【電通過労自殺】彼女を追いつめたこの社会を考える① | 堺市北区の鍼灸院(なかもず駅スグ)「女性専門鍼灸サロン ひすい堂」

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当院は『病気じゃないけど元気じゃない』気づいたら全身に10コ以上、原因不明の不調が出ている女性のための鍼灸院です。このブログでは、肩こり・腰痛・冷え性などの改善方法や、妊活のアドバイス、東洋医学を分かりやすくお伝えします。

電通の女性社員が過労自殺した件を受けて、その背景にある社会の問題を語り合う会
「彼女を追いつめたこの社会を考える〜幸せになるための働き方とは〜」に参加してきました。

この事件は、私にとってショッキングなものでした。

別世界の話ではなく、私を含めた現代女性の生活の延長線上に、彼女はいる、そう思えたのです。彼女の置かれた環境は、身体を壊した患者さんたちと、紙一重です。



本町のセミナールームに、教師や元CA、産業保健士など、様々な立場の女性が9人集まり、2時間半ほどディスカッション。
とても有意義な時間でした。



それぞれの現場のお話から感じたのは、日本社会の根底には、

「努力と根性で事を成せ」

という、まるで部活のような空気があるのだということ。

能力が高く、運と環境に恵まれ、かつ身体が強い人が、自分の成功体験を他人にも押し付けて、「我慢が足りない」と、苦しいと言わせない圧力をかけているのです。


世代間ギャップに、男女間のギャップ。
そして個人の身体と能力と環境の違いのギャップ。

これらを全て、努力と根性で埋められるという、いわば幻想に取りつかれています。


私たちは、幻想を追い求めるばかりに、他人のことを知らず、そして自分自身のこともあまりに知らない。

特に男性も女性自身も、女性の身体というものを知らなさ過ぎるのではないでしょうか。


女性の身体は常に一定のコンディションを保つことが難しく、月経周期や気候の変動にも影響を受けやすいものです。男性とは体格も筋肉量も違いますし、不定愁訴と言われる様々な不調を抱えやすく、無理が効きません。

だからこそ女性は、安全に対してのアンテナに優れ、地に足が着いた生活を作ることが出来、命を育み、細く長く生きることが出来るのです。ですから、女性の身体の不安定さや脆さは、弱点ではなく特性なのです。



日本社会は、同じ事を良しとする村社会文化であり、
凄まじい同調圧力が支配しています。
まだまだ個々の人生の多様性を受け入れる土壌はありません。

男社会である職場に入れば、男同様の労働時間と結果を出す事でしか、評価されないのが現状です。

かつ、女性としての評価を受けるためには、美貌と若さ、結婚や出産、育児や介護などのかつての性役割も下りることが出来ない。


「これくらいやるのが社会人として当たり前」
「結婚するのが女の幸せ」
「子供を産んで一人前」
「三人産んでようやく親になる」
「子供がいても自分の食い扶持くらい稼げないと」
「仕事が出来ても女捨ててるから哀れ」


何か1つが欠けたとしても、難癖をつける他者がいる、という状態です。

非難されないために、女性は疲れて悲鳴を上げている身体に鞭を打ってまで動かそうとします。

社会人として、女性としての価値を守りたいから。


しかし、他者から認められる事でしか自分の価値を実感出来ないならば、私たち現代の女性は、誰とも知れない他人の勝手な非難を基準にした、幻想を叶えるための努力を止めることが出来ません。

その努力が叶うくらいの体力と能力と環境に恵まれた女性は、勝ち組としてもてはやされます。まるで選ばれしアスリートです。

しかし、誰もがそうなれる訳がないのです。私たち個人個人の違いというのは、努力だけで何とかなるほどの小さな違いではないのです。

 

 

 

彼女を追いつめたこの社会を考える②に続く…

 

 

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