学生時代に出会ってしまったメタルバンド達 | Rotten Apple

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この前の飲み会でW.W.Dは北欧メタルだ、という発言をしてしまったために色々とフラッシュバックしたので思い出しながら書くことにしました。



■Rhapsody (Rhapsody of Fire)


高校時代、インターネット上ではFlashアニメ全盛期。その中でも名作とされているNIGHTMARE CITYが好きで何回も繰り返し見ては涙ぐんでいたんですが、関連動画でEmerald Swordという曲に出会ってからが全ての始まりでした。
シンフォニックメタルという聞いたことのないジャンル、RPGのラスボス戦にでも流れてそうな壮大な曲調と中二病こじらせたファンタジーっぷりにドン引くどころか、かっけえぇ……って思ってしまったおれ氏。
Holy ThunderforceThe Pride Of The TyrantLord Of The Thunderなど数々の名曲に引き込まれ、特にエメラルド・サーガ物語の完結編Power Of The Dragonflameは感動的すぎたけれど、誰ともこの気持ちをシェア出来ない悲しみにうちひしがれていました。
取り返しがつかなくなるから軽い気持ちでエメラルドソードに触れてはいけないというのは有名な話。



■Dragonforce


そしてもうひとつメタルを掘り下げるようになった出来事があって、めちゃくちゃギターが上手い友達に当時好きだったLINKIN PARKやSUM41を聞かせたら、"こんなの簡単やん(笑) もっとギター難しいのないん?(笑)"と否定されギターが難しい曲を探す旅に出たことがきっかけでした。
3大ギタリストやDreamtheaterなどのプログレッシブメタルを経て到達したのがメロディックスピードメタルのドラフォでした。Through The Fire and FlamesとTrail Of Broken Heartsは常に再生数TOP1,2を独占していたくらいずっと聞いてました。
それほど好きだったのにハーマン様のご尊顔を初めて拝見させていただいたときにはあまりのイケメンっぷりに膝から崩れ落ちました。



■Sonata Arctica


上記の2バンドと出会ってしまったために北欧メタルやメロスピを漁るようになり、Blind GuardianHelloweenStratovariusを経てこれだと思ったのがソナタ。
イントロ~Weballergyの流れから素晴らしく、哀愁メロスピな人気曲Black SheepやバラードのTallulahにアグレッシブなWolf & Ravenまで、Silenceは非の打ち所のない名盤でしたね…。
そういえば前付き合ってた人がハロウィンとソナタ好きっていう人やったんですけど今思い出しても頭おかしい。



■In Flames / Arch Enemy / Children of Bodom


その後北欧のバンドを漁っていたんですが、当時各紙で大絶賛されていたのがIn FlamesのCome Clarityというアルバム。デス声なのにメロディアスでスラッシュメタルとは比べものにならないくらい鋭利にザクザクと刻むリフに心奪われ、メタルはギターだ!という謎の確信に至ります。
さらにBURRN!の年間最優秀ソングとして紹介されていたアクエネのNemesisを聞き、ギターの自由自在なアグレッシブさとボーカルが女性ということに2度衝撃を受け、チルボドはアレキシのカリスマっぷりとギター vs キーボードの構図がたまらずどハマりました。
この3バンドに出会ってメロデス最高や!ってなってた高校時代、完全に病んでた。



■Mettalica / Slayer / Megadeth / Anthrax


スラッシュメタル四天王もスッと通りました。St.Angerが中古で安かったので試しに買ってみたら、聞き終えて即ごみ箱にぶち込んだくらいピンと来なかったメタリカですが、Master of Puppetsの素晴らしさには流石にピンと来ました。
スレイヤーは名盤Reign In Bloodと怪しげなリフのSouth of Heavenが好きで邪悪な笑みを浮かべながら聞いてました。アンスラックスのBring The NoiseWalk This Wayと並ぶラップメタルの先駆け的曲ですね。今思ったけどメガデスそんなに聞いてなかった。



■Bullet For My Valentine / Avenged Sevenfold / Trivium


10代の若者がメタル好きだと堂々と言えるようになったのもこの新世代メタル御三家の影響が大きかったと思います。
BFMVはLostprophetsFuneral For A Friendと並んで語られることも多かったように、正統派メタルでありながらエモ要素も感じさせる個人的ど真ん中バンドでした。The Poisonは青春の一枚。デビュー当時の短パン×ハイソはなんだったんでしょうか。
A7XはBeast And HarlotのクサさとDear Godの涙腺直撃バラードっぷりは完全にネクストメタルヒーローでしたし、シニスターとザックのV字フォーメーションはあまりにも有名。トリヴィアムはThe Crusadeが良盤でよくリピートしていました。



■Killswitch Engage / Underoath / Atreyu


そして何だかんだで大きかったのがメタルコアとの出会いですね。KsEのThis Fire Burns、アンダーオースのIt's Dangerous Business Walking out Your Front Door(長い)、アトレイユのThe Crimsonを聞いたときのこれがおれの求めてる音だ感、ビビっときましたね。そこからメタルコアやスクリーモ辺りにずぶずぶとシフトして行きました。
もちろんSlipknotSystem Of A Downなどニューメタルも聞いてたんですけど、そっちも書いちゃうとめちゃくちゃ長くなるので機会があればまた書きます。



■X JAPAN


何だかんだで外せないのがX。紅とかForever Loveでしょ(笑)みたいなことを思いながら、貸してもらったラストライブのCDを聞き終えた頃には何故か泣いてました (思春期)。
初っぱなRusty Nailのシンセが流れた瞬間の歓声や、SCARSが始まる前のhide、間奏のかっこよさが異常なDAHLIA、そしてEndless Rainは気づけば観客と一緒に歌ってました (思春期)。
序盤でドラム壊しちゃうし血を流しながらピアノ弾いたりドラムソロでは宙に浮いたりツッコミ所満載なんですけど、曲は本当に良くてYOSHIKIとTOSHIの抱擁シーンは何だかんだで感動しちゃうというあの何でもあり感こそXなんだろうなと思います。