仕事の調べ物をしに図書館へ。
資料をひとつひとつ買ってたらとんでもない出費になりますし。
と言いつつ、利用するのは初めてなのだけど、中野区の図書館では一度に15冊も借りられるのです!
なんでもっと早く利用しなかったんだろう。
しかしまあ、図書館というところは目移りばかりしてしまいますね。
ふと足を踏み入れた児童コーナー。
そこには自分のルーツであふれていました。

これは説明不要でしょう。
健全な男子で、このハードカバーシリーズの洗礼を受けなかった人はいないのでは。
背表紙が見えている『人間豹』は、人間と豹の間に生まれた“人間豹”が登場するトンデモ設定。
一見人間に見えるのだけど、どこか不自然・・・。
そしてニヤリと笑うと、「なんと、その口にはキバが生えていたのだ!」とかなんとか江戸川乱歩があおりまくり、それは恐ろしかったのです。
そいつが恩田という名前で、恩田さんに会うと今でも人間豹を思い出すトラウマ本。

これも説明不要。
ハチベエ、モーちゃん、ハカセ・・・、古い友人に再会した気分です。
3人が無人島に流れ着き、そこで何故かライオンを退治するという話が一番好きでした。
自分の離島への憧れは、ここがルーツ。
土蜘蛛の里に迷い込む話もおどろおどろしくて好きでしたね。

『十二歳シリーズ』、胸をキュンとさせながら読んでました。
主人公の3人の少女の他に、「飯島よし子」という嫌われ者が登場します。
確か、「隅っこでひねくれた目で教室を眺めている飯島」とかいう表現があって、子供心にモヤモヤしたのを覚えています。
それを今説明するなら、「教室の隅にしか居場所がない子の気持ち、あんたには分からないんだね」というものなのだけど、この最終巻できっちりと飯島さんへのフォローがされていて、安心しました。
薫くみこ(作者)と、数十年ぶりに和解。

ねずみのガンバシリーズもあった!
シリーズ第一作の『冒険者たち』が特に好きで、“ノロイ”というイタチの親玉がとにかく怖かった。
確か“オイボレ”という老ネズミが「見ていなさい、イタチの本当の姿を」とか仲間に言い残し、ひとりでイタチの元に向かってバリバリむさぼり喰われるシーンがあり、怖いやら悲しいやら。
これもトラウマ本。

伝記シリーズもよく読んだなぁ。
教室でガンジーを読んでいたら、ガンジーというあだ名を数日つけられて傷ついた記憶があります。
大好きだった野口英世はなかった。

吊り橋が怖くて渡れないトッコの前に、やまびこの精が男の子の姿で現れます。
トッコの真似ばかりする男の子を追いかけているうちに、気付くと吊り橋を渡っていたトッコ。
「真似するとぶつわよ!」
「真似するとぶつわよ!」
このやりとりがひどく心に残っていて、これは自分が初めて読んだラブストーリーだったのではないだろうか、と気付いた。
こうなるともう止まらない。
記憶のおもむくままに、自分のルーツを辿ります。
「青葉学園物語」「くたばれかあちゃん」「とびだせバカラッチ隊」「マガーク少年探偵団」「ウルフ探偵」・・・・・・などなど、当時読み漁ったシリーズものを探したけれど、それは無かった。
そんなこんなで、半日潰してしまいました。
図書館は恐ろしい・・・
