患者さんの声を、院内にデコってみました♡やたらゴージャスです（笑）
こういうのって、「うちは腕がありますよ〜」というアピールというよりは、「治療を受けて、良くなっていく道筋のご案内」なんですよ。
皆最初は不安だし、未来が見えない。「自分の周りは身体が強い人ばかりで、辛さも分かってもらえない…一生このままなのでは…」そんな状態で皆さん治療をスタートされます。
でもね、「私もそうだったよ、ちゃんと良くなっていけるよ、その力があなたにもあるよ」ってことを、皆さんの文章から感じて欲しいと思います。
女性は共感と周りの環境で変われる生き物なので、この前向きなエネルギーに染まると、回復力が上がるんです。来られた方は、お着替えの時間に読んでみてくださいね。
さー、やっと書けた、今日は体内時計と朝ご飯の話です！
健康のために、朝ご飯を食べよう、というのはよく言われますが、どうしてなんでしょう？
朝食というのは、身体に「朝」を教えてくれる大切な刺激であり、一日の活動を支える栄養補給に欠かせない機会です。咀嚼で脳も覚醒し、体温も上げてくれます。女性の朝食抜きは冷えまっしぐらです。
患者さんでも、朝ご飯をしっかり食べている人って、とても少ないです。皆さん忙しくて。「食べた方がいいのは分かるんですが」って。
『食事が夜遅くて、寝る前までお酒飲んで、寝不足で、朝も支度でバタバタ。朝はお腹全然すかないんですけど
』
と言われたら、正直「そりゃあそうでしょうね
」とお返事するしかないです(^_^;A
そこに無理矢理ご飯を詰め込むのが、果たして健康にいいかと言われると疑問なんですよね。消化器に負担をかけるし、喜びのない義務的な食事が、どこまで生命力を高められるというのか。
食べない事というより、「朝ご飯を食べたくならないような身体、生活スタイル」が、まずい。
もちろん、朝も昼も晩もろくに食べていない人もいますが、大抵、昼か夜に食事量が偏っています。だから、朝にお腹がすかない。で、空腹を紛らわすためにお菓子が多くなる。栄養不足で身体が満足しないから、だらだらずっと食べている。
食事のメリハリのつけ方がおかしいのです。だから朝がすっきりとしない。
朝食を英語でBreakfastといいますね。
fastは絶食という意味で、breakは破る。
断食療法をファスティングと言いますよね、そのファストです。
この言葉の表す通り、「絶食時間を打ち破る」のが朝食なのです。
ですから、三食の食事で、一番長い絶食時間をおいてとった食事を、身体は「朝」だと認識するのです。
朝ご飯を食べない人たちは、長い絶食時間を打ち破るのが昼ご飯になります。ですから、身体は昼を朝だと認識する。
だから、昼からやっと活動のエンジンが入ります。
別パターンだと、朝も昼も糖質を食べるか食べないか程度で、夜に一気にどか食いします。これだと、身体は夜ご飯の時間を朝だと認識するので、夜中に目がらんらんしてきます。
体内時計を大幅に後ろにずらしてしまうんですね。そして、食事が遅い分、朝ご飯が食べられない、という悪循環にはまります。
絶食時間、というのがポイントなんですよね。
具体的には10時間以上あれば体内時計を揃えるのに効果的です。長ければ長い程リセット効果が上がります。
よく健康のためにプチ断食とかいって、夕食を抜くやり方がありますが、消化器を休めるだけではなく、絶食時間を長くする事で体内時計が一気にリセットされるので、すごく身体が軽くなるんだと思いますよ。
（気虚・血虚体質等の、質的栄養失調で体力の無い女性には、このやり方はあまりオススメしたくありませんが）
そして、食べ物にも、体内時計を動かしやすい食べ物というのがあります。
体内時計を動かす食べ物は「グルコース＋タンパク質」。グルコースとは糖質です。バランス良く、他の栄養素と組み合わせることで、リセット効果が高まります。
重要なのは、糖質だけだと、あまり体内時計が動いてくれないこと。しかも、食事のボリュームも多くないと、動かない。
ですから、せっかく朝ご飯を食べたとしても、「トーストとコーヒーだけ」だと、目が覚めない！！おにぎりだけもダメ！そして、「朝ちょびっと＋夜どか食い」を続けてたら、夜型にずれる！
単品ではなく、卵やお魚、ヨーグルトなど、タンパク質をプラスして、なおかつお野菜など、バランス良く食べられるとグッドですね。
旅先の朝ご飯とまでは行かなくても、ぱっと見て「わー、美味しそう♪」と思えるくらいのものを食べられるのがいい。目に美味しい食事は、身体にも美味しいように出来てます。
あと、低GI値のものは、体内時計を動かしにくい。ですので、夕食は糖質を控えたり、蕎麦や玄米などの低GI値のものにして、量も軽めに抑えたり、早めの時間に食べ終えると、より朝ご飯が食べやすくなり、体内時計が朝に合わさります。
体内時計というのは、自然治癒力を高めるのに、欠かせないものです。自然の力は、自然のリズムに沿う事で、一番力を発揮しますからね。
私も20代は朝食抜きは当たり前、朝ジュースだけとかだったんですよ。昼食はほぼ、カロリーメイトでした（笑）しかも缶のやつ。それでヘルシーで栄養取れてると本気で思ってました…。
大人なのに、歯があるのに、わざわざ好んで流動食にするなんてね、離乳食以下ですよ料理は簡単に夜だけ、あとお酒ね。もう完全なる夜型人間。
今より痩せていて綺麗でいるつもりだったけど、朝起きられないし肌荒れひどいし、いつもだるくて、すぐキレて泣いていました。バカだったな〜と今振り返って思います。
鍼灸治療を受ける人は、受けて終わりではなく、こういう生活の整え方も知って頂きたいです。それでこその自然治癒力向上ですから！治療の中で、こういうお話もさせて頂き、来る前より生きる智慧を高めて頂くのも、私の仕事だと思っております(^_^)
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