ~。

おしなりエイドでは無声ブラヴォーのお出迎え。それを見ると身体はボロボロだけど自然と笑顔になれる。おしなりエイドにはワラーチさんとH澤さんも。二人とも力のあるランナーだけど、なんでこの時間にこんな所にいるの?という感じだった。

ワラーチさんはその後、物凄いスピードで走り去っていった。尋常じゃない上げ方。キロ5位のペースなんじゃないかと思う。脱帽だった。帽子かぶってないけど。

H澤さんは明らかに眠そう。おしなりでも寝てたみたいだけどそれでも足りなかったみたい。自分も身体が動かないと、頭も働かなくなってくる。走るモチベーションが湧かず楽な方へと流される。コンビニに寄ったりしてダラダラ進む。

王子を過ぎた自販機の何カ所かには吐瀉物があった。あくまで推測でしかないけど、きっと前を走るランナーのものだと思う。王子駅付近には公衆トイレもあったし、できれば有効利用してもらいたかったですね。

高島平を過ぎてからは残りを歩きメインでいっても28時間位で帰れるかと計算し始めた。そんな矢先、大江戸コーストップのAさんに軽快に抜かされた。相変わらず凄い人。見るからに徳が高そう。

河川敷に入り歩きモードでダラダラしていると、去年夜間に並走していた女性ランナーが、自転車に乗って近づいてくる。今年は走らないんですか?というこちらの問いかけに、「美容のために」というよくわからない切り返しをされる。どこか故障しているけど、それを言いたくないんだろうなぁと推察。
「走れるでしょ。なんで走らないの」と言われ答えに窮する。走れないのをごまかすために、フェイスタオルで汗をふきふき。すると、「そんなものいらないでしょ」とツッコミを受ける。自分の調子が上がらないところをみられるのは気まずい。沖サバを完走するくらいだから普通の人じゃないけど、一応は女性。ぬぅぅぅ~。

動かない脚に謝りつつ、引きずるようにして走ることを再開。とりあえず、ゆっくりでいいから走ることを心がけた。見た目悪くても、格好悪くても、走っていればOK。もう開き直るしかない。

秋ヶ瀬エイドは、チェックだけ済ませてすぐに出た。ゆっくりすると動けなくなってしまいそうだったから。スタッフの方が来年は230kmで!、とゴールする前からもう来年の話。

ゴールの川越までは230kmの屈強なランナー達とすれ違いなら川越街道を進む。昨年のさくら道2位のIさん、ピースランのソロ完走を達成したSさんとか爽やかに走っていてまぶしすぎる。ワラーチさんも、なかなかの順位で折り返してきた。あそこからここまで上げられるのか~とビックリ。

ゴール後はスタッフのS石さんに「安定の完走で」と一声かけてもらう。この状況で大会を開催してくれたことには本当に感謝。
他のスケジュールよりも小江戸大江戸を優先してきたし、スタート地点に立てばゴールするまでやめないと決めて実行してきた。「誰でもできることだけど、実際にはやらないこと」を続けてきたのだと思う。やはりこの大会が原点だし、好き。来年はその気持ちを込めて、また一つ完走を重ねるつもりウインクつまり、10年連続の完走へ!


13日の朝の飛行機で青森到着。空港から弘前までのバスでU井さんを発見。弘前駅から会場まで昼食をはさみつつ一緒に歩いて向かうことに。

「煮干結社」という弘前城近くの店でラーメンを食す。塩分をしっかり補給しておこうと、スープはほぼ飲みきった。

13:30~15:30開会式@ 弘前文化センター
大会の注意事項の確認。コースロストしてもCPを通過していればOK、ライトは2台持ちを推奨、といった点が案内に記載されてなくて補足された点だろう。
招待選手として広島のT水さんがスピーチ。先生なので、話が上手い!
ドロップの荷物は、ゼリー飲料、ワセリン、ボディペーパー、着替えのシャツ等を預けた。
スタート前には地元紙の人に、大会に参加したきっかけや目標タイムを聞かれたので、帰りの飛行機に間に合うように44時間以内と答えた。

17:00スタート@弘前公園東門
スタートしてすぐのところで開会式の司会進行を務めていた女性に声をかけられた。神宮でもスタッフをしてくださっていた方で、8月のピースランではS谷さんのサポートをするらしい。

女性のエスコート中のM田さんにも超ウルトラの極意を聞きたく声をかけてみた。2晩目になると頭がおかしくなると相談したら、当たり前だって言われて安心した。たぶん、2晩を超えるレースは仮眠を入れるタイミングも大切。

M田さんと話していると、後ろからのぶさん。ゆっくりペースに付き合ってくれて、少しの間話していたが、頭痛が酷い。コーヒーを抜いてきた影響だろうか。上り基調なのもしんどい。

嶽温泉エイドはメロンが激ウマ!エイド直後の私設エイドもさくらんぼ、干しリンゴ、温泉卵が美味しい。

CP2の日本海拠点館に向かう道では、リラックスしたフォームて進むランナーに声をかける。Iさん、沖サバにエントリーしているらしい。骨盤の使い方について熱く語ってくださった。みやすのんきの本がオススメらしい。

途中、頭がぼんやりしてきたので気分転換にコンビニにピットイン。プリンとホットコーヒーでまったり。そうしたら急激に身体が動くようになり、先行するランナーをスルスル抜いていく。十三湖は、大阪在住の人間だとジュウソウとしか読めないですな(笑)。

快走は続いてCP4のにしん御殿へ。到着すると知り合いが多くて一安心。ゆっくりペースだと思ったけど、ジャーニーだから緩くていいんだと思えた。カレーにフルーツポンチ、果物でしっかり補給。カレーはリンゴの甘味が効いていて美味しい!

ちょうど夜が明けてきたので、ライトと反射襷をしまってリスタート。
CP5津軽の像記念館では、スタッフの人がいないので、念のため証拠写真をパシャリ。そこへ、先行していたはずのH澤さんが合流。

竜飛崎への登り坂はコース最大の難関だが、気がつけば周りは知り合いだらけ。T水さんにH澤さん、Jコーチと豪華な顔ぶれ。
「あそこに見えるクッパ城みたいなのが次のエイドだから。近そうに見えて4km位あるから。」とJコーチ。眺瞰台エイドまでは九十九折りの連続で日差しもあって、けっこう苦しむことになった。

眺瞰台エイドから、じっくり下っていくと竜飛崎に到着。H澤さんにボタン押してみるといいよ、と言われ、ボタンを押すと大音量の津軽海峡冬景色が流れる。心臓に悪すぎる。
猿がいたけど、割と大人しめなので怖くなかった。



竜飛地区コミュニティーセンターはH澤さんJコーチと一緒に到着したものの、そこからはそれぞれに疲労が出始める。
H澤さんはカフェインをとったら頭がスッキリしたみたいで、ドンドン先に行ってしまった。自分とJコーチはグダグダ。それぞれのタイミングで歩いたり、道端で横になったりを繰り返す。
CP6の竜飛地区コミュニティーセンターからCP9の道の駅たいらだてまでは時速換算だと4、5km/h位。
これから2回目の夜を迎える不安と、メンタルの壊れ具合とを考慮してリタイアが頭に浮かぶ。お腹がすいたこともあり道の駅の店で中華丼を注文。そうしたら嫌いなアサリがたっぷりトッピングされていて、涙。

アサリを注意深くよけて、胃に押し込むように中華丼を平らげると、CPにJコーチが到着していた。申し訳ないけど次のCPでリタイアします・・・と告げると、全力で引き止められた。
そこからはJコーチのスパルタ指導のおかげで走行ペースはキロ6以内に復活。一方でネガティブ発言、愚痴が絶えない自分。さくら道以来の久々の共走の余韻に浸りたいけど、二人ともやや不調。

CP10のふるさと体験館は狙い通り暗くなる前に到着。リタイアするつもりだったが、到着順位もグダグダしてる割にはそこそこだし、ゴールまでの85kmに20時間かけても帰りの飛行機に間に合う計算だったので前言撤回することに。

必要以上に相手(ゴールまでの道のり)をリスペクトし過ぎて萎縮しない、潰れて大撃沈だけは避ける、シングルヒットで良い、・・・などと自分に言い聞かせる。冷静になれば完走は難しくないはずだ。

177kmの選手との合流地点では、177km女子トップ選手に遭遇。自分とJコーチの2人で走っているところに余裕でついてきた。200km近く走ってるのに元気ですね~と言われたが、あなたには負けるわ~という感じだった。

CP11パルナスはゆっくり仮眠ができる最終地点だとJコーチに言われていた。まだ、眠気は酷くないが、最悪の事態になる前に休みを挟んでおくことを選択。Jコーチと一緒に横になったら意外とすぐに寝落ちしていた(笑)。
パッと目が覚めた時には1時間以上経過。Jコーチはまだ熟睡モードだったので、ホットコーヒーとレモネードを注入してメモだけ残して、先に出発。

睡眠が効いて頭は冴えている感覚があったが、次のCPである斜陽館の場所が分からず付近をグルグル。停車中の車に近寄り、道を尋ねたら驚いた顔をされたけど、丁寧に道を教えてくれた。

ここからはひたすら真っ直ぐ行けば良く道迷いの心配がない。バイパスと旧道の分かれ道はバイパスを選択。距離的にはバイパスが短いらしいが、歩道がない箇所もあり、車とのすれ違いには神経を使った。
バイパスと旧道が再度交差する地点のファミマで飲むヨーグルトとフィナンシエを購入。ヨーグルトをその場で一気飲みし、フィナンシエを少しずつかじりながらジョグ。とても美味しい!

道の駅つるたまでの道のりで2人ほどパス。1人は声をかけても反応が薄く、ライトも点灯していない。危ないなぁと思ったけど、注意できず先に進んでしまった。

CP13スポーツプラザ藤崎までの道のりは途中で真っ暗闇になる箇所があったし、歩道がガタガタで着地の際に負担がかかった。
ランナーが後方にいたので、何度も後方を振り返り、早く来て~のつもりでサインを送る。
藤崎のCPではリンゴジュースが美味しい!程なくして2人のランナーが到着。完走経験のある方々で道案内がてら、少し引っ張っていただくことに。

黒石までの道のりは真っ直ぐの道が続き、気が遠くなったけれど、少しずつ夜が明けてくると心が穏やかになった。朝焼けが、これまでの闇の孤独を癒してくれる。
不安ばかりだった2晩超えも、意識が混濁したり暴走したりせずに済んだことに満足した。
CP14黒石駅ではつゆ焼きそばを食べたが、喉ごしがよく、一気に食べれちゃう。まるで飲み物。

藤崎でもご一緒した2人と同時にエイドを出発し、ラスト約10km。皆、動き出しが鈍っていたけど、それぞれのペースでラストスパート。
自分は左足がシンスプリント気味で、着地毎に痛みが出たので、無理せず、だけど緩めすぎずで踏ん張った。

最後は日差しが出てきて暑いくらい。ゴールのさくら野百貨店への入り方がちょっと難しい。Jコーチが、小江戸大江戸の最後のケーズデンキみたいなもの、と言っていたけどなるほどなぁという感じ。地図で見る①と実際の位置とのズレを感じた。

とはいえ最後はGooglemapに頼ってfinish!
37時間ちょっとでメンタルが乱高下した割には上出来で、帰りの飛行機にも十分な時間の余裕ができた。
お風呂に入れる午前8時までウトウトしながら待機するのはしんどかった~。エマージェンシーシート持ってきてなかったので、雨対策で持参したポンチョにくるまって2時間ほどやり過ごした。

走ってみての反省は
①浮腫対策で大きめのシューズを履くのはNG。着地が不安定になるし足底や脛を痛めることにつながった。
②必要以上に不安がらない。そのためには事前の計画や成功経験が必要。今回は2晩目で潰れるというこれまでの経験にとらわれて、本気でリタイアを検討した。暴走しなかった今回の経験は次に生かしたい。
③身体のサインには素直に。眠気や痛みを薬で抑えるのは危険。眠ければ寝るべきだし、痛ければ痛みの出ないフォームを模索する。眠気対策でコーラをやたらに飲んだことや、ゴール翌日の仕事前にガスターを飲んだのはご愛嬌ということで。

最後に道中一緒になったランナーの方々や、エイドで支えてくださったスタッフの方に多謝!
4回目のさくら道、回想録にはおさまらない部分の記録を。

<事前の荷物預け>
CP2白鳥ふれあい公園→モンベルジオライン、長袖(パタゴニアCP3)、薄手シェル、バラクラバ、手袋、ヘッドライト、ハンドライト、電池
CP3荘川桜→レインウェア上、電池予備
CP5大鋸屋→半袖シャツ

<当日>
金沢行きの荷物預けを済ませ、スタート地点に行ったら計測リストバンドが手元に無いことに気づく。猛ダッシュでトラックまで戻り、スーツケースから取り出した。第一組のスタートにはギリギリ間に合って平静を装うも、緊張しているのは間違いないようだ。


最終組で名古屋城をスタート&スロースターターのため、スタートから約1時間はニッシーさんと共に最後尾を走り、ペースは悪くないことを確認しあった。傷のなめ合いとでもいうべきか。

20km過ぎてからT島さんに追いつく。行きの新幹線の便が同じ、シューズもHOKAのクリフトンで同じ、昨年は福光から引っ張り合った記憶も頭にあった。一歩一歩の力強さは相変わらずだが動きが少し重そうで本調子ではない印象を受けた。最後尾から10人という枠からは何とか抜け出した。

岐阜突入は広島のU田さんと。走りのフォームが美しく惚れ惚れとする。共通の知り合いNプロの話をしたが、Nプロは今年は27~8時間では走るだろうし追いつけないだろうと、自分の感覚を伝えた。
開いた口が塞がらない、家出ランナーS原さんは去年より前の地点で捕獲。「3位でしょ❤」と無茶ぶりをしてくるので、とりあえず17時半位には白鳥に着きたいと言った。目の前であわや転倒という場面を見られたので、「ヘルメット必要だよ」と言われる。ヘルメット装備で走った台湾が懐かしい。
51.2km地点の第10エイドはフルーツサンドやら素麺やらでメニューが豊富、「ずっといたいでしょ~」という魔の囁き振り切り、何とかエイドを出発した。続く第11エイドも西瓜が美味しい。昨年ほどではないが、今年もじっくり補給させてもらった。

第一CP道の駅美並[67.2km]
所要時間6:48

到着順位は59位だったみたい。昨年が暑さでヘロヘロだったことに比べれば快適だ。マッサージを受けるA谷さんを発見。昨年見たH川さんと姿が重なり大丈夫だろうか・・・と人の心配をしていたら、CPを出て直ぐに転倒えーん擦り傷を確認しつつペースダウン。ちょうどよいところにK取さんが通りかかり、引っ張ってもらうことになった。
次のエイドで擦り傷を水洗い、傷口の砂利も落として気持ちもスッキリ。大事に至らずに良かった。調子回復で進むと80km付近でまつきちさんに追いつく。初出場ながら流石に余裕がある感じだ。まつきちさんは五箇山の登り坂とかが大好物に違いない。
90.4kmの喫茶ぷらんたんエイドは炭酸フルーツポンチがイイ!ここではA藤さんが先着していて「速いね~」と声かけしてくださる。これまで、ゆっくりだね、遅くない?、抑えてる?、という言葉は何回も聞いたけど、速いとは言われなかったので、少し嬉しくなった。
その次のおふくろエイドではよのさんが健在。よのさん、左手を差し出してくるのよね。自分は右手を出したのでかみ合っていない?爆笑お元気そうで良かった。


ここまで来たら第2CPまであと少し。昨年のことがあるので身体も楽。しかし、巨匠さんは調子が悪そうだったし、K木さんは次のエイドで突っ伏していて寝ていたし、どうしちゃったんだろうと思った。一桁ゼッケンで走る人がバタバタ崩れちゃうわけにはいかないので気を引き締めた。

第二CP白鳥ふれあい広場公園[106.9km]
所要時間10:53

昨年より一時間早い到着で、想定よりも少し余裕があった。おかゆ、素麺、果物、熱いお茶などリクエストしてしっかりめの補給。着替えを含めて20分位の滞在。K木さんが復活して元気に到着していたので安心した。しかし、K木さんはこの後色々と大変なことが起こることをまだ知らないガーン足が裂けるとか・・・。

昨年はここからペースを上げるイメージだったけど、今年は日が落ちきっておらず、ペースを上げるときついので、涼しくなるのを待った。U島さんは上り坂で歩きを交えて無理していない感じ。ガンガン攻めるイメージがあったので、意外だった。
ひるがのの一つ手前のエイドでは小江戸大江戸で並走していたO橋さんを発見。豚汁を啜った後、一緒に登り坂を進んだ。初出場でペース配分が分からないとのことだったが、ここまでのペースは素晴らしいし、まだ余裕がありそうだった。
ひるがのでは卵、大根、とおでんを堪能。少しスイッチON。一人でエイドを出て下り坂をガシガシと進む。次のエイドまでは約6kmだが下り基調だし、短く感じる。O川さんに追いつき、元気を分けてもらう。転倒して膝に擦り傷があったようだけど、それでも底抜けに明るい。牧戸交差点のエイドで傷の処置を受けるというので先に行かせてもらった。
荘川桜までの道のりはこれまでのようなワクワク感がなかった。良くも悪くも慣れが出てきているのかなぁ。今までで一番長く感じた。開会式でスピーチをされていたK藤さんに追いつき、ほぼ当時に荘川桜へ。

第三CP荘川桜[143.0km]
所要時間15:04

メニューにタコヤキがあるはずだが見当たらずアレレと思っていたら、K内さん登場!勿論迷わずタコヤキを注文。温かいお茶とともに味わい、飲むヨーグルトで締めてエイドを出た。すれ違いでO川さんも到着。ブラボーを連発して超元気をそうで安心した。
荘川桜の次のエイドもレジェンドが揃うエイド、ジョイナーさんに「やっぱり徐々に上げてきたね」と労ってもらうのは感無量。K田さんも笑顔で送りだしてくれる。
その次の電源開発エイドでは、先着のランナーのライトを見て、誰かなぁと思って入るとNプロだった。「やっぱりきたか~」というあまり歓迎されていない表情を見て、心の中ではガッツポーズ爆笑Nプロに伝えた追いつけると思ってなかったという言葉は偽らざる本心だった。結束力の強い広島勢を引っ張る強いランナー。
その勢いのまま平瀬温泉手前で地元の英雄H置さんに追いつく。「今年は皆タイムが良さそうですね」と落ち着いた語り口で、自身はエンジンを切って徐行運転に切り替えている様子だった。
平瀬温泉白山タクシーエイドでは、先行するランナーの状況を確認することが通例となっているが、ランナーの名前、通過タイムの掲載が無い。一体誰が前にいるのか?よく分からないまま出発。
ただ、平瀬温泉を出ると暗い道が続き、眠気がぐっと強くなる。Nプロに並走を頼めば良かった、何で調子に乗って一人でエイドを出たんだと後悔もしたが、エイドの人の支えがその後悔を打ち消してくれた。いけるいける大丈夫!

白川郷CPの一つ手前のエイドではA子さんと台湾のランナーが先着して滞在していた。A子さんは写真撮影に応じているものの体調は良くなさそう。2人よりも先にエイドを出て、合掌造の建物が並ぶ道のりを進む。

第四CP道の駅白川郷[172.6km]
所要時間18:14

エイドの前で誘導してくれる女性スタッフの方が寒い中とても元気。短めの補給で粉飴ジェルを一つもらって、エイド間隔が7km強の区間を乗り切るつもりだった。
しかし、今回最大の睡魔が来襲。トンネル内の生暖かい空気が思考能力を低下させる。発声練習をしたり、頼むから早くトンネル内から出して~と独り言(泣き言)を言ったりして忍耐の時間になった。眠くなったら『B東さんとF田さんのゆで卵のくだり@サンガスまでの九十九折り2018』を思い出して気分転換しようと思っていたけど、この時はそんな余裕が微塵も無かった。

眠気のピークを過ぎてささら館に到着。先着のランナーが一人。そして、先行するランナーの状況がここで初めて分かった。自分の白川郷到着は12番目。そして、自分より白川郷に先着しているはずの優勝候補Hさんが、ささら館を通過していない。おそらく、リタイアだなと思った。そして、女子トップのH澤さんが2時間前に通過していることにビックリ!!凄い~びっくり

ここからは、先行していたランナーと前後しながら進む。
高千代エイドでは桜のライトアップ。

五箇山タクシーエイドでは3年ぶりのカレー。スパイスがきいていてとても美味しい~。去年は胃が完全にダメになっていて食べれなかった分、格別。

五箇山の登り坂は一人ではない分集中力を維持できた。トンネルを出ると残すはフルマラソン1本分。心に余裕が出てくるが、大鋸屋までの下り坂は脚に負担がかからないように慎重にくだった。

第五CP大鋸屋[212.0km]
所要時間23:03

ライト、防寒具を預け瀬戸内行脚Tシャツに着替え、ゴールに向けて気持ちの整理。レジェンドH吉さんの微笑みに心が落ち着く。
ささら館から一緒に来ているランナーを100m先位に見ながら、追うようにして走る。福光まではそんな状態が続いた。しかし、福光を過ぎるとお互いに脚が止まり歩きモードに。
流れを変えなくては・・・。瀬戸内行脚Tシャツの胸にはギリシャ語で「ありがとう」の文字が刻まれている。ここまで一緒にゴールをめざしてきたランナーにも、それを支えてくれたスタッフの方々にも、笑顔のありがとうで終わりたい。脚が痛い、どうしようという内向きの考えから外に意識を向けるようにした。
加えて痛みの出ないフォームを模索しながら進むことで痛みが少し緩和された。やらしい小刻みのアップダウンもゆっくりではあるが歩かない。蔵原口エイドでもらったOS1ゼリーを握りしめて走った。

最終の荒木建設のエイドでは、ハンガリーの女性ランナー(2018年spartathlon女子優勝者)と、案内をしながら進むM下さんとすれ違った。M下さんからは案内を代わってもらえないかと打診されたが断った。意識しないようにしてきた脚の痛みは増して、攣る寸前の状態であり、走力からいって自分じゃ案内は務まらないから。
西瓜を二切れもらい、まだゴールもしていないのに「来年もでてね~」と言われ気持ちよく最終エイドを出発。案内を断った手前、ペースは緩め、ゆっくりと、味わうように。後ろから追いつく人がいたら、先に行ってもらえばいいかなぁくらいに考えていた。自己ベストは車に轢かれない限りほぼ確実だったので。

ゴール 兼六園[250km]
所要時間27時間19分

佐藤桜の前で記念撮影するM下さん一家の姿を見てほっこりする。一段落するのを待って、計測機器にタッチ。
股にはずっと握りしめて走ったOS1ゼリーを挟んで目立たないように(笑)。
清々しい気持ちで終われたが、最後に道案内を断ったのは気まずかったのでM下さんにはお詫び。逆に「ごめんね」と謝られ、その優しさの前に、自分小さいわ~とますます凹むことに。

こんな感じで250kmはおしまい★










※保存状態で公開設定にしていなかった2018年さくら道の独り言。


昨年、名古屋城でスタートを見送り、自分がランナーとして走れない事がもどかしかった。

同じく、応援に来ていた★川さんと「来年は出場しよう」とお互いに約束。

そして昨年11月末に届いた選考通知に一安心。

3月中旬に届いた最終案内では7組あるスタートウェーブのうち、最終組であることが判明。

序盤は最後尾に取り残されそうだとイメージしていた。

 

参加者の顔ぶれを見て、思うところもあった。

私情を挟むのは良くないけれど、一緒に走りたかったのに参加者名簿に名前が見当たらない人もいた。

悲しくて、寂しくて、心が揺れ動いたけれど、

また一緒に走るためには自分がリタイアするわけにはいかないという強い気持ちが芽生えた。一度リタイアすると数年は出場できなくなってしまうのでスタート地点に立つからには覚悟を決めて。


開会式会場のKKRホテルに向かう途中、そして到着後と知り合いに挨拶。人見知りなので程々に。A谷さんは荷物少なすぎだし、S原さんは給水十分で目がすわってるし、色んな人がいたなぁ。

暑くなる予報だったけれど、デポは過去2回とほぼ同じ。

第2CPの白鳥に、長袖、バラクラバ、手袋、ライト。

第3CPの荘川桜に予備の防寒具。

結果論だけど、今回は防寒はほぼ必要無く、むしろ第5CPに半袖の着替えがあったらなぁという感じだった。



 

当日の朝は冷え込みもなくて半袖Tシャツで待機していても問題ないレベル。これから暑くなると考えると気が重かった。

約20人ずつのウェーブスタートで、3分おきにランナーを見送る。ゴールの兼六園まで姿を見ることがない人も沢山いるんだろうなぁと思うとちょっと寂しい。

最終組スタートは静けさが漂う。少し寂しかったけれど、応援に後押しされ、

清々しい気分で名古屋城を後にすることができた。

 

予想通り最終組のランナーは基本ペースが速い。

自分の調子もそれほど良くないので、周りのペースを気にせず完走狙いでじっくり行こうと決めていた。

序盤からフルマラソン位の距離まで前後していたのはH澤さんとNプロ。

この二人と前後できているのであればそんなに悲観しなくても良いと思えた。

歩道の段差で足首を捻った時に右アキレス腱に痛みが出たところで一呼吸。

二人の背中は見えなくなる。

 

とにかく日差しがあって暑い。エイドでBuffやアームカバーに水を含ませても次のエイドまでに乾いてしまう。

第11エイドでは西瓜をこれでもかという位平らげる。

レジェンド的存在のJさんやYさんがいて昼間は無理せずに脚を残しておいた方がいいとアドバイスされる。

経験あるお二人からの言葉を受けて、ゆっくりでも大丈夫と自分に言い聞かせる。

 

台湾人ランナーが、昨年台湾を走っていたでしょ?といった感じで声をかけてくれた。

井上さんのように優勝したわけでもない、芸術家2人のように魅せる走りができたわけでもない、ヨレヨレの完走だった。

それでも覚えてくれているなんて嬉しかった。

また、台湾も行かなきゃいけないと思った。

 

K内さんは傷まみれで歩いていた。転倒して負傷したらしい。

スパルタの時といい、他の人の分の禍いを一身に引き受けているのだろうか。

過去2回K内さんとすれ違ったのは150㎞過ぎのエイドだったので、

あまりにも序盤すぎて驚いた。

 

第1CP:道の駅美並67.2㎞

13時25分到着

 

おそらく全参加者中真ん中位の到着。

胃の調子が良くなく、固形物は入らない。多くのランナーがぐったりして休んでいた。

その中にマッサージを受ける★川さんの姿を発見。

声はいつも通り明るいが、本人曰く全身がバキバキらしい。暑さによる脱水だろうか。

「200㎞位までには追いつくから」と言われ、その言葉を信じて先に行かせてもらうことにする。

今回目標にしていたランナーの一人だっただけに、前で突っ走ってもらわないとこちらの調子も狂ってしまう。

 

郡上市の気温計を見ると30℃。うーん、数字で見ると余計にしんどい。

上位が定位置のO島さんも暑さのためエイドで大休止しているご様子。完走狙いに目標を切り換えるとの事。

★川さんやO島さんがこの有様だとすると他のランナーは無事なのだろうかと気になってきた。

第19エイドのおふくろエイドでは、よのさんの歓待を受けて気持ちがほっこりする。

とはいえ、みぞおち周りがよじれるように痛むため、エイドの裏で仰向けになって休ませてもらった。

ミスターさくら道O西さんが、何か欲しいものはあるか聞いてくれたので、温かいコーヒーをお願いする。

ずっと冷たいものばかり摂取しつづけていたので、とても美味しく感じた。

 

白鳥まであと10㎞、陽も落ちてきてあと少しの辛抱だなと考える。

過去2回の参加と比べてかなり遅いペースだけど、意識的に休みを交えてながら進んでいるし気持ちに焦りはない。

白鳥手前で3年前に女子優勝のKさんとすれ違い「後半強いもんね」と言われて、

そうなるように今回も頑張らないと!と思うようにした。

 

第2CP:白鳥 106.9㎞

18時9分到着

 

到着は40番位だったと思う。ちょうどNプロがCPを出ようとしているところ。

とりあえず、よじれるようなお腹の痛みを解決すべくマッサージを受ける事に。

それからお粥と素麺、果物等をとり、ゆっくりする。

近くではOさんが吐き気で具合悪そうにしていた。この暑さだし無理もない。

暑くて必要性を感じないのだが長袖に着替え、シェルを腰に巻いて夜間装備を整える。

白鳥に到着するランナーとすれ違いの際にハイタッチしてCPを後にする。30分以上は滞在していたのかな。

 

陽は落ちて暗いけれど、長袖ではかなり暑い。気温計では17℃位だったと思う。

それでも袖をまくり、ピッチ数を上げて前に追いつこうとペースを上げる。

ひるがのまでの上り坂でT水さんに追いつく。

先頭争いをしてもおかしくないスピードランナーだけど補給が全くできずに力が入らない様子。

そしてそのすぐ前にいたNプロにも再会。表情も明るくまだ余裕たっぷりのご様子。

ひるがの分水嶺のエイドは一緒に到着したが、胃腸もすこぶる良好らしい。

おでんの大根しか食べられない自分とは違って、良く食べる。楽しんでるな、この人は。

 

ひるがのでは先着したS山さんに声をかけてもらったが、リタイアするとの事。

まだ余力がありそうなのに勿体ないと感じた。

O西さんからは★川さんのリタイアを知らされた。

S山さんも★川さんも、さくら道では2015年初出場の「同級生」。

今回は二人を追いかけるシチュエーションを想像していたけれど、それが叶わなくなって悲しい。

それでも、嬉しいこともあった。以前に某マラソン大会の帰りの電車で偶然一緒になった方が、

ひるがのでスタッフされていた。「どんどん順位を上げていって凄いね!」と笑顔で声をかけてくださった。

さくら道が繋いでくれた縁を感じることができた。

これがさくら道、色んな事が起こるけれど全部楽しもう、絶対にゴールしようと明るい気持ちになれた。

 

荘川桜までの道のりは下り基調。満開の桜を楽しみにしながら可もなく不可もないペースで気持ちよく進む。H澤さんと久々にすれ違うが、とても眠そうだった。

さらに一人に追いつき、盛大にライトアップされた荘川桜に迎えられた。

過去の2回と比べても満開の桜。暑いとはいえ今年は運が良いのかもしれない。

 

第3CP:荘川桜 143.0㎞

22時49分到着

 

先着していたランナーが二人。一人は自分と同い年でスタート前に声をかけさせてもらったランナー。

うどんと飲むヨーグルトを補給して少し調子が出てきたかなと思えた。

防寒具を用意していたけど全く必要なさそう。薄手のシェルもいらないだろうと思い、CPに預けることにする。

失速して動けなくなることはないという根拠のない自信があった。ちょっとリスクがあるかと思ったけれど…たまには調子に乗ってしまおうと。

 

電力館エイドでは缶詰の桃が美味しく感じられ無駄に食べてしまったような気がする。

平瀬温泉エイドでは先着していた二人のランナーが滞在していた。

ここでは、到着ランナーの名前と到着時刻が分かり、ターゲットを選定する重要な場所(笑)。

自分の前に20人以上ランナーがいることを確認できた。まずH一さんに追いつきたいと思った。

その事をエイドの人に伝えると、そんなに離れてはいないと思うとの事。

目標があると自分が前に進む力になる。

 

ここから立て続けに先行するランナーに追いつく。

まず、鉄人U澤さん。声をかけると虚ろな目をしている。ニコニコしている表情しか知らないのでかなり意外だった。とても貴重な経験(笑)。

そしてH一さん、T島さんのコンビ。H一さんは握手した手が冷たく、元気が無さそうにも見えた。

「怪人」と呼ばれるKさんのユニフォームで前半から攻めていたようだ。そういう気持ちがカッコイイ。

白川郷の一つ手前のエイドではA谷さんを見かけたが相変わらず元気そうだ。

男性二人を従えているご様子だったし、トイレ休憩するみたいでその場からいなくなってしまったので声はかけず、

静かに先に行かせてもらうことにした。あまり男性が周りにいすぎても迷惑だろうし(笑)。

 

エイドの位置が変わり、危うくコースを間違えそうになったが、すぐに軌道修正。

静けさの漂う白川郷を一人進むのは悪くない気分。

この道を一人で進むのは実は初めてだった。3年前はJコーチ、2年前はY谷さんとだった。

 

第4CP:白川郷 172.6㎞

2時9分到着

 

この時点で11番目の到着だったらしい。単独走が続くが荘川桜から10人くらいのランナーに会えたし、エイドの力もあって気持ちは保てていた。

胃の調子が悪くて何も食べられず、温かい飲み物を頼んだ気がするが覚えていない。

かんなかべに向かうトンネルではふらふらと歩いているA子さんを発見。

声をかけても目が虚ろで、力なく「頑張って」と応じてくれるのが精一杯だったようだ。

自分も調子が悪いけど、まだマシだと思えた。

 

2年前はこの辺りから強風にさらされていたな、と思い出し、今年は平和だなと感じた。

ささら館の一つ手前のエイドでは、H吉さんとK崎さんがスタッフをされていた。

ランナーとして走っていない事に違和感を覚えながらも、温かいココアをもらい元気が出た。

次のエイドまでは短いよと、H吉さんが気持ちよく送り出してくださる。

ささら館エイドでは、U田さんを発見。はるか先にいると思っていただけにびっくりした。

五箇山までの距離を計算して、この胃の調子じゃカレーは食べられないなとボヤいていると、

スタッフの方が胃薬をくださった。胃の回復を祈りながら先に進む。

 

ささら館を出発するとU田さん、K藤さんと前後しながら進む。

K藤さんは上り坂でも着実に走っていて強い。女性はやっぱり強い。

高千代エイドでは温かい昆布茶が胃にしみる。

Y岡さんがいて「すごい追い上げてるよ」と讃えてくれたのが嬉しかった。もうボロボロだし、周りのランナーがさらにボロボロになってるし喜んでる場合じゃないけど。

この辺りから夜が明けて明るくなってきたのでライトを消した。

五箇山にたどり着くまえに明るくなっちゃったなあ、とやや反省。

 

五箇山タクシーエイドに到着しても、胃の不調は治まらずカレーを食べる気になれない。

充分に補給できずにヘロヘロで登り坂へ。

2年前は強烈な追い風による援護を受けたが、今年は無風。

ひたすら歩いて九十九折の坂を登っていく。

登り切ったエイドは、落武者エイドとよばれている所?不思議な踊りを披露されたがどう反応して良いか戸惑う。

披露困憊だったので、明るい気持ちに盛り上げようとしてくれているのは有難かった。

 

補給ができていないため力が入らないのと、脱水気味で脚が攣りそうなのとで、

五箇山トンネルも、大鋸屋までの下り坂もペースが上げられない。

本来であれば下り坂はペースアップのチャンスだけど、早く下り坂が終わって欲しいと祈りながら走っていた。

それだけ脚が終わっていた。

 

第5CP:大鋸屋 212.0㎞

7時28分到着

 

過去2回と比べても1時間以上遅い到着。それでも8番目の到着。

自分だけではない、今年は皆苦戦しているのがよく分かる。

これから暑くなりそうで不安しかなかった。加えて、走り出しに左膝にキリキリとした嫌な痛みが出た。5年前に某大会でリタイアした時と同じ痛みで、ここから先は走れなくなることも覚悟しなければと感じた。

だか、幸いなことに杞憂に終わった。歩きと走りを織り交ぜ、祈りながら進んでいたら次第に痛みが治まってくれた。

 

福光でようやく心地よい空腹感が出てきた。

エイドの手前で注文を聞いてくれたのでうどんを頼んだ。久々の固形物が胃にしみて最高に美味しい。

その事を学生ボランティアに伝えると、とても喜んでくれた。ありがとうの言葉で明るい気持ちになれた。

福光を出ようとする所で後方からT島さんがやってきて「よう!」と声をかけてくれた。その後、一定の間隔を置いて、エイドですれ違うということを繰り返しながら15kmほど進んだ。

お陰で集中力を保って進むことができたが後ろから追われることはあまり慣れていないので、どっと疲労が出た。


2年前、大会中止で回収された地点を過ぎるとゴールを目指せる事に喜びを感じた。あの時はスパートするために余力を残していたのに対して、今はもうペースを上げられないほどボロボロだけど恥ずかしくはない。


どうしてもすぐ後ろのT島さんが気になってしまったので、先にいってもらうようにお願いした。自分のリズムで行きたかったので、T島さんの姿が見えなくなるまで、ここまでを振り返りながらまったり歩く。

最終エイドで西瓜を食べて最後の一踏ん張り。早くゴールしたい気持ちとゴールを目指す瞬間をもう少しだけ味わってもいいかなという気持ちが7対3くらい。兼六園に近づいても不思議とこみ上げるものはない。淡々とやるべきことをこなす感じだった。


Finish:兼六園 250km

12時02分到着


2回目の完走、2年前の忘れ物を取りにこれたのだろうか。否、今年は今年のさくら道の物語があってこの時しか感じられないものがあった思う。新たな出会いも、再会できない寂しさも、喜びも苦しみも、全部大事にしたい。また、この舞台に立てますように・・・。



写真はゴール翌朝の朝食後風景@浅野屋



※2019年大会も迫ってます。今年も頑張ります爆笑3回目の完走を!


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2012年大会から8年連続の出場。昨年よりだいぶ時間がかかってしまったせいか、調子悪い?と心配してくださる方も多かったですが今年も何とか完走!


スタート~
いつも通りT師匠とスタート・・・と思ったら、その隣に元職場の同僚M氏!今回初めての200k挑戦との事。急ぐ旅でもないし、近況を話しながら3人で進む。2人のトークにだいぶ楽しませてもらい、釘無橋辺りで別れた。
荒川河川敷に入ると向かい風を強く感じるようになる。2013年大会と同じくらいという印象で、頑張りすぎると体力を消耗しそうだったので無理せず。

吉見~
エイドにはTW元代表のSさんがいたので、風が強いです~、と愚痴を聞いてもらう。次の手島エイドまでの辛抱だよと励まされる。

手島~
風でヘロヘロになりながらの巡行。
エイドでのジョイナーさんの貫禄が凄い。ランナーとしての振る舞い、マナーも大事だと痛感する。使用後のコップや箸はしっかり分別!片付ける人の事も考えて!
風がないと暑さを感じるようにもなる。指で顔をこするとしょっぱい風味が漂う。
来月に参加予定の淡路島マラニックの主催者であるTさんを見かけたので、来月はお世話になりますと挨拶。初めて声をかけるので緊張した。
古墳を過ぎた辺りでは脚の疲労を感じて、少し歩きを交えた。まぁ何とかなるでしょと楽観的に考えるようにした。


浄恩寺~
サンドウィッチ、タピオカミルクティーのコンビネーションが絶妙。補給を終えて出発するタイミングで、エイドに到着するゴジラさんとすれ違い。「えらい、ゆっくりじゃない?」と言われたが、これ以上スピードを上げる余裕がない(*_*)
唐子まではアップダウンが繰り返されるが、例年以上に長く感じる。
今大会から16時以降はライト点灯が必須となったため、時計とにらめっこして進む。

唐子~
エイドへの誘導はNさん。何でこんなところにいるの~?もっと前にいなきゃ、と言われるもツッコミたいのはこちらの方だ。なんで走らずにスタッフをしているんだと。
ここの肉うどんは大好きなメニュー。プリンも美味しい!プリンのおかわりの可否確認をしたら、苦笑いされたのでやめておいた。
徳島のBさんに追いついて、ほっと一息。去年の神戸24時間走の話を持ち出され、小生のヘタレっぷりを指摘される。今回はどんな形であれ最後までやりきることを誓った。
川島ICの私設エイドは本当に良い場所にあって助かる。ここで本格的に辺りが暗くなってきた。

川越~
到着したら真っ暗。スーツケースに入れておいた柑橘類を頬張り、夜間走の準備。動けていたらそんなに寒くなさそうなので、小江戸の装備にモンベルのジオラインを追加したくらい。
それからエイドの方にカップ麺を注文。お湯を入れて5分待ったものの、ぬるかったせいか麺がバリバリ(T_T)さらに5分ほど待ってみるも食べれそうにないので、「ごめんなさい、残します」と告げて、憂鬱な気持ちでリスタート。
エイドを出て暫くはBさんとの並走。後方からランナーに抜かれる度に、Bさんがボヤくので、成願寺までペースを上げることを打診するが乗っかってくれる様子は無し。
仕方なく一人でペースアップ。暑かったので自販機でいろはすを購入し、ペットボトルを握り締めながら、先行するランナーに一声かけつつ進む。
成増付近でYさんに追いつく。Yさんと近くを走っていたゼッケン番号が一桁のハーフ顔のランナーと進むことになった。この二人は230kコースのランナーだが、自分がけっこう頑張っているペースでも余裕を持って走っていた。恐ろしい。
成願寺まであと少しのところで蟹さんにも追いついた。頭の被り物よりお尻に目が行く謎が多い人。

成願寺~
エイドスタッフにはJコーチ。今回は出れなくてごめん!といきなり謝られる。と同時に調子が悪いのかと心配される。昨年はJコーチを捕まえるという目標があったが、今年はそれを失ってしまった感じだ。生きがいを返せ~(笑)!
エイドには大吾さんも座ってて追いつけたことに感動。これだけで今回は満足かなぁとも思った。
ここのエイドはスタッフの面子が濃い。鹿肉カレーはスパイスが効いて絶品。たこ焼きは、食べる気がなかったけれど、Kさんから勧められて食べたら案外ペロリと美味しくいけた。Kさん愛媛から、遠路遥々お疲れ様でした!
そういえば、研究熱心なOさんに恋人ができたと聞かされた。どんな人が気になる~。一緒に食事する時はどうしてるんでしょう?やっぱり糖質制限?
エイドを出たら身体が温まるまで時間がかかった。川越街道で頑張った反動から動きが低調になった。
東京タワー手前で大吾さんが引っ張る小集団に合流し、少し元気が出る。中でも兵庫から来たという女性がパワフル。まさか、この後高島平まで一緒にいくことになるとは思わなかったが。

こあしす~
男って馬鹿よね~って言われるけど、それでいいんでしょう。ホスピタリティ溢れる対応は癒やし。
お腹の調子が・・・という大吾さんとは皇居で別れて、引き続き集団走。信号待ちも多く、ストップ&ゴーを繰り返すため、気持ち良くは走れない区間。
両国を過ぎた辺りで一緒に走っていた男性が転倒して心配したが、逆に眠気が取れて調子が出たみたい。こんなこともウルトラあるある。

おしなり君の家~
Kさんが元気そうで安心でした。沖縄では事故で一時意識不明となったチャンピオンYさんの近くを走っていたようですがご無事で何より。
怪しげなビタミンとカフェインのサプリメントがあったので摂取。Oさんの営業妨害になるかもだけど、このあと赤羽付近で眠気のピークがおとずれたことも付け加えておく!
浅草、鳥越神社は5、6人の集団で進む。こんなに大勢で進むのは初めてかもしれない。
尿意を感じてコンビニにトイレ貸してください~ってお願いし続けるも連続でお断りされ、次第に落ち着きがなくなる私。それを見かねてか、並走中の女性が頼んでくれて、ようやく東大赤門を過ぎた辺りのコンビニでピットインに成功。甘い物が欲しくてアイスを購入し、食べながらさらに巡行。
会話の流れの中で分かったことだか、並走していた女性は昨年の沖サバの完走者。道理でネガティブな言葉が出てこなくて、脚も常に動くわけだ。尊敬!
なかなか、夜が明けなかったが舟渡大橋で綺麗な朝焼けを拝むことになった。と同時に空腹感が出たため、ここで集団から離脱しセブンイレブンにIN。
ソフトフランスが食べたかったけど置いておらず、おにぎりとほうじ茶、ゼリーで一服。イートインコーナーに居た男女が大会のことを知っているのか、応援してくださる。
大便を済ませて、冷え切った身体で歩き始めると皇居以来となる大吾さんを見かけた。自分は休憩直後で身体が動かず、大吾さんはこれからちょっと先のコンビニで休憩に入るところということで、先に行ってもらった。
荒川河川敷は今年は明るい!昨年は暗闇を進んでいただけに、陽の光の有り難みを感じずにはいられない。
秋ヶ瀬エイドの手前で大江戸コーストップの僧侶に一声かけられて抜かれる。大江戸コースのトップに抜かれるのは2014年以来5年ぶり。

秋ヶ瀬エイド~
ゴールも見えてきて自然と笑顔になる。エイドで少しゆっくりして、最後くらいは頑張ろうと少しペースアップ。
230kコースで折り返してくるランナーとエール交換しながら、ペースを緩めすぎないようにする。

ゴール
ずっと並走してきたランナーと声を掛け合い、完走を称え合う。スタッフのSさんには追い上げが足りなかった?と聞かれたが、がんばりましたよ~と空元気で返す。
大吾さんが到着し、再スタートするのを見届ける。他にも230キロで再スタートするランナーが数名。ちょっと嫌そうにしながらも再び悪魔の川越街道に向かう背中は自分には真似出来ないなぁと痛感。
大吾さんはお風呂で倒れないようにしっかり水分とってくださいねと、ゴールした他のランナーを気遣う余裕。自分にはありませぬ。
湯遊ランドの清掃時間もちょうど終わるタイミングで一汗流して帰路へ。

やはり200は疲れる。12月以降、休日は喫茶店に籠もる生活を続けた結果、体力低下が著しい。とはいえ、さくら道まであと1ヶ月半。さてどうなる?