ご無沙汰いたしております。
自分の悪性軟部腫瘍は再発もなく,
昨年,無事に経過観察も卒業となりました。
(ありがとうございます!)
なんやかんや,心配をかけてしまった家族に
精一杯恩返ししていかないと!
・・・と,自分のことは一段落しつつ,
悪性リンパ腫で入退院を繰り返す父。
(最初に記しておきますが,現在父は自宅(実家)におります!)
昨年,一度は寛解するも,
3ヶ月ほどで再発。
そして,今年は年を越すとほぼ同時に,
抗がん剤が効きすぎて,
がん細胞が壊れた拍子に腸から大出血。。。
どうやっても止血できず,
元旦の夜中に担当医から母親に電話が。。。
「出血が止まらず,あまりもたないと思われます。
朝一番で,病院に来てください。」
それを聞いて,病院へ向かう準備を始めた母(と,近くに住む兄)。
(私は関東在住のため,コロナ対策で来院禁止)
そこに,出血は止まらないが,
輸血で意識はしっかりしている父親から,母の携帯に電話が。
え?ICUから電話ってできるの?まだ明け方前の真夜中。
今以上の緊急事態?
心臓が止まるほどに驚く母(母の後日談)。
父親「病院に来るって,先生に聞いたんだけど・・・。
みかん,持ってきて。」
私たちの心の中「ああ,この人,まだまだ死ぬ気ないわ・・・。」
このあと,奇跡的に止血剤が効いたのですが,先生は
「止血剤は一時的なものなので,次に出血したら一気に血圧が低下し,
そのまま・・・という可能性が高いです・・・。」
という話で,あと数時間以内での覚悟をしてくださいとのことだったのですが,
私たちの心の中「いや,この人,まだまだ死ぬ気ないからなぁ・・・。」
案の定(?),待てど暮らせど再出血はなく,
その日は,母も兄もいったん帰ってくださいとなりました。
そして,その一週間後・・・
退院しました・・・すごいぞ,父(ちっち)。
(生死さまよって,一週間後は,家族でもちょっとひく速さだぞ)
そして,今日は電話で「うなぎが食いたい」と。。。
(元気が一番ですが,食欲あるなぁ。。。)
うなぎ,送ろうと思います。
(兄には,カニが食いたいと。
ちまちま食べるやつじゃなく,
がぶっといけるやつがいい・・・と。)
(ちょっと死ぬ死ぬサギの疑惑が我々兄弟の中に)
本人も闘病で大変だと思うのですが,
わざと明るく振る舞っているのか,
それとも天然なのか・・・(←おそらくこっち)
病人が明るいと,周りも明るくなるので,
本当に勉強になります。
父親は,この年になっても,まだ色々教えてくれます。
本当に偉大です。
私も,またいずれは大病する日が来るのではないかと思いますが,
父親の背中,覚えておきたいと思います。
(父親にはまだまだ,長生きして欲しいですね。
・・・たぶん,しますけど。あのぶんだと。。。)