本日も、ラバーダムのオンパレード
隣接面に出来た、小さな虫歯。
意外と見落としやすい、小さそうな虫歯。
ラバーダムをバシっと装着
ラバーダムをすると、薬剤や削りカスの、お口の中への流出が防げます！
そして、唇やホッペの粘膜が傷つけられるのも防げます！！
ちなみに、矢印の先が虫歯ね！
小さそうな初期の虫歯のように一見思えても、
エナメルを剥がしてみると、意外に内部象牙質まで進行していることがわかります。
茶褐色っぽくなったのが、虫歯に感染した象牙質。
ちなみに、ピンク矢印の先は、虫歯侵入の起始点で、
エナメルが白く脱灰しているのがよくわかります。
エナメル質からカルシウムが流出して、本来の硬さを失い、ボソボソと脆くなった部分です。
そこから細菌が象牙質へと広がっていきます。
感染した象牙質は全部残らず削り取りましょう！！
なぜなら、感染した象牙質も、本来の硬さを失い、カスカスと脆くなるからです。
それだけでなく、そうした象牙質には、た〜くさんの細菌がウヨウヨすみついてしまっているからです。
完全に削り取ると、ポッカリ大きな穴となってしまいました。
初め小さい虫歯に思えても、内部では、意外と進行しているものなのです。
そこに、コンポジットレジンを丁寧に詰めて、虫歯治療の完了です！！
ちゃんとした虫歯治療であるかどうかは、
削って出来た穴の隅々が、詰め物できっちりとシール出来ているかどうか？…です
段差や隙間なく、詰め物がピタリと詰まっていて、
削った穴の断面が全て、キッチリとシールされていることが大切です
患者さんは、自分のお口の中がどうなっているかなんて、そもそもわからないけれど、
こうして1人1人、１本１本の歯を大切に、
理想的な状態に治療をして差し上げることが、
私歯医者としての使命ですね〜
では〜
よい週末を
Love & Protect Your Teeth