前回からの続きです。
(前回はこちら→彼女を追いつめたこの社会を考える①)
私たちは、労働市場、または恋愛・婚活市場などにおいていかに優れているか、能力があるか、有用な存在であるかを自分自身の価値として認識している場合が多いのではないでしょうか。
その考え方自体、他者からのラベリングを元にした他者軸であり、人任せな考えなのです。
市場は移り変わりますし、非常に勝手なもので、その時点で一番都合のいい存在を評価します。
市場とは、基本的に安くて良い品質のものを求めるのです。
人ならば、安い給与で最大限の能力と労働力が欲しいわけです。昨今の派遣社員や外国人労働者はその典型です。
これまでの社会の仕組みを変えずに、困った部分を文句を言わずにリスクごと引き受けてくれる事が、一番有用であり、短期的に求められている価値なのです。
低賃金で仕事をこなし、無償で家事や育児や介護もやる女性が一番使えてありがたいのです。
現状の女性登用の実体、世間の求める「女性が輝く」ということは、そういうことなんですよ。
人間が作る社会というものは、いつの時代でも必ず不完全です。いつでも変化の途中であり、過渡期であり、正しい社会というものは無く、社会が求めるもの、多数派が求めるものが正しい訳ではないのです。
いくら非難を受けないように頑張ったとしても、
生身の心と身体は、その社会が求める生き方で幸せに暮らせているのでしょうか?
求められることに応えていても、永久にそれで良いという完全なる承認も、ゴールもやってこず、残されるのは傷んだ身体なのですよ。
そして倒れた人に投げ掛けられるのは「自己責任」という冷たい言葉なのです。
仕事として、自分の能力や、作業によって生み出すものを売ることは必要でしょう。
しかし、命を売ってはいけません。心と身体を酷使し、病気になるような、ましてや生きることを止めたくなるような状態になってはいけません。
自分の能力に市場価値がないと言われたとしても、それはその人自身の価値とは関係ありません。
命の価値は、市場とは全く関係ありません。
命は、商品ではありません。
商品というものは、市場に評価されなかったら、在庫になって廃棄になるんですよ。
だから、自分を商品のように思っていると、社会に受け入れられなかった時に、自分になんか価値はない、生きている意味はない、と死にたくなるんです。
自分の命を市場の商品にしてはいけません!
私たちは自分の命の価値を、市場や他者に委ねてはいけないのです。
自分を大切な命として扱いましょう。
身体の悲鳴を聴きましょう。
辛い心をいたわりましょう。
他人がもしあなたの命を都合の良い商品として扱うならば、拒んでください。そこから逃げてください。
自分の命を守ってください。
私の治療で大事にしていることは、その人の命に貼り付けられた商品のラベルを剥がすことです。
生きるための適応としての病気や症状を通じて、生きたがっている命を感じることで、命の手綱を、他者から自分に取り戻します。
それが、市場に振り回され自分を追い込み疲れ果てた人に欠かせない、回復のステップです。
幸せは、他人ではなく、あなたの身体が導いてくれるもの。
自分にとっての幸せを見つけましょう。
私はいつも、そのお手伝いをしたいと思っています。
脱・世間の都合のいい女!
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