【番外編】懺悔② | ホワイトナイツ 〜僕らのイルーナ戦記〜 マスター山下による、イルーナ満喫ブログ♪

ホワイトナイツ 〜僕らのイルーナ戦記〜 マスター山下による、イルーナ満喫ブログ♪

ギルド『White−Knights』の活動記録★パラ、美、灰、円、朝、塩、歌、砂、各大体レレ完↑を使う、マスターのギルド活動雑記(ノ´∀`*)キャラはしっかり育成する派ですが、育成はあくまでイルーナを楽しむ為の手段!目指せ、最強ではなく最高を(๑•̀ㅁ•́๑)✧

〜第ニ話 出会い〜



彼は、僕のブログを見て声を掛けてくれたうちの一人だった。名前は『ぴえろっろ』さん。ホワイトナイツの活動に興味を持ってくれたらしい。


何度かコメントでやり取りしたあと、イルーナ内で彼と会って話した。話題はブログの話やイルーナの話など、他愛のない事柄だったと記憶しているが、それより印象的なのは、終始ぴえろっろさんのテンションが高く、とても喜んでくれていた事だ。


もし僕がアイドルなら、ファンの方はこのように接してくれるのかもしれない。しかし、僕は相手とは対等な関係でいたい。彼は僕のことを「山下さん」と呼んでくれたので、僕は彼のことを『ぴえさん』と呼ぶようにした。


ギルドに来ないかとお誘いしてみたが、残念ながら他に加入しているという事で断念した。フレンドになってほしいというお話をもらったので、その日はフレンドになってお互い解散した。






そして、今日もブログを書く。


ブログは内容を充実させつつ、2日に1回更新する事を心に決めていた。不定期更新では、アクセスも伸びない為だ。投稿がギリギリになることもあったが、これまでなんとかこのルールを守り続けている。


リアルの仕事も、採用繁忙期で業務量は多い。家庭持ちで一家の主である僕には、家族と過ごす時間も必要であり、イルーナで活動できるのは1時間もあれば良い方だった。


イルーナで活動し、記事のもとを収集する。通勤電車の中で画像編集しつつ、記事を書き上げる。それを2日に分けて繰り返して投稿した。そのうちに、自分で振り返っても驚くほどに、とてつもない数の記事を投稿する事になる。



ブログを通してイルーナの輪も広まっていった。憧れていた人と交流ができたのは純粋に嬉しかった。友人のように親しく話せる相手もたくさん出来た。ブログを通して、イベントなども発信、開催し、企画や運営にてんてこ舞いになる。


投稿した記事に付くコメントも増え、その返信をどう書こうかと、悩みながら文章を書く事も増えた。


ぴえさんは、僕とインの時間があうと、必ず声を掛けてくれた。挨拶に始まる話の内容は、変わらず他愛のないものだったが、彼は楽しそうに話をしてくれた。



しかし、彼が楽しげに話をしているのとは裏腹に、僕は実は彼とのやり取りを少し面倒に感じていた。


他のギルドに所属しており、ホワイトナイツに加入してくれる予定のない彼よりも、ギルメンとの交流や、ギルドの発展を優先したかったのだ。


支援に行ってくる、連戦してくる、など自分で用事を作っては、ぴえさんとの話を早々に切り上げ、ギル活へと走った。フレンドよりもギルメン。それがこの頃の僕の中での絶対だった。






今日の活動をブログに書きとめる。


書いているうちに文章が気に入らず、消しては書きを繰り返し、ある程度満足出来る状態で投稿する。画像編集も、それなりに時間が掛かるものだ。1つの投稿に2時間以上掛ける事も、少なくなかった。


2日に1回、規則正しく更新していた事もあってか、ページビューも1500を超える日が続く事もあった。ここで歩みを止めるわけにはいかない。


多くの人に認められている気がしたし、時に2000に届くプレビュー数をやりがいのように感じていた。読者になってくれた人の期待は裏切りたくない。


伸び続ける数字とは裏腹に、この頃から『書いていたい』という前向きな思いは『書き続けなければ』という焦燥へと変わっていった。



















天の声「そういやお主、電車でずっとブログを書いとったのぅ」


山下「ええ、なんだか懐かしいですね」


天の声「満員電車じゃったし、立って書くもんじゃから、周囲の乗客には迷惑を掛けとったようじゃがの」


山下「う‥そうですね」


天の声「一番覚えとるのはあれじゃ。雨の日、お主が文章を打つのに夢中になりすぎて、つり革を持った腕に下げた傘の先が、座ってる女性のスカーt…」


山下「ダメー!!ここで言っちゃだめー(汗)あれは不可抗力ぅぅぅ」


天の声「まぁ、あの女性もその事は分かっとったようじゃがの。一歩間違えれば、犯罪者じゃぞ」


山下「ホント、寛大な人で助かったよぉ。。」


天の声「目の前で急にモジモジし始めたから、何事かと思ったわい」


山下「もうやめて、天の声もとい僕(笑)」


天の声「女性の敵じゃの」


山下「あんたもだ!!とにかく反省してます、心から」


天の声「うむ、前回イジメられたから、これで仕返し完了じゃ」


山下「…(心の狭いひとだなぁ)」


天の声「ん、何か言ったかの?」


山下「いえ、何もございませんっっっ!!」


天の声「ならええ。さて、次回予告はあるのかの?」


山下「いえ、もちろんありません」


天の声「なら、このコーナーの意味はなんぞ??」


山下「不毛なひとり漫談」


天の声「たわけがっ!!読者の皆様の貴重な時間を、このような事で使うでないっ」


山下「…(その貴重な時間の半分を奪ってるのは、天の声のトークですやん)」


天の声「ん、スカートの件、続けるかの?」


山下「いえ、もう許してぇぇぇ!!」




第二話 完
(第三話は、24時間後に投稿します)