大腿部 軟部腫瘍(悪性)になりました。 -3ページ目

大腿部 軟部腫瘍(悪性)になりました。

2013年12月。
左足大腿部に
悪性の軟部腫瘍(myxofibrosarcoma:粘液線維肉腫)が
見つかってからのファンタスティックな日々。

先日,抗がん剤の効きすぎによる下血により

緊急手術を受けた父。

 

生死をさまようも,本日一般病棟へ。

 

一般病棟に移ったってことは,

それだけ回復したってことなので

よかった~~~~。

 

 

・・・と思ったところで,1つ疑問が頭を急によぎる。

 

手術の翌々日,父親から私の携帯に電話があったのですが,

あれって準集中治療室的なところ

(機械がいっぱいの部屋)からかけてたの???

(電話していいの?)

 

しかも,話の内容が「株価ききたいんだけど~」って,

2日前に生死をさまよったのに?

集中治療室的なところから電話かけてきて,要件それ?

(父親はガラケーなので,株価が見れない)

 

 

そんな感じの父親なので,

なんか,小腸の手術上手くいってよかった~。

もう,これで安心だね~。

という,謎の空気を出しています。

 

あの・・・そもそも別な病気で入院してるの忘れないようにね。

(元気ならそれが一番なんですが,

 やはり父親は,何かが人と違います(笑))

 

 

 

(余談)あの父に,あの母。

 

入院前,抗がん剤で髪が抜けるから

丸刈りにして欲しいと母親に申し出る父。

(普段から父親の髪の毛は,母親が切っている)

 

普通なら,心中お察ししますとばかりに切ると思うのですが,

「ん?どうせ抜けるんだから,切る必要ないべ?」

とまさかの切り返しをする母。

 

その発言に,怒りや哀しみをあらわにするかと思いきや,

「・・・んだな!(そうだね!)」

と,なっとくしてしまった父。

(母のスマホとテレビ電話中の出来事)

 

どうなってんだ,この夫婦?

と息子ながらに思いましたが,

この二人はとっても仲がいいです。

こんな風に年をとりたいですね。

 

・・・いや,ちょっとイヤかも(笑)

健康オタクな父親(78歳)が体調を崩したのが2020年6月中旬。

 

それまでは,私以上に飲み食いしており,

いまだにプロレスラーみたいな体をした父が,

おかゆをスプーン2杯くらいしか食べなくなり,

「夏バテか?」なんて本人は言っていたようなのですが

(同居はしていないので,母から聞いた話です)

そうこうしている間に片方の脚がパンパンにむくんできたので,

医療機関を受診。

 

すると,悪性リンパ腫の疑いがあるとのことで検査をしたところ,

中悪性レベル3の悪性リンパ腫であるとのこと。

 

最初の病院(地元で一番大きい病院)の見立てでは,

「下腹部に数カ所の転移が見られる」でしたが,

入院先の大きな病院(地域で一番大きい病院)での

精密検査の結果は

「首から下の全身に転移が見られる」という

いわゆる全身ガンと判明。

(中悪性レベル3以上の悪性リンパ腫)

 

ただ,悪性リンパ腫は薬が効きやすく,

一旦ガンが体から姿を消すと,

一生再発しない人もいるとのことなので,

薬が効くことをただただ祈っておりました。

 

7月14日に入院をし,検査後,16日から抗がん剤投与。

すると,食欲が戻り

(普通,副作用で食欲なくなると思うんだけど,

 父はそういうところが昔からちょっと変わってます。)

毎日3食,病院の普通食を完食(とても美味しいそうです)。

 

年齢が年齢のため,

抗がん剤が効くかどうか不安があったようですが,

抗がん剤が非常によく効いているとのことで,

期間を短縮して投与。

 

よかったよかったと胸をなでおろすもつかの間,

7月22日事態が急変。

体質で,抗がん剤が効きすぎるらしく,

小腸にあったがん細胞が一気に破壊されたため,

小腸から出血し下血。

県で一番大きな病院へ救急搬送。

(健康オタクで普段は薬を嫌って全く飲まないため,

 薬が効きすぎてしまったのでしょうか?)

 

出血が落ち着いており,

自然治癒するならそれがいいので,

様子を見ましょうとのこと。

 

7月23日事態が急変。

小腸から内容物が漏れ出て,

腹膜炎を起こし,緊急手術。

4時間近い手術で一命はとりとめたものの,

再発防止のため人工肛門に。

(これはガン治療が終わり,

 体力が戻れば戻すことが可能とのこと)

 

7月24日(本日),容体が安定したため,

集中治療室から準集中治療室的な,

機械がいっぱいある個室へ。

 

・・・という怒濤の一ヶ月を過ごしておりました。

この一ヶ月,あまりに短期に

色々なことが起こりすぎて

自分の時以上にパニクってます(笑)

(とは言いましても,私は関東在住のため

 万が一の事態を考え,会いに行くことは避け,

 地元にいる母と兄夫婦にお任せしっぱなしで。。。

 こんな時に何もできない自分が

 なんとももどかしいです。)

 

自分は化学療法がなかったので知りませんでしたが,

薬が効きすぎるっていうのもあるんですね。

(そして,効き過ぎると,むしろ危険なんですね)

 

何事もなければ

1週間程度で食事ができるようになるみたいですので,

ここからは無事回復して,

早く抗がん剤治療に戻れればいいのですが。。。

 

※昨日医者から「いったん私物は全て持ち帰ってください」と

 言われ,父の私物を一旦持ち帰った母。

 入院道具は母が準備したものの,

 私物として父が何を持っていったのか開けてみると,

 出てきたのは,大量の青汁とにんにく卵黄だけ・・・。

 全身ガンで入院するときまで健康オタクって変わらないんですね。。。

 (父親は昔からそういうところが天然(?)で,

  両親は福島在住なのですが,

  原発事故で我が家(関東)に避難してきたときも,

  持参したのはビール2箱,トマトジュース2箱,鉄アレイだけでした。。。

  いつも,チョイスがおかしい父親。ゆえに(?)友達も多く,

  心配してくださる方もたくさんいるようですので,

  本当に無事に退院してきて欲しいものです。)

2020年7月10日にMRIを撮影し,

7月13日にCTと診察。

 

手術から6年半経過したけど,

念には念を入れてということで,

定期検診を続けてくれています。

 

今回も,問題なしと言うことで私の方は一安心。

(つづく)

ご無沙汰いたしております。


同じ病気で奮闘されている方,

心より応援いたしております。

 

ずっと更新がなく,ご心配いただいていた,

または,自分の今後について不安になっていた方が

いらっしゃるかもしれませんが,

私は再発することもなく,極めて元気です。

 

本当はGW明けに,CTとMRIの定期検査があったのですが,

やはりこのご時世ですし,何かあったら

巡り巡って様々な方々,そして命の恩人である病院関係者の方々に

ご迷惑をおかけすることになると思い,

7月まで検査を延期させていただきました。

 

病院関係者の方々,そして今の生活を支えてくださっている方々,

本当にありがとうございます。

この1年,仕事が忙しくて
なかなか更新できなかったけど
やっと,少し落ち着いた

病気の方も,今のところ
再発も転移もなく
検診も半年おきになりました

これは,この間,大阪出張へ行ったときに食べたごはん。
場外馬券売り場の近くだったため,
お店の中は勝負師でいっぱいでした

リーズナブルなお値段で食べられたけど,
店主がややご高齢な感じのためか
ごはんが軟らかかった。。。←ごはんは固め派

しっかり食べて,この夏を乗り切りましょう