健康オタクな父親(78歳)が体調を崩したのが2020年6月中旬。
それまでは,私以上に飲み食いしており,
いまだにプロレスラーみたいな体をした父が,
おかゆをスプーン2杯くらいしか食べなくなり,
「夏バテか?」なんて本人は言っていたようなのですが
(同居はしていないので,母から聞いた話です)
そうこうしている間に片方の脚がパンパンにむくんできたので,
医療機関を受診。
すると,悪性リンパ腫の疑いがあるとのことで検査をしたところ,
中悪性レベル3の悪性リンパ腫であるとのこと。
最初の病院(地元で一番大きい病院)の見立てでは,
「下腹部に数カ所の転移が見られる」でしたが,
入院先の大きな病院(地域で一番大きい病院)での
精密検査の結果は
「首から下の全身に転移が見られる」という
いわゆる全身ガンと判明。
(中悪性レベル3以上の悪性リンパ腫)
ただ,悪性リンパ腫は薬が効きやすく,
一旦ガンが体から姿を消すと,
一生再発しない人もいるとのことなので,
薬が効くことをただただ祈っておりました。
7月14日に入院をし,検査後,16日から抗がん剤投与。
すると,食欲が戻り
(普通,副作用で食欲なくなると思うんだけど,
父はそういうところが昔からちょっと変わってます。)
毎日3食,病院の普通食を完食(とても美味しいそうです)。
年齢が年齢のため,
抗がん剤が効くかどうか不安があったようですが,
抗がん剤が非常によく効いているとのことで,
期間を短縮して投与。
よかったよかったと胸をなでおろすもつかの間,
7月22日事態が急変。
体質で,抗がん剤が効きすぎるらしく,
小腸にあったがん細胞が一気に破壊されたため,
小腸から出血し下血。
県で一番大きな病院へ救急搬送。
(健康オタクで普段は薬を嫌って全く飲まないため,
薬が効きすぎてしまったのでしょうか?)
出血が落ち着いており,
自然治癒するならそれがいいので,
様子を見ましょうとのこと。
7月23日事態が急変。
小腸から内容物が漏れ出て,
腹膜炎を起こし,緊急手術。
4時間近い手術で一命はとりとめたものの,
再発防止のため人工肛門に。
(これはガン治療が終わり,
体力が戻れば戻すことが可能とのこと)
7月24日(本日),容体が安定したため,
集中治療室から準集中治療室的な,
機械がいっぱいある個室へ。
・・・という怒濤の一ヶ月を過ごしておりました。
この一ヶ月,あまりに短期に
色々なことが起こりすぎて
自分の時以上にパニクってます(笑)
(とは言いましても,私は関東在住のため
万が一の事態を考え,会いに行くことは避け,
地元にいる母と兄夫婦にお任せしっぱなしで。。。
こんな時に何もできない自分が
なんとももどかしいです。)
自分は化学療法がなかったので知りませんでしたが,
薬が効きすぎるっていうのもあるんですね。
(そして,効き過ぎると,むしろ危険なんですね)
何事もなければ
1週間程度で食事ができるようになるみたいですので,
ここからは無事回復して,
早く抗がん剤治療に戻れればいいのですが。。。
※昨日医者から「いったん私物は全て持ち帰ってください」と
言われ,父の私物を一旦持ち帰った母。
入院道具は母が準備したものの,
私物として父が何を持っていったのか開けてみると,
出てきたのは,大量の青汁とにんにく卵黄だけ・・・。
全身ガンで入院するときまで健康オタクって変わらないんですね。。。
(父親は昔からそういうところが天然(?)で,
両親は福島在住なのですが,
原発事故で我が家(関東)に避難してきたときも,
持参したのはビール2箱,トマトジュース2箱,鉄アレイだけでした。。。
いつも,チョイスがおかしい父親。ゆえに(?)友達も多く,
心配してくださる方もたくさんいるようですので,
本当に無事に退院してきて欲しいものです。)