元旦は静かに穏やかに過ぎた。
除夜の鐘を聴きながら近所の神社に初詣に出かけ、いつもよりも長い列に並んでお参りをした。
おみくじは珍しく「大吉」で、幸先がいい
神社で手を合わせ祈ることは、いつも同じ
「家族が健康で暮らせますように」
昨年は、震災があって、何事もない普通の暮らしがどんなにか幸せかを、誰もが実感した。
私たちがん体験者も、病気になって初めて、心から「普通の暮らし」がどんなに尊いかを知ることになるが、それは、一度失ってみないと真には実感できないのだと思う。
体験を伴って初めて、実感し、心底からそう思えるようになる。
そして、その体験を「良かった」と思えるようになれたらいいと思う。
それは、その後の人生の方向を決める大きなターニングポイントになる。
どんな経過を辿ったとしても、そう思える人の人生は、まさに悔いのない人生だと思う。
・・・などなど、徒然に考えるほど、静かな元旦だった。
皆さまにとって、幸せに満ちた一年になりますように!