私は普段関西弁ですが、出身は広島。
ですので、関西の方言で、たまに「?」となることもあります。
印象的なのは、「けんびき」という言葉。
リラクゼーション店で働いていた時、
初めて年配のお客さんに言われて、「ど、どこですか 」と
聞き返してしまいました(^_^;)
けんびきというのは、肩甲骨の内側あたりですね。
そこにゴリゴリしたコリが出来てしまうんです。
パソコンをされる方は、覚えがある痛みではないでしょうか
ここには、菱形筋という背骨と肩甲骨をつなぐ筋肉があって、
「けんびきの痛み」というのは、そこのコリを指す事が多いです。
この筋肉の凝りは、デスクワークや猫背で、
常に腕の重さで背中が引っ張られていると起こりやすいんです。
また、大きな動きをする時は、腕って肩甲骨から動くんですが、
手先だけの小さな動きだと、肩甲骨が全く動かないんですね。
だから、動きの少ない同じ姿勢を続けていると、
肩甲骨の周りの血流が悪くなって、凝ってくるんです。
姿勢以外の原因でいえば、ストレスでも
肩甲骨の内側に痛みが出ますし、
食べ過ぎなどでも、凝る事があります。
簡単に出来る予防法は、デスクワークなどの合間に、
腕を大きく、肩甲骨ごと回すこと。
こまめにやるだけでも違いますよ
同じ痛みでも、動かすと「ビッ」と痛みが走る時は、
コリではなく、筋違い(炎症)の場合があるので、
その時は、あまり動かさないで下さいね。
自分では手の届かないけんびきの痛みは、
鍼灸治療でスッキリ取れます。一度お試し下さいね。