清掃業…他に仕事ができなくなった人たちが、最終的に選択する職業。これはベテラン同業者から聞いた。どうやら真実らしい。何らかの理由で清掃業に流れ着いた人たち。清掃業をする私が『闇落ち』なのは、強ち嘘ではない。どこの現場も曲者揃い。今のところ私は穏やかに働けているけれど。闇持ちだから落ち着けているのかも。そして、私も曲者ってこと。何を今更。
同じ建物内で働く飲食業の方々は、挨拶一つにしても陽キャだ。一瞬ディズニーランドにいるのかと疑う程に。こうして一度飲食業から離れると、自分の陰キャが浮き彫りになる。でも、もう無理して喋る必要はない。闇に隠れて生きよう。妖怪人間として。
そういえば昨今、陰キャを『チー牛』ということもあるそうだ。語源は、チーズ牛丼を頼みそうな人。更に、何かの歴が長い人を『古の○○』というらしい。ということは、私は古のチー牛。確かに私の一番好きな食べ物はチーズ。何かにつけてチーズを欲してしまう。言うまでもなく、すき家の牛丼のトッピングも。前世がネズミだからと思っていたけれど。
チー牛、言い得て妙な言葉だな。