舞踏家 大野一雄氏が103歳で亡くなった。
18年前に参加した、細江英公先生が写真と肉体とのコラボレーションで討論しあうワークショップ「コルプス」で、大野一雄氏を撮影させてもらった。
細江先生の授業で、静寂の空間で白塗りのオブジェの様な肉の塊の大野一雄氏をモノクロで撮った。
正直、この世界は何なんだ?という第一印象だったが、そのパワーに負けまいと撮った。
写真は大野一雄氏の何やら怪しげなタチが撮れてるだけだった。
肉体表現されている時間を切り撮っても、何らかの撮る側の意志を画面内に写し込まないとこの肉体的精神世界は写真で表現しきれない。
と感じた記憶がある。
その後、バレリーナやHIPHOPのダンサーなどたくさんの肉体表現者を撮影してるが、大野一雄氏を撮影させてもらった時のように現場で圧倒されることがない。
時間の経過と共に撮る側のスキルがあがったのか、大野一雄さんの肉体表現を超えるものに出会ってないのか?
素晴らしい表現者が亡くなられたのは残念だ。
ご冥福をお祈り申し上げます。

