遺言 -4ページ目

第四の言葉、色眼鏡。

頭の中で声が聞こえる。

ひとりの男が、人形と会話をしている。



男「ねぇ、正義って何色だと思う?」
人形「黒。」
男「えー。なんで?正義と言ったら白じゃないの?」
人形「雑巾。」
男「雑巾?」
人形「奴らは正義のために身を粉にしている。身体は汚い。」
男「正義を雑巾扱いするなんて。」
人形「汚れない掃除道具があれば、借金してでも買う。」
男「でもそれは、もともとは白いってことでしょ?」
人形「"綺麗な" 色。」
男「いちいち雲を掴むような返答をするね、君は。だから、何色なのさ。」
人形「自分にとって綺麗な色。」
男「つまり定かじゃないんだね。なら、君にとっては何色なの?」
人形「黒。」
男「元から黒いんじゃないか!」
人形「"綺麗な"黒だ。」
男「意味分かんない。」
人形「他人の汚れじゃないってこと。」
男「うーん・・・。それなら、自分にとって綺麗な黒は、他人から見ても綺麗なの?」
人形「黒いから汚いさ。」
男「・・・なんか、ずるいなぁ。」
人形「ずるくない。」
男「じゃあ、悪は何色?」
人形「七色。」
男「それって色じゃないよ!」
人形「奴らは嘘つきだ。人を欺く。色なんて自由に変えられる。」
男「屁理屈臭いね。」
人形「お題が屁理屈だもの。」
男「腹黒いね。」
人形「ありがとう。」
男「・・・僕は何色かなぁ?」
人形「灰色。」
男「いじわる。」



頭の中で声が聞こえた。


第三の言葉、二つの声と心。

頭の中で声が聞こえる。

ひとりの男が、人形と会話をしている。



人形「ジャンケンしよう。」

男「いいよ!ジャーン、ケーン、ポン!」


男「勝った!」

人形「負けた。」

男「勝ったら何かもらえるの?」

人形「すぐそうやって報酬を期待する。」

男「何もないの?」

人形「ここに、新品の服を用意した。」

男「わぁ嬉しい!」


男「・・・小さいね。」

人形「俺の服だもの。」

男「・・・で?」

人形「白と黒の色違い。どっちが似合うと思う?お前に選ぶ権利をあげよう。」

男「どっちでもいいよ・・・。」

人形「まぁそう言わず。」

男「・・・じゃあ黒。」

人形「やっぱりそう思う?俺もそう思ってた!気が合うな。」

男「調子がいいね。」

人形「着せてくれよ。」

男「はいはい・・・あれ?これ、裏は白いんだ。・・・って、こっちの白い服は裏が黒い!」

人形「リバーシブルだもの。」

男「僕が選んだ意味はあったの?」

人形「あったよ。」




頭の中で声が聞こえた。

第二の言葉、言い訳。

ブログ立ち上げの挨拶から早六日。前回、為さねば成らぬなどと殊勝顔で発言した矢先のこの放置っぷりは我ながら感心もとい戦慄した。

三日坊主とはよく言うが、よもや一日坊主とは目も当てられない。アサガオの観察日記だって三日ぐらい続くだろう。前回自負した私の怠慢な性格を、望まずして体現してしまったわけだ。




さて、私は自己紹介で園芸が趣味などと謳っているが、実は花を育てるのは現在植えているものが初めてだ。言うなれば、仮入部のくせに「俺、野球部ッス」などと言うようなものだ。見栄を張ったわけではない、"予定"である。(ちなみに、私は見栄っ張りである以上に嘘つきだ)

しかし現在育てているこの植物が無事に咲いてくれるかどうかで、これから園芸道を歩む私自身のモチベーションに関わってくる。園芸道と言っても、私は借家で生活する貧乏人なのでベランダガーデニング止まりだ。しかし私のような凡人が花を楽しむには充分の環境だ。


私が育てている花はチューリップ、ヒヤシンス、スノードロップ。全て昨年10月中旬に植え付けを行った。

園芸にあまり関心の無い方の為に開花時期を記載しよう。チューリップは3月下旬~5月末、ヒヤシンスは2月中旬~3月末、スノードロップは3月中旬~4月中旬。

ヒヤシンスは今月に入り、発芽したかと思えば一気に成長してきた。予想以上の成長速度に、まだ花も咲いていないのに感動してしまった私。
遺言-090208-1 ←2月8日遺言-090215-1 ←2月15日
見ての通り球根は3球植えたのだが、位置が全体的に偏っているのが目に付く。更に成長したとき、鉢の外からの見栄えは大丈夫なのか少々気にかかる。掘り返してはいけないであろうことは、さすがの私でも察しはつくが、どうにかならないものだろうか。

顔を出したと同時に人を悩ませるなんて、ちゃんと良い子に育ってくれるか心配である。