198X
入学式に立ち戻る
春は、卒業のシーズンであり、入学のシーズン
一皮むけて脱皮して、新しい世界に踏み出す
昨日の東京国際フォーラムは、上智大の卒業生が
袴を着て、卒業の喜びを味わったのだろうか。
198X、一浪の末、無事東京の大学に進学を決めた武
入学式は、日本武道館
それまでは、浪人で、ジーパンひとつを毎日履き、
ボロボロのトレーナーを、毎日同じ格好
東京に来て、いくつかの大学を受験するあいま、
おばさんの家を転々としていたのだが、
何もない日がある。
そんな時を見つけて、パーマ屋に入り、
郷ひろみの写真を持っていって、
こんな風にお願いします。
と、パーマをかけてもらう。
ど直毛だから、パーマの酸性液もあまり効かない。
その日くらいは一応形にはなるのだが、すぐに美よよ~んと
戻ってしまう。
で、大学も決まり、一旦、実家に戻る。
さあ、東京への出発だ。
持ち物なんて大してない。
数日分の着替えと、勉強道具一式を持って、東京のアパートに。
で、入学式に着ていくために、スーツを新調してもらう。
濃紺の地味なスーツ。
ネクタイの結び方もわからない。
Yシャツに革靴。
そんなの入学式しかつかわんから、いらんと言ったのだが、
しょうがない。
付き添いは、父がいたと思うのだが、母が、私が行ったときかない。
もう記憶もぼけているのか、わしの記憶も定かではない。
武道館での入学式は、2万人いたとか
そんなでかい大学ではないと思うのだが、
1学科200人*5学科*20学部くらいあるのだろうか。
それに保護者が+1くらい。
それは、高校や中学とは全然違う。
ひとりひとりの名前なんて呼ばなない。
で、一連の式を終えると、
桜咲く九段下から飯田橋まで歩くのだ。
皇居周りの桜みちを歩き、
大学近くになると、勧誘のチラシ配り。
大学の倶楽部、サークルの勧誘のチラシを配っているのだ。
チラシを紙袋いっぱいに詰めて、
生徒は、説明会の部屋に。
父母はどこへやら。
で、生徒は、そのチラシを頼りに、目的のサークルに説明を聞きに行く。
ドイツ研、ドイツを研究するサークル
ワンゲル、ワンダーフォーゲルだ。山道散歩サークル
スリースポーツ、スキー、ウィンドサーフィン、テニスのサークル
なぜか、わしはバスケ部に再度挑戦したのだ。
でも、一日で辞める。
体力が全然なかったのと、先輩がつまらない
そうか、どこにしよっかな~
航空部、なんやろ、グライダー部?
説明だけでも聞いてみるか
コンコン!
あれ、誰もおらへん。
隣のヨット部を覗く。
こ汚い部室に、真っ黒な清水さん。
あの~
お~ようきた、まず、名前書け、ここに。
あの~、部室の床に穴空いて、下の部室見えてますが、
こんなもんよ
でな、ヨットって何か知ってるか?
知りません。
じゃあ、今度の土日空いてるか?
はい、何もないですが。。。。
ほな、葉山に来い!
はい、葉山ってどこですか?。。。。