BCLS | シンガポールで歯医者さん Dr.Yumiko's Journal 

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歯の美と健康の秘訣を知ってもらうための、歯医者が率直に綴るブログ❤︎ 2009年1月よりシンガポール
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今日はせっかくの日曜日でしたが、BCLSライセンスのリニューアルに行ってきました。

 

BCLS(Basic Cardiac Life Support)

 

日本では、

一次救命処置(Basic Life Support)とか

一時循環救命処置

と呼ばれるものに該当するはずです。

 

シンガポールでは2009年より、

すべての歯科医にそのライセンス保持が義務付けられているので、

2年に一度の更新時には、その都度、

講習、及び、ペーパーテストと実技試験をパスしなければなりません。

 

とはいえども、今回は4度目の更新!

講習回数を重ねてくると、さすがにそんなに難しいものではありません。

 

 

しかしながら、今回のリニューアルには、特別思うことひとしおでした。

 

なぜかというと、

先日の南フランス滞在時に、偶然、

まさにBCLSを施さねばならない場面に遭遇したからなのです。

 

行きつけの小さなレストランで食事をとっていた時、

部屋の向こう側でグループディナーを楽しんでいた一人のお年寄りの女性が、突然食べ物を喉に詰まらせて窒息してしまいました。

でも幸いにして、同じ店内にいた一人の男性が即時にハイムリック法を施し始めたので、その女性は事無きを得ることが出来たのです。

 

 

私は思います、

もしその時、あの場にレスキューを施したその男性がいなかったら?

もちろんその女性は、数分も経たないうちに意識を失っていたことでしょうから。

そしてもし、その男性がいなくて他に誰もレスキューを施す人がその場にいなかったら、

果たして、BCLSライセンスを保持する私は、彼のように率先してすぐに対処に当たれていたでしょうか?

 

そう思うと、ただのライセンスリニューアルと言えども、

しっかりと気を引き締めて、その実技を身に叩きつけておくべきだな・・・と、

強く気を引き締めさせられたのでした。

 

 

果たして、巷でどのくらいの人がBCLSを行えるのでしょう?

 

しかし、なるべく多くの人がこの方法を身に着けていれば、

もっと多くの方が助かるのは事実です。

 

そしてもちろん、これは公衆の場においてだけではありません。

もし、ご自宅でご家族の方が突然意識不明になったら?

もし、お子様が喉を詰まらせ窒息してしまったら?

 

救急車にすぐに連絡しようとも、それでは正直遅いのですから。。。

到着まで待つ余裕なんて決してありません。

 

 

私は、シンガポールの歯医者であるがゆえの強制的なライセンス保持者かもしれません。

だから、出来れば私自身そういった場面には遭遇しないでいたいなと思うのが正直なところです。

 

しかし、そうした場面に偶然私が遭遇し、私が誰かの命を助ける事が出来る唯一の人間なら・・・、

やはり、私は率先して自然と助けようとすることでしょう。

 

 

何かの時の為にこうした訓練を受けておくことは、決して無駄にはなりません。

いざという時に非常に役立ちますので、

もっともっと多くの方がBCLSの知識を持っておかれることを私は望みます。

 

 

 

さて、そんなコースの受講の後は、最寄りのタンジョンパガーのお気に入りカフェでランチドキドキ

LUXE

 

フードもヘルシー志向で奇抜で美味しいし、

サービスもよいし、そして、アンビヨンスもよい。

よいよいづくめだと思ったら、さすが、シドニーから来たお店なのですね~。

 

↓サシミボール

ヘルシーでしょ?

日本人にもこれはありなジャパニーズもどきでしたウフ