http://www.youtube.com/watch?v=LJtW8qx1iis
「ちわーっ、ふとん屋です。布団持ってきました。40セットですね。」
40人分の布団が運ばれてくる。
畳一畳より若干大きいくらいで、家の布団に比べればかなり
小さいサイズ。
掛け布団と敷布団と毛布と枕でワンセット。シーツなどない。
「こんちは、ガス屋です。プロパンの栓開けに来ました。」
このあたりは都市ガスではなく、プロパンガス。
普段使われていない一戸建てだから使えるように開けにくるのだ。
第2便が到着する。
青い2トン半のトラック。通称、青2トン。
「おー清水、やっと着いた。坂本とはぐれて道に迷ってな。」と湯村さん。
「お疲れっす。」と清水さん。
青2トンに積まれているのは、練習艇2杯と食当用の鍋釜に皿、
茶碗などの食器類。
コーキング用の工具、本部船のエンジン、燃料タンク、練習用のマークなど。
湯村さんは千葉の校舎の3年。
土木科。真黒で、鼻の下に立派な髭を蓄えている。
真黒なのは皆一緒なのだが。
主将である。博多の出身でとても2つ上の人とは思えないほど貫禄がある。
ちょっと見30~40代。
「清水~、荷物下ろしてくれ。1,2年もな。」
8畳の部屋には、布団が山積みにされ、食器類は台所に運ばれる。
工具は、8畳の廊下に。
ヨットの練習は、海でやるのだが、自然が相手で、事故もある。
なので、本部船が練習に同行して、なんかあったときには救助したり、
練習の指揮をとったり、海上まで弁当を運んだり、マークを打ったり。
本部船は、7,8mある和船で、船外機のエンジンを取り付ける。
燃料は軽油でその燃料タンクも一緒に乗せる。
エンジンは毎回丘に上げないと錆びる。
丘とは、海に対して陸という意味。
エンジンは50kgくらいあり、頭の部分、水中までの胴の部分があって、
スクリューの部分がある。
丘に上げるときは横置きにできないのでエンジン台に乗せる。
このエンジン台も木で作られた手作りのエンジン台。
エンジンをもつときは、最低二人いないと持ち上がらない。
荷物を下ろし終わると、
「渡部、今度はおまえ運転しろ。」
2年の渡部さん。
東京の建築科。神奈川出身で、背が高い。ちょっと垢ぬけた東京人て感じ。
陸送は、トラックに2,3人乗って運搬する。
一人で運転するのは、疲れるから交代で運転して、ほかの人は地図を
見ながらナビゲーションをする。
皆、1,2年で免許を取るから最初から道を知っているわけではない。