出資馬・JRAレース結果(10/30-11/4) | ボロは明日の糧になる2018 (仮)

ボロは明日の糧になる2018 (仮)

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本日は、【シルク】【ウイン】出資馬が勝ち星を”ひとつ”ずつ挙げてくれた。

 

出資・出走馬の「短評」を述べると、、、

 

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ウインミニヨン嬢(5歳牝)は中団待機策から直線でラチ沿いの進路を取りきれず、外へ切り替えているうちに終わった。
 

前後半4Fで前半が4.8秒も遅い超スローペース。向正面マクリによってペースが急激に上がり、残り6Fから【11.5】前後のラップを刻み続けている。息が入らない”前”の組に苦しく、動かずに我慢した後方勢に有利な流れ。中団から進めた本馬にとって展開利は得られていないが、直線でもマズマズの伸び脚をみせた。

ただし、直線早々に”ラチ沿い”に飛び込んだトコロ、前を走る⑤(和田竜)も遅れてラチ沿いに寄せてきたコトが痛恨事。コレにより前方の「進路」が消えて、⑤に詰まる前に”外”(馬場の中程)へ切り替えた鞍上・西村淳騎手の判断も早かったが、追えずに横移動した後にクリアな進路が取れたのが残り【0.5F】手前。距離がなく再加速させるだけでゴール板を迎えるコトとなった。”内”を突くコトは”詰まる”リスクを承知のうえでのイチかバチかの行為だけに、今回は上手くハマらなかったのだから仕方ない。

それでも”7着”入着手当を咥えて帰ってきているので、上手くいかなかったがよく頑張ったと褒めたい。次走で「掲示板」(5着以内)に”巻き返し”を期待する。尚、当該レースは同厩舎・同馬主で”2頭だし”だったキャロットのコンビプレイ(向正面マクリと追込み)が炸裂した形。


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ヴェールクレール嬢(5歳牝)は中団待機策からラチ沿いを回して押し上げ、直線もジワジワ伸びていた。
 

前後半3Fで前半が1.4秒速いハイペース。スプリント戦と開幕週の芝馬場を考慮すれば、これでも”前残り”の流れ。道中でじっくり溜めずに、”ラチ沿い”を早めに押し上げていった鞍上判断はわるくない。それでも前2頭に届かないのは本馬や鞍上の”責”ではなく、しいて挙げるなら開幕週のこの条件・番組を使ってきた「陣営」に”責”を求めるべき。数字上でも”メンバー3番目”に速い上がり脚【34.8】を駆使できており、”差し脚”(脚力)を発揮できていた。

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セラドナイト嬢(3歳牝)は単騎逃げ態勢に持ち込み、直線で粘り続けるも残り1Fで後続に呑み込まれた。
 

前後半4Fで前半が1.1秒速いハイペース。隊列が決まった3Fめから【12.2】前後のラップを刻み続け、”息”が入らないワンペースの分だけ”前”に苦しい流れ。2・3番手の先行勢⑥⑨が約半馬身差の外に張り付き、道中は突かれて苦しいペースを刻むしかなかった。追走してる側⑥⑨も”6・8着”に沈んでいるのだから、彼らは勝手に自滅した形で本馬はソレに巻き込まれた認識。

今回は「展開」が向かず、かなりキビシイ流れだったので「距離」ももたずに失速した。だが、【ダ8.5~9F】くらいで”前付け”できるメンバー構成ならば、もっとリラックスして走れるかもしれない。

 

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オルドヴァイくん(2歳牡)は中団前寄りの内につけて、直線で伸びてはいたがキレ負け。


前後半4Fで前半が3.5秒も遅い超スローペース。前残りかつ上がり3つの”瞬発力”勝負。道中の遅すぎるペースに馬が耐えきれず、1~2角でアタマを上げて”折り合い”を欠き続けるロス。向正面に入るとペースが上がったので逃げ馬⑤(西村淳)の直後でようやく収まっていたが、脚が溜まりきらなかったのは当然だろう。直線では【33秒台後半】の決め手勝負となり、完全に遅れをとった印象。

ソコソコのキレる脚なので、「芝レース」で”上がり勝負”となるとなかなかキビシイ。距離延長しても、今回のような超スローペースになると延ばした意味がほとんどなくなる。それだけに、2歳戦であっても”しぶとさ”勝負のタフなレースが多くなる「ダートレース」を推奨する。

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インテルメディオくん(2歳牡)は中団の内につけ、直線で外に持ちだすとグイグイ差し伸びてきた。
 

前後半4Fで前半が1.9秒速いハイペース。好位・中団勢に有利な流れ。促しても先団馬群について行けないので、ムリせず中団に控えて最短距離の”ラチ沿い”を立ち回る。4角残り3F棒で外へ持ち出し始め、前8頭の一番外の進路を取ると長くイイ脚を使って伸びていた。数字上でも”メンバー最速”上がりの脚【36.7】を駆使。本馬と勝ち馬の上がり”36.7”・”36.9”を除けば、他馬は38秒台以上も時計を要しており、2頭がず抜けた脚を使っていたこととなる。

上述のように鞍上・北村宏騎手の柔軟な「位置取り」・「コース取り」がお見事。結果として勝てなかったものの、レースをわかっていない若駒の”デビュー戦”だけに、「脚を溜めるべき」トコロと直線で「脚を使うべき」トコロを本馬に学ばせてくれた点も、今後に向けてありがたい”走らせ方”と言える。


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ボンディマンシュくん(7歳セン)は中団馬群の中につけて、直線で内の開いたトコロを差し抜けた。
 

前後半3Fで前半が2.7秒速いハイペース。スプリント距離としても速いので、中団・後方勢に有利な流れ。向正面のうちに馬群の中を押し上げ、3角では雁行状態の前4頭の直後。いつでも差し込む手応えで直線入口を迎えて、逃げ・先行勢①④の間が3頭分開いたトコロに突っ込み勝負アリ。数字上で”メンバー最速”上がりの脚【38.6】を計時しているように、”勢い”(惰性)のついた外差し勢を問題にしない3馬身差の完勝だった。

走破時計は【1.27.3】(良)。時計の速くなる”重”馬場の前走より2.0秒遅く、4走前の”良”におけるベストタイムより0.8秒遅い。これは10/30大井出走した出資馬ウインフィエルテ嬢(3歳牝)の陣営が触れていたように、砂を入れ替えて「時計のかかる馬場」に変化したコトが大きいのだろう。”脚力”を発揮しなかったわけではナイので心配無用。

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タイキモンストルくん(4歳牡)は中団の内につけて、直線でジワジワ脚を伸ばして流れこんだ。
 

前後半4Fで前半が1.7秒速く、速めの平均ペース。好位・中団勢に有利な流れ。道中で追走に苦労して、3角手前でステッキまで入る始末。3~4角で最短距離のラチ沿いを回して、直線入口で「3番手争い」に加わったが伸び脚は皆無だった。それでも上がり脚【41.0】は先行した3・6着馬とほぼ同等で大きくバテ下がっていたわけではなく、ジリジリと粘りながら退いていた印象。

シーズンオフとなる「ホッカイドウ・門別競馬」から「南関東・大井競馬」に転籍初戦。手始めに【マイル】距離から使ってきたが、勝負ドコロから押し上げる追走スピードが足らず、距離不足は明らか。相手メンバーレベル(脚力)が大きく上がる南関東だけに、この距離では通用しなくて当然だろう。また、馬体は”余裕残し”の造り。前走(門別)で自己最多となる馬体重512kg(+14)から今回2kgしか減っていなかった。”500kg前後”のベスト体重あたりまで絞れていないのだから、本馬が動けなくても仕方ない。

個人的には、南関東競馬は下級条件でも【ダ10F】以上の番組が豊富なので、クラブ側を含めた「陣営」はあえてメンバーレベルの高い”当地”を選んだ認識でいる。ココを叩いた次走で、”距離”選択と馬体の”造り”を注視したい。

 

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ウインフィエルテ嬢(3歳牝)は単騎逃げの形から直線バテながらも凌ぎきって勝利。

 

笠松競馬から南関東競馬に転籍初戦。スピードの違いでスムーズに逃げ態勢を作り出して、道中は”折り合い”十分。3角から4番手以下の後続を突き放し、ついてきた2頭も直線でふりきって4馬身差(0.8秒差)をつけた。笠松競馬から南関東競馬に転籍初戦から結果を残し、南関東・初勝利(通算3勝目)。笠松の2連勝と合わせて”3連勝”を飾った。

ただし、”距離適性”に関していえば、【マイル】距離はやや長い印象。今回は「他馬に絡まれず、気分よく進められた」ので直線も”余力”が残っていたが、上がり4Fラップタイムは「12.5→13.2→13.5→14.2」とドンドン落ちていく。最後の1F【14.2】は明らかにバテており、見た目でも脚色が鈍っているコトが明らかだった。

 

「南関東競馬」の”一番下のクラス”にも獲得賞金が届かないメンバー同士で構成される「3歳馬限定の”未格付”条件クラス」なので凌ぎきれたが、今後を考えるとこの距離ではキビシイ感じ。同距離でレース経験を積み重ねて「道中で息を入れる」コトを覚え、「マイルのペース」に慣れれば”こなせる”ようになるかもしれないが、現状のままでは【ダ7F】までのスプリンターとしか言えない。

 

尚、陣営は距離ではなく「入れ替えたばかりの深く重い砂」をバテた要因として挙げているが、会員向けのリップサービス(本馬をフォローする発言)で”本音”ではないとおもいたい。

 

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・・・以上、平日ならびに土曜開催の纏めでした。

 

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※ぽいぽいプリンさま、ご提供。
オウマガタリ、、、
今月今宵のオタノシミは、ここまでにございます♪