元旦はしずかに | ホワイトマムの急性リンパ性白血病日記

ホワイトマムの急性リンパ性白血病日記

2005年の春に急性リンパ性白血病を発病し、化学療法のみで10年。
「これで病気ともお別れね」と思った矢先のホワイトマムに起こった出来事は!?

元旦は静かに穏やかに過ぎた。


除夜の鐘を聴きながら近所の神社に初詣に出かけ、いつもよりも長い列に並んでお参りをした。

おみくじは珍しく「大吉」で、幸先がいい


神社で手を合わせ祈ることは、いつも同じ

「家族が健康で暮らせますように」


昨年は、震災があって、何事もない普通の暮らしがどんなにか幸せかを、誰もが実感した。


私たちがん体験者も、病気になって初めて、心から「普通の暮らし」がどんなに尊いかを知ることになるが、それは、一度失ってみないと真には実感できないのだと思う。

体験を伴って初めて、実感し、心底からそう思えるようになる。


そして、その体験を「良かった」と思えるようになれたらいいと思う。

それは、その後の人生の方向を決める大きなターニングポイントになる。


どんな経過を辿ったとしても、そう思える人の人生は、まさに悔いのない人生だと思う。


・・・などなど、徒然に考えるほど、静かな元旦だった。


皆さまにとって、幸せに満ちた一年になりますように!