第七の言葉、晴れぬ霧の有為。
賢智は賢者が二人以上集まることで初めて証明できる。
アヒルの群れの中で華麗な踊りを披露したところで、それはただの道化である。
奇妙なアヒルの居場所はどこにある?
行きつく先は
第六の言葉、不安定期。
書いては消し。
書いては消し。
何を書けばいいのか分からない。
書いては泣き。
書いては泣き。
自分で自分を追い詰めてしまっている。負からは負しか生まれないということでしょうか。
悲しくなったら寝るしかない。忘れるしかない。
人間は嫌な出来事は無意識に脳の奥に仕舞いこもうとする。しかしそれは一時の応急処置にすぎない。抉れた傷を思い出しては枕を涙で濡らす。なぜ私はこんなに苦しまなければならないの?まるでこの世 で私だけが罰を受けているような気持ちになる。ちがう、隣人なんていない。私の世の中には私しか居ない。世界には私しか居なく、私の悩みがその全て。悲しい。苦しい。辛い。痛い。もう許してください。私は充分苦しみました。これ以上どれだけ罰をこの身に受ければいいのでしょうか。どれだけ苦しめばいいのでしょうか。どれだけ悩めばいいのでしょうか。どれだけ憎めばいいのでしょうか。どれだけ泣けばいいのでしょうか。どれだけ生きればいいのでしょうか。死ねば許してもらえますか?分かっています。逃げることは許しではないことは。でも、それでも、私は痛みから許されたい。私の存在は、罰によってここに留められているのでしょうか。
消そうと思ったけれど、今の私には時間が解決してくれそうにありません。
許してください。もう寝ます。
第五の言葉、悪夢。
夢を見た。
私は元来あまり夢を見ない性質ではあるが、たまに見るとすればそれは決まって怖い夢である。
場所は、高木が生い茂る樹海。昼下がりの木漏れ日が、空を覆う枝葉の隙間から差し込み周囲をほんのりと照らして いる。鳥や虫の鳴き声は聴こえず、周囲からまったく生気を感じない。まるで森が死んでいるかのような静けさが辺りに満ちている。そこに、地面を覆う落ち葉を蹴散らす音が森の中に響く。
必死に走っている私。私は追われているのだ。追跡者は人間の形をしていない。"それ"は全長2mを少し超える程の巨漢の"物体"。腕や足らしきものはついているが、それが本当に腕や足なのかは分からない。"それ"はギリースーツのような、全身に枝や枯葉を纏った姿で、もはやそれは纏っているのか、中に人間などおらず"ただ枯葉をかき集めた塊"なのか判断できない。分かりやすく言えば、一昔前の子供向けテレビ番組「ひらけ!ポンキッキ」にガチャピン&ムックというキャラクターが居たが、そのムックに近い姿をしている。彼の全身が枯葉で覆われており、目玉を取っ払った状態。それが追跡者の容姿。
追跡者の目的は分からない。だが捕まれば命を奪われるか、それ以上の"苦痛"を味わうこととなる、夢だからなのか、そんな確信がある。
結局私は捕まる。いや、捕まる寸前で夢から覚める。
心臓は高鳴り、頬を涙が伝う。