結構多いな・・・ここのところ。
歯医者に通っていたのにもかかわらず、大きな虫歯の存在を見逃されていたっていうケース。
いや〜本当に、結構多いわ。。。
ずっと日本で通っていた歯医者があったけれど、駐在でシンガポールに来たので、当院を訪れた患者さん。
特定の歯にずっと違和感が続いていて、通っていた日本の歯医者にそれを伝えるも「虫歯はないですよ、暫く様子をみてはどうですか?」。
でもやっぱり気になるので、私のところへ初めて来院されました。
まずは口腔内をチェック。
確かに、パッと見た感じは虫歯がないように見える。
で、お次はレントゲン写真撮影。
すると・・・、むっちゃ大きい虫歯が潜んでるじゃ〜ん!!!
ずっと続く違和感ってそもそも、絶対に嘘をつきませんね。
というわけで、違和感をずっと感じていた歯にはちゃんと大きな虫歯が潜んでおりまして、結局その歯の虫歯治療を当院ですることになりました。
この時点で当院に来てくれて、私にその虫歯を発見されて良かったよ。
でなきゃ、神経を抜く羽目になってたかもしれないですものね。
ところでさ〜、なんでそもそもその日本の歯医者はレントゲンを撮影しなかったんだろうね???
この虫歯はレントゲンを撮影すれば一目瞭然って感じのものだったしね。
もうホント、わからない。
でもね、実際のところ、私は歯医者としてこういう場面には結構頻繁に出くわしているのですね。
つまりこれって、おかかりの歯医者に虫歯ないよ!と言われても、決して信用するな!安心するな!!・・・てこと??
いやね、私わかるんですよ、隠れ虫歯って意外と見落とされやすいんだっていうことが。
これは本当。
だってね、歯医者という立場を擁護するならば、ぜ〜ったいに肉眼だけのパッと見だけじゃあ、隠れ虫歯なんて発見できないってものなの。
それに、歯列矯正をやってる患者さんに対しては、いくら患者さんがロングスパンで定期的に通っているとしても、来院された時には歯並びにしか注視していないから、隠れ虫歯の発見にまで至らないのよね。
でもだからといって、歯の専門家である歯医者が、患者さんの虫歯を見落としてしまったら、本末転倒どころかもってのほか!!!
だから、この記事ででも私が書いているように、私は見落としをしないように極力細心の注意を払っているのよ!
これをお読みの方は何かしら今現在歯医者に通っている方が全員でしょうけれど、皆が皆お係の歯医者の「虫歯はないよ」の言葉を信用してよいか否かは、さて不明・・・と言ったところでしょうか???
そこで最後に私からアドバイス。
歯医者の「虫歯ないよ」の言葉を、信用してもよさそうな場合とは、、、
少なくとも拡大鏡で、歯医者がじっくりと口の中の隅々までを細かくチェックしてくれる歯医者!!
そしてしかもそれが、歯のクリーニングの後に行われたら尚よし!!
で、もうひとつ大切なこと、レントゲン写真も欠かさず撮ること!!だね。
最近の虫歯って、余程虫歯が神経スレスレになるくらい大きくならないと、なかなか痛みや違和感は触知されづらいのです。
だから、症状ないし、かつ歯医者から「虫歯ないよ」と言われたとしても、実際には隠れ虫歯が潜んでいることもあるわけです。
もし、あなたがおかかりの歯医者が上記をクリアーしていなければ、隠れ虫歯の存在を見逃されているかもしれません・・・。
あなたのお口の中、本当に大丈夫???
Love & Protect Your Teeth