梅雨がなかなかあけず、今年は冷夏で農作物の不作も心配されていたのが嘘のように、台風と共に梅雨が明けた途端、猛暑になりましたね。
突然のことに身体がついていかず、体調を崩しやすい時期(まさに土用期間)。。。皆様大丈夫ですか。
私は今日は外から帰ると、冷房を入れる代わりに一人でサラダ一パック食べてやっと落ち着きました(生サラダは体を冷やすので、特に冷房効かせている場合、食べすぎ注意)。
こんな暑い時期は熱中症、脱水に注意とよく言われますが。。。
熱中症予防に経口補水液なんて飲んでいませんか?!
家庭で応急的に経口補水液を作る時は、水1Lに対して食塩3g、砂糖20~40gを加えます。
厚労省が推奨している一日の塩分摂取量の目標値は男性8g、女性7g
実際の摂取量は平均10gを超えている現実
何でもないのに敢えて塩分と糖分を追加で飲むなんて!!
←製薬会社のCMに皆さん騙されていませんかー??
まさかラーメンのスープ飲みたいの我慢して、経口補水液飲んだりしてないですよね??
ラーメンの塩分量は麺が2g弱、スープが3g前後と言われています
もちろん、ラーメンのスープには脂質も多く、塩分以外にも健康を気にするのであれば控えた方が無難ではありますが
わざわざ我慢した分の塩分を美味しくもない経口補水液で補うのですか??
ダイエットしたいといってる女性陣!!美味しいおやつ我慢してるのに、糖質20g以上も美味しくない経口補水液から摂取したいですか??
経口補水液は脱水状態になったときの対策としてはとても有用です
救急救命にも役立ちます
経口補水液自体を否定する気は全くありません。
ただ、経口補水液は脱水状態もしくは脱水を起こしかけているときに使用する医療用の飲料で、一般の人が安易に使うものではありません!!
炎天下で激しいスポーツやハードな仕事をされている方、高い発熱やひどい下痢のときなど、必要な状況はかなり限定的。
普段の脱水予防??
普通のお水で十分です。健康で普通にお食事がとれている、大量に汗をかいてふらふらしているなどの事情がなければ。
水だけだとつらいときは??梅干し1つの塩分量がだいたい2~3g
軽い熱中症には梅干しと水で簡単に対応できます(あくまで普段は普通にお食事が摂れる方の場合)
ちなみに、腎機能が悪い方、血圧、血糖値が高い方などは特に注意が必要、使用可能かなどは必ず主治医と相談してくださいね
そして、夏のお悩みのもう一つが、浮腫みではないでしょうか
浮腫みの原因は、日本では、夏の湿度が高いこと、冷房で冷え過ぎの場所が多く、さらに冷たいものをたくさん食べる現代人は基本的に冷えていること、肉体労働が減って、筋肉量が落ちていること(末端の血液、リンパ液を戻しているのは筋肉です)
などなど様々な要因がありますが
対応としては、冷やさない、甘味を控える、利尿作用のあるお茶など、詳しくは以前のブログ参照~
https://ameblo.jp/white-cherry-blossoms/entry-12484336490.html
甘味は白砂糖だけをさす言葉ではないのですが、特に白砂糖は水分を吸収する溶解作用があることからも、浮腫みの原因になることは想像しやすいのではないでしょうか
このことに関して、質問をいただきました
「健康診断で血糖値は正常範囲なので、糖質を控える必要はないですよね」と
軽い衝撃でした。。。反省しました。。。
私の当たり前は、中医学を勉強した結果の当たり前
中医学を学んでいない方の常識とは違って当然。。。ちゃんと説明しなくては、と思ったので、同じような疑問抱いていた人は以下も参考にしてください♪
結論から言うと、もちろんダメです。
むくんでいる方で甘いものをよく摂取している方の場合、健康診断の血糖値は問題なくても、これは正常範囲を統計から出しているもので、個人的には高いのかもしれません。
何より、健康診断で血糖値が指摘された場合というのはすでに病気です。
でも、突然病気になるわけではないですよね。
生活習慣病である、高血糖症は特に、普段の生活で糖質過多な状態が何年も、場合によっては何十年もかけて発症するもの。
浮腫みはいわゆる未病、高血糖症の発症を予言してくれていて、注意するように体が出してくれているサインかもしれません。
私たちの体は、実は色々なことを教えてくれています。
私たちが無視すると教えてくれなくなったりしますが。。。ちゃんと聞こうとしたらどんどん教えてくれます♪
是非、身体の声に耳を傾けてあげてください✨