b最近になって、初めて知った食べ物があります。
それは、Crumpet
うちのイギリス人の影響で、Marks&Spencerは普段からよく利用するのですが、最近ふと見つけた、このCrumpet。
いつも、パンやマフィンのコーナーに一緒に置かれているのですが、正直、私はこのCrumpetってまったく知らない。
だから、どう食べていいのやらわからない。
それを、うちのイギリス人に話したら、なんとまあ、「え?!アジアで売ってるの!本当に!それなら今度、買ってきて!」と、とっても大好きでさぞ食べたそうな素振り。
それなら、と彼の為に買ってみることにしました。
注)マレーシアにもM&Sはあるのですが、ブレッド系、アルコール系、冷凍食品系は扱いがなく、シンガポールでしかこれらは手に入らないのです。
買ってみた私は、彼のその大好きな素振りに触発され、どんなに美味しいものだろうと、彼にもって買える前に一つ好奇心で食べてみる事にしました。
普通のブレッドのようにそのまま、トーストもせず、何もつけず。。。
そしたら、「え!!!これって、そんなに言うほど美味しいの???て言うか、ぜんぜん美味しくな~い」
なんだか、甘くもなく全く味がせず、かすかすした感じなのです。
こんなもののどこが美味しいんだろうと、彼の元に持って帰って尋ねると、返ってきた答えがこれ。
「そりゃそうだよ。生で食べるなんてありえない!そのまま食べたって全然美味しい訳がない!!」と。
そうですか・・・
ハイ、全くCrumpetなんて存じ上げませんでした。
食べ方教えてください、と聞いたところ、こうして食べるんだそうな。
まず、オーブントースタでしっかり表面がカリカリになるまでトーストする。
これでもか!というくらいカリカリになるまで。
そうしたら、表面にたっぷりバターやらピーナッツバターやらNutellaやら、はたまたMarmiteやらを、まるで普通のトーストのように塗って食べるんだそうな。
Crumpetにあるいっぱいの気泡にそれらが滴りこむように滲み込み、しっとり、そして外側はかりっと香ばしい、それは美味しい一品に仕上がるのでした。
なんだた、まるで甘くないパンケーキ、ホットケーキのようです。
トーストし終わったCrumpetは本当にカリカリ。
表面には気泡の穴がいっぱいです。
今日は、マーガリンとNutellaで決してヘルシーとは言えない、甘~い、でもそれなりに美味しい朝食の一つになりました。
聞くと、どうやらNorthern EnglandやScotlandでよく食べられる一つだそう。
ちなみに、そんなにイギリスでは有名な食べ物の一つなら、私の持っているFortnum&Masonのティー&レシピブックに作り方載っているんじゃない?とパラパラページをめくってみても、Crumpetなんて見当たらない。
すると、彼が一言、「LondonはHighNoseで気取っているから、こうしたレシピ集には載せていないのかもね!Crumpetは、僕の出身地のNorthern England地方の庶民の食べものだよ。」とのことでした。。。
ふ~ん、そうですか
ま私としては、すっごく美味しい!というわけてもなく、そして、全くといっていいほどヘルシー食品でない為、まあ、あれば食べますよ~という感じのものでした。
でも、Crumpet好きの彼からは、毎週シンガポールのM&Sで買ってきてねと頼まれ、暫く、彼へのシンガポール土産として、毎週買って帰らなければならなくなったのでした。
しかし、そんなに美味しい?
しかも、これって日本でも食べられるの?
私は日本では見たことがないよ。だから、この存在、今まで知らなかったんですもの。
いったい日本でこのCrumpetって、皆さん知られているのか知らん?
知らなかったのって、私のような少数派なのかしら???
ちょっと疑問に思った今日この頃でした。
Crumpetはしっかりうちの冷凍庫でたくさん保存されています・・・