Rotten Apple -32ページ目

Rotten Apple

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■lee (asano+ryuhei)「Izuko」
leeizuko
[Japan,HipHop]

01.wanna eat mooo.
02.mu sic.
03.gin gami.
04.kara. (Alternate Take)
05.nochi.
06.one pro.home and water
07.i'm hungry.
08.imagine.
09.kimiyo.
10.endless
11.pt.2
12.kara. (remaster)

北九州音楽シーンでチェックすべき10組」でもピックアップしたleeがラップ曲音源集をリリース。ビートとアートワークに長けていると思っていたんですがラップもめちゃくちゃかっこいいですね。Shing02を彷彿とさせるスピリチュアルな詩世界と音に溶け込む聞こえの良いラップが素晴らしく、聞いていると耳が喜ぶ感覚ですね。Arµ-2×KID FRESINOのコラボアルバムが好きな人は気に入るかと。mediafireの直リンクなので試聴できないのがネックですが落として間違いないのでぜひ。



■MOMENT「Season Of Letters &Bullet」
momentletmomentbul
[Korea/Japan,HipHop]

-Season Of Letters-
01.Letters
02.0 to 159cm
03.Through The Night
04.Caffeine Night
05.仰ってるとおり
06.Proof
07.So I Try
08.Shoulda Coulda Woulda
09....needs me
10.Carey 수정 唯 優

-Season Of Bullet-
01.Bullet
02.Made Me Who I Am
03.Grief To Violence
04.凱旋奴隷
05.Dog Tag
06.Stay
07.Sing About Me
08.Burn Flags

日本在住の韓国人マルチリンガルラッパーMOMENTが軍隊在役中に作った曲をコンパイルした2枚組。
「Season of Letters」はメロウな曲が中心で、浮遊感ある「Shoulda Woulda Coulda」、DAFT PUNKネタのディスコファンクな「Through The Night」、まったりと話し声トーンの「Caffeine Talk」辺りが良いですね。しかし自らの半生を語る「0 to 159cm」や自己嫌悪に陥る「仰ってるとおり」辺りの内省的な曲こそ彼の持ち味かなと思ったりもします。
一方「Season of Bullet」は軍隊にいた経験をストレートに反映したヘビーな内容。「Made Me Who I Am」の "クレジットカードのことじゃなくて All I want is VISA 最悪は不法滞在でいいさ Peace out" というラインさいこう。ハングルと日本語を駆使する「Sing About Me」などメロウな曲は聞きやすいですが、個人的に少しテーマ含め重すぎるかなという印象。
オリジナルのアルバムもいずれは出して欲しいですね。TRAK HOUSEとしての活動も期待。そういえばTwitter上でtofubeatsと曲やろうって声かけられてたけどあれはどうなったんだろ。



■Varsity「Lights」
varsity
[UnitedStates,PostHardcore]

01.Enemy Of The State
02.Monster Pt.1
03.Alien Ft. Yasmine Colon
04.Lights
05.Happy Ft. Kyle Ritch
06.Sentinel Ft. Michael Crimlis

フロリダのVarsityデビューEP。R&B化したクリーンボーカルにストリングスをフィーチャーしたスケール感あるトレンドサウンド。この手のサウンドはまぁどれも大差ないんですけど、その中でもひとつ頭出てますね。中でもポップロックを取り入れたような「Happy」が良かったです。同系統の新人バンドとしてはBlessing A Curseがいましたが、ボーカルが変わってからすごく微妙な感じなのでVarsityに期待大です。



■Heccra「The Devil-Faces of My Old Friends, Beneath Me VCR Session (Unfinished)」
heccra
[UnitedStates,ExperimentalPostHardcore]

01.Roses for Darth Vader
02.The Mint that Grows behind The Dumpster
03.Fox
04.Cabin in the Attic
05.I Drop Acid in my Spooky Victorian House
06.Port Deadwards
07.Koala Bear

2015年10月リリースのアルバムの未完成版みたいです。カオティックなポストハードコアという感じが一番相応しいんだと思いますが、カオティックな展開にオーケストラルポップばりのキャッチーな歌メロがカテゴライズ不可能な領域に持っていっています。ラフな音質も味が出ていて、ポストハードコアの可能性ここにありです。正式リリースされたら結構話題になるのでは。



■Tokyo Common Sense「War is Over」
tcs
[Japan,Pop]

01.War is Over

黒赤ちゃんというバンドで活動していたシンガーソングライター松野恭平のソロプロジェクトらしいです。1曲で10分強あるんですけどこのポップセンスほんとすごいですね。途中入る謎のCM的展開含め。どこか100sの1stを思い出すスケール感あるポップさでした。これはもうちょっと話題になっていいと思います。ぜひ。



■その他

A To Fade In「呼吸と手紙EP」
[Japan,Emo/Shoegaze]

Chance The Rapper & The Social Experiment「No Better Blues」
[UnitedStates,HipHop]

CRUNCH「Simple Mind」
[Japan,Rock]

Future x BIG GENERAL「Honest (Very Honest Remix)」
[UnitedStates,HipHop/Electronic]

human hands「s/t lp」
[UnitedKingdom,Emo]

Kai Takahashi「Soda Pop」
[Japan,Electronic/Pop]

Logic「Young Sinatra」
[UnitedStates,HipHop]

Mouse Powell「Love Is」
[UnitedStates,HipHop]

thai kick murph「Beauty and Youth」
[Japan,Rock/Pop]

The Somedays「Remember Me」
[Japan,IndieRock/Pop]

バクバクドキン「BETTY」
[Japan,Pop/Retro]

[Japan,Rock]

01.0℃
02.追伸
03.極楽鳥
04.ナナ
05.モラトリアム
06.葛藤と未来展望
07.いつか、また、


宮崎の日本語ロックARTIFACT OF INSTANTのデビューミニアルバムが良いですね。
JELLYFiSH FLOWER'Sのボーカル松尾昭彦が自らレーベルを立ち上げ、"宮崎に喉から手が出るくらい欲しかった同じ感覚で戦えるバンドが出てきたってこと。 嬉しくて仕方がない、時間で言うと10年くらいこの日を待ってた。" とまで言わせた彼ら。
音楽性はというと、古き良き日本語ロックにトレンドのサウンドを取り入れていて、とてもデビュー盤とは思えないくらいバランスが良いなという印象ですね。

4つ打ちなのに踊れるよりも歌に耳が行くキラーチューン「極楽鳥」や、終盤の転調から始まる美しい詩も素晴らしい「追伸」。知った顔した無知を嘆く「0℃」、少し歌詞に青さの残る「葛藤と未来展望」という初期曲も収録し、松尾DNA直系な「いつか、また、」というバラードまで。
テクニカルな展開を入れつつも歌を大事にした構成は松尾さんが惚れ込むのも納得の素晴らしさでした。

宮崎のバンドと言えばMINAMI NiNETRASHなどがいつつも全国的にはJELLYFISH FLOWER'Sが有名で、GENERAL HEAD MOUNTAINからの流れもありどうしてもそこを超えられないというイメージがありました。しかしAOIの登場はその壁が壊れることを予感させるに十分なインパクト。松尾さんはフックアップしたつもりだろうけど、油断したらあっという間に抜かれちゃうんじゃないかなとか思ったりもします。九州は宮崎から生まれた日本語ロックの新たな可能性をぜひ。




[Japan,MelodicPunk]

01.Hey Lady
02.雨あがり
03.昨日の歌
04.BIG UP
05.つづくもの
06.HOME
07.1106


昨年、SEVENTEEN AGAiNKARIBUxNOxKAIZOKU(現THE FOREVER YOUNG)らによって、日本語メロディックや青春パンクと呼ばれるサウンドは静かに盛り上がりを見せていた。それまで英詞のみだったバンドが次々に日本語詞を取り入れ始め、再びGOING STEADYらが出てきた頃のような大きな流れを期待させるには十分だったが、その後に続くバンドが現れずに流れはそこで止まったように思えた。

そして2014年末、本人達にその自覚は無いんだろうけど、その止まりかけた流れをさらに大きな規模で再び動かそうとしているのが熊本出身のWANIMA。
PIZZA OF DEATHからのリリースとなった1stミニアルバムは、メロディックパンクをベースとしてスカやレゲエを取り入れたサウンドにストレートな日本語詞を乗せた7曲17分。アルバムを聞き始めたと思ったらあっという間に4曲目に入っていた感は痛快。
具体的な言葉ではなく、そうそうこの音なんだよとどこか懐かしさとともに求めていた音を見つけた感覚になる人は少なくないはず。憧れていたHi-STANDARDのレーベルからあの頃と比べ小さくなったメロディックシーンを再び最前線に持っていくのは彼らなのかと予感させるには十分の一枚。

しかし日本語メロディックや青春パンクを引き合いに出すのは間違いなのかもしれない。もしかするとこの一枚をきっかけにテクニカル主義へのカウンターやメロコア再評価など様々なシーンを巻き込んだ大きな流れに発展していくのではないか。そう思わずにはいられないほどラストの「1106」はあまりにも素晴らしすぎるだろ。