もっとゆっくり生きよう今朝は、少し雲を乗せた普賢岳と、山肌までくっりきとした金峰山や阿蘇の山々の姿が美しく、しばらくの間手すりにもたれてその風景に見とれた。 強い日差しに照らされた家々を見ていると、7階の病室から来る日も来る日も見ていたあの街の光景がよみがえってきた。 あの頃の思いがよみがえる。 窓の向こうに広がる街並みを眺めながら、鳥になりたいと思ったあの日。 ふと、もっとゆっくり生きよう、と思った。