1Q8X 夏
40日の夏合宿も流石に連続はない
前半終わったくらいの8月10日くらいに安息日を設け
一旦、皆解散になる。
3日ほど、自分の自宅、アパートに戻ることになる。
合宿所は一軒家なので、襖をもどし、玄関の戸を締め
戸締りをして家に帰るのだ。
館山の駅までバスで戻り、内房線に乗る
つい最近まで走っていた青と白のツートンカラーの重い車両。
乗客はまばら
4人がけのボックス席で、進行方向に向いて一人座る
左側の窓からは、東京湾が一望できる
館山からは、富津、金谷辺りになると、三浦半島の久里浜の煙突が
見える。
海は凪状態だ。
当時は電車で喫煙可で、灰皿もついていた。
たばこをくゆらす
窓を10cmくらい開けていたので、煙が飛んでゆく
夏合宿で毎日海に出ていた武は、もう日本人離れして真っ黒
ヒゲも蓄えて、さらさらのロン毛が風にそよいでさわ~♪
当時、京葉線は開通してなかったので、千葉経由で東京まで
ちょっとした長旅
東京から山手線に乗り、高田馬場の下宿に戻る
四畳半の小さなアパートだ
駐車場3台の上に3部屋のプレハブ
家賃は9000円
窓の下には神田川
四畳半の汚い部屋だが、ここにはプライバシーがある
合宿所に隠れるところはない
常に共同生活だ
自宅に着き、ほっと一息
20日間もあけたので、ずいぶんとホコリが溜まっている
軽く掃除をしたあと、コンビニにビールを買いに行く
当時、コンビニが出たてのころだ。
セブンイレブンは、7時から11時のまさにセブンイレブン
今のようにどこでも24h営業していたわけではない
3年になって、貯めた小遣いでテレビを買った
それまでは、ステレオとラジオのみの生活
14インチのテレビ、3万くらいしたろうか
合宿所にテレビはないので、貪るように見る
当時流行っていたのは、ひょうきん族だろうか
もう記憶もあやふやだ
夏合宿の疲れで、早々に眠りに着く
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おかーさん!ビール瓶が転がってるよ!
いとこの綾子だ
このアパートの目と鼻の先に叔母家族の社宅があり、
いとこの綾子がわしを起に来た
真っ黒、いやビール瓶色したわしが死んだように寝ているのを
ビール瓶と形容したのだ
叔母宅で、久々の家庭料理を食べる
オカズの量とご飯の量が比例しない
どんぶり飯2杯は普通の茶碗4杯に相当する
またオカズが多くて美味い!
茶碗10杯くらい食ったかもしれない
相撲取り並だ
ごっつぉさ~ん♪
食事の後、部屋に戻り、さーて何するか
文化から遠ざかていたからテレビを飽きるほど見る
レコードを借りに行く
当時ツタヤはなく、レンタルレコードの友&愛だ
片っ端からレコードを借りて、カセットテープにダビングする
ジョージベンソン、EW&F、スティービーワンダー、
ジョージデューク&クラーク、ドゥビーブラザーズ、
洋楽の、ブラックコンテンポラリーミュージック
ボズスキャグス、バーバラストライザンド、
ビリージョエルにKC&サンシャインバンド
取り敢えずなんでも借りては録音した
そして、ビール瓶の様に寝る