大腿部 軟部腫瘍(悪性)になりました。 -2ページ目

大腿部 軟部腫瘍(悪性)になりました。

2013年12月。
左足大腿部に
悪性の軟部腫瘍(myxofibrosarcoma:粘液線維肉腫)が
見つかってからのファンタスティックな日々。

ご無沙汰いたしております。

 

自分の悪性軟部腫瘍は再発もなく,

昨年,無事に経過観察も卒業となりました。

(ありがとうございます!)

 

なんやかんや,心配をかけてしまった家族に

精一杯恩返ししていかないと!

 

・・・と,自分のことは一段落しつつ,

悪性リンパ腫で入退院を繰り返す父。

(最初に記しておきますが,現在父は自宅(実家)におります!)

 

昨年,一度は寛解するも,

3ヶ月ほどで再発。

 

そして,今年は年を越すとほぼ同時に,

抗がん剤が効きすぎて,

がん細胞が壊れた拍子に腸から大出血。。。

 

どうやっても止血できず,

元旦の夜中に担当医から母親に電話が。。。

 

「出血が止まらず,あまりもたないと思われます。

 朝一番で,病院に来てください。」

 

それを聞いて,病院へ向かう準備を始めた母(と,近くに住む兄)。

(私は関東在住のため,コロナ対策で来院禁止)

 

そこに,出血は止まらないが,

輸血で意識はしっかりしている父親から,母の携帯に電話が。

 

え?ICUから電話ってできるの?まだ明け方前の真夜中。

今以上の緊急事態?

心臓が止まるほどに驚く母(母の後日談)。

 

 

父親「病院に来るって,先生に聞いたんだけど・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

   みかん,持ってきて。」

 

私たちの心の中「ああ,この人,まだまだ死ぬ気ないわ・・・。」

 

このあと,奇跡的に止血剤が効いたのですが,先生は

 

「止血剤は一時的なものなので,次に出血したら一気に血圧が低下し,

 そのまま・・・という可能性が高いです・・・。」

 

という話で,あと数時間以内での覚悟をしてくださいとのことだったのですが,

 

私たちの心の中「いや,この人,まだまだ死ぬ気ないからなぁ・・・。」

 

 

案の定(?),待てど暮らせど再出血はなく,

その日は,母も兄もいったん帰ってくださいとなりました。

 

 

そして,その一週間後・・・

 

 

退院しました・・・すごいぞ,父(ちっち)。

(生死さまよって,一週間後は,家族でもちょっとひく速さだぞ)

 

 

そして,今日は電話で「うなぎが食いたい」と。。。

(元気が一番ですが,食欲あるなぁ。。。)

 

 

うなぎ,送ろうと思います。

(兄には,カニが食いたいと。

 ちまちま食べるやつじゃなく,

 がぶっといけるやつがいい・・・と。)

(ちょっと死ぬ死ぬサギの疑惑が我々兄弟の中に)

 

本人も闘病で大変だと思うのですが,

わざと明るく振る舞っているのか,

それとも天然なのか・・・(←おそらくこっち)

 

病人が明るいと,周りも明るくなるので,

本当に勉強になります。

 

父親は,この年になっても,まだ色々教えてくれます。

本当に偉大です。

私も,またいずれは大病する日が来るのではないかと思いますが,

父親の背中,覚えておきたいと思います。

(父親にはまだまだ,長生きして欲しいですね。

 ・・・たぶん,しますけど。あのぶんだと。。。)

昨年6月,体調が急激に悪くなり,

検査の結果「悪性リンパ腫」であることが発覚した父親。

 

ステージは3~4。(何もしなければ)余命1年と宣告。

 

昨年7月に入院してからは,

抗がん剤が効きすぎて腸に穴が空くなど

(腸にあったガンが破壊されて穴になった)

入退院をくり返す1年間でした。

 

あれから1年。

 

本日,体の隅々まで検査をした結果が言い渡される日。

 

 

結果・・・・・・・・・・・寛解(かんかい)。

癌は見当たらず,なんなら,

そんじゃそこらの同世代より健康な肉体という結果に。。。

 

 

昨年も書いたけど,

父親はちょっと変わっていて

イイ意味で常識が通用しない。

 

余命1年宣告されても,

家族が「まあ,なんとかなるんでない?お父さんだし。」

って感じだったけど,

本当になんとかなっちゃうとは。。。

 

さきほど学校から帰ってきた息子に

じいちゃんの復活を伝えたところ

 

「やっぱりじいちゃんだね。変わってるわぁ(笑)」

 

と,お喜びのご様子。

 

 

今後は,定期的な検査で様子を見るとのこと。

 

まだ,お互いにコロナワクチンが打てていないので

会いには行けないけど,打てたら久々に会いに行きたいですね。

 

 

しかし,人間の生命力,あなどりがたし。。。

 

 

※私も,左大腿部軟部腫瘍の経過観察が今年の春で終了。

 医学の発展,人間の持つ不思議な生命力,実感しております。

 

※昨年9月の私の白い便も,特に異常は見つからず。。。

2020年9月16日。

 

下の子が風邪で幼稚園を休んでいるので,

色々な作業が滞る今日この頃。

 

コロナではないと医者からお墨付きをもらっているし,

もう風邪は治っていて,アレルギー症状として鼻が出ているので,

もう幼稚園に行っても良いと言われていますが,

症状がある以上は(周りの目もあるので)幼稚園に行かせるわけにもいかず。

 

・・・という状況の中,回復が順調なので,

次の抗がん剤投与まで1週間だけ自宅療養が決まった父。

 

しかし,入院が快適らしく,

「1週間なら面倒だし退院したくないわぁ。」と。

 

でも,

「ご飯少ない。」

「刺身食べたい。」

と,抗がん剤でも全く失せない強靱な食欲を満たすため(?)

その点では,退院を楽しみにしている模様。

 

入院するときは,遺産うんぬんとか,

運転免許返納とか言ってたけど

少し回復するやいなや

「運転免許,更新しないと。ちょうど帰れるから行くか!」

とか,もう,生命力がすごすぎて実父ながら理解できないです(笑)

(首から下,全身転移の悪性リンパ腫ですよね?)

 

何はともあれ,家族が元気(?)なのはいいことですね!

 

 

あとは(突然ですが)・・・今月頭,私の「白い便」が数日続いた原因を探るべく,

先日行った血液検査結果を待つのみですね~。

(肝臓や胆管にやばめの異常があると出る症状みたいです)

 

医者に行ったとき,白い便がでたことを伝えると

「え?どのくらい?白?灰色?この壁(ダークホワイト)くらい?」

と,やたら食い気味でテンション上がってたのがウケました(笑)

 

さてさて,鬼がでるか蛇が出るか!?

血液検査結果は,連休があるので28日の月曜日です!

(また精神攻撃されるので,親にはナイショ)

昨日,入院中の父から電話。

父親から電話は入院後初めてなのと,

その前の日から,2クール目の抗がん剤投与が始まったと聞いていたので,

また効き過ぎて何かが起きたのかと不安になりながら出ました。

 

すると,すこぶる元気そうな声で

「髪が,すごく抜けるんだよ!

 洗ってると,ボソって。

 髪を拭いたら,下に雪のようにつもるんだよ!」

と,興奮気味に・・・。

(父は,白髪で,ふさふさなのです)

 

声のトーンから,不安を消し去りたいとかではなく,

単純に楽しんでるな・・・この人・・・って感じでした。

(自分が入院したとき,心からワクワクしたのは,

 この人からの遺伝だと確信(笑))

 

「髪は抜けるって聞いてたけど,こんなに抜けるんだな!

 でも,食欲落ちるとか,気分が悪くなるとかいわれたけど,

 ご飯はうまいままだな。量少ないんだよな。おかわりできないし。」

 

・・・不満そこ???

 

7月末に開腹手術受けた人が?

 

私,45歳。

あらためて父の偉大さ(?)に驚いております。

 

いずれにしても,順調そうで良かったです。

今日は地元にいる母親と兄が

父の入院している病院にお見舞いへ。

 

しかし,入院している病院が

コロナ患者を受け入れたとのことで,

面会は15分までに。

(前から15分だった気がするのですが・・・勘違い?)

 

そんな中,1~2分でしたが,

ビデオ通話で父親に会うことができました。

 

顔色も良く,一見元気そうでしたが,

孫たちが出ても笑顔がなかったので

ちょっとシンドイのかな・・・なんて思ってます。

 

ただ,医師の見立てでは順調に回復しているようで,

明日から血液内科(本来の受診科)へ移るそうです。

 

抗がん剤が効いて欲しいのはもちろんですが,

今回みたいに効き過ぎで

大惨事にならないことを祈るばかりですね~。