隠れ虫歯!!
怖いですね・・・。
そもそも隠れ虫歯って
2タイプあるのをご存知ですか?
●1つは、
奥歯の歯と歯の間といった、
自分では見えない部分に出来てしまった虫歯。
●2つ目は、
以前に虫歯の治療をした歯医者が、
虫歯の取り残し!!
をしていて、
詰め物の下や内部でそれが更に進行してしまった虫歯。
2つ目は、1つ目よりも更に厄介ですよ!!
詰め物の下での虫歯は、
歯医者が拡大鏡で口の隅々まで精査したとしても
詰め物の下で起こっている事なので、
レントゲンを撮らなきゃまず分かりません。
しかし、レントゲンを撮ったとしても、
余程進行した大きな虫歯になる前は、
詰め物の像と重なって不鮮明となってしまう為
レントゲンからでは、虫歯を断定的に発見できない事が多く、
結局は、詰め物を外して肉眼で確かめて初めて虫歯だと分かった、
という事例が多々あります。
前の記事にも登場した、この歯の場合(黄色矢印)には、
レントゲンで虫歯があると断定出来てしまうくらいでしたから、
詰め物を外してみると、内部には、
軟らかくなった腐った歯も同然な部分がわんさか(↓)。
対照的に、こちらの別のケースは(↓)、
レントゲンでは虫歯があると簡単には断定できなかったもの。
これは、一般的に撮影されるパノラマと呼ばれるレントゲン写真を
その一部をクロップしたものですが、
黄色矢印の詰め物の下に虫歯があるとは、
パッと見だけでは多くの歯医者は断言できないと思います。
で、実際、この患者さんのその金属を取ってみたら・・・、
↓こ~んな感じに、内部はジュグジュグドロドロ。
レントゲンでは、内部がこんな状態になっているなんて断定出来ませんでしたが、
この状態を見るとさすがに、虫歯の存在が一目瞭然というわけです。
たまたまこの患者さんの場合には、
適合の余り良くない(ピッタリとフィットしていない)状態の、
しかも、20年以上も昔に入れた詰め物だったので
この機会にきちんとしたものに詰め替えておこう~!
と、金属を外した結果、虫歯の存在が明らかになったわけです。
ラッキーだったという事ですね。
ところでそもそも、
どうしてこのように、
詰めた金属の下に虫歯が出来てしまうのか?
その一つの理由は、上にも書いたように、
以前にその歯の虫歯治療した歯医者による、
虫歯の取り残し!
が、原因であることが大半を占めるのですが、
その他にも理由は色々ありますよ。
その色々な他理由が何なのか?
については、
何故歯医者は、虫歯の取り残しをしてしまうのか?
という内容と併せて、
続き③でご紹介するとしましょう。
という事で、
今回の記事のポイントを最後に、
以下にまとめて締めくくりたいと思います。
●歯医者の定期健診でしか見つけられない隠れ虫歯は、大きく分けて、
1.本当に隠れた奥まった部分に出来てしまう虫歯と、
2.以前に虫歯治療を行った歯医者の取り残し虫歯が、
詰め物の下で潜んでいるもの
この2つがあります。
しかし、
2の、詰め物の下に潜んだ隠れ虫歯の方は、
歯医者がレントゲンで見ても白黒判別付きづらい事が多いので、
10年以上、いやもっとそれ以上?の年月が経過している、
特に、保険治療で手っ取り早く治した詰め物の場合には余計に、
レントゲン所見では虫歯が見当たらなくても、
詰め物を一回外して、新しいものに入れ替える治療をしておいた方が安心です。
何故なら実際に、そうした歯の内部には虫歯があることが殆どですから。。。
増々定着してきた、この様相
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