出資馬・JRAレース結果(9/17) | ボロは明日の糧になる2018 (仮)

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本日は、【社台RH】出資馬が勝ち星を”ふたつ”【ノルマンディー】出資馬が勝ち星を”ひとつ”、合わせて”3勝”を挙げてくれた。

 

出資・出走馬の「短評」を述べると、、、

 


マスクトディーヴァ嬢(3歳牝)は中団につけて、4角スパートで直線抜け出し快勝。

 

前後半4Fで【45.7→45.7】のイーブンだが、ラップ【12.0】前後のフツーの平均ペースではなく、ラップ【11.5】前後の速いラップを刻み続けるハイペース。そんな”息”の入らないペースなのだから、”後方勢”に有利な展開なのは言うまでもない。本馬は”中団”の外で脚を溜めて、4角残り【3F】棒から外を回してスパート。直線で外から先に抜け出して、バテ下がる仔たちがヨレて進路を塞ぐ”不利”を受けるコトなく走り終えた。

数字上で”メンバ-2番目”に速い上がり脚【33.2】を繰り出しており、走破タイム【1.43.0】は阪神芝1800mの「コースレコード」だけでなく、「日本レコードタイム」を【0.8秒】も更新する”オマケ付き”となった。ただし、今期の阪神開催の馬場は速い時計が頻出。当該週は芝状態の良い”2週目”にあたるが「3勝クラス」の芝マイル戦【1.31.9】、前日の「OPクラス」の芝2000m戦【1.57.2】を計時。走破時計は割引いて考えるべきで、勝ちっぷりや抜け出していく形を高く評価すべきだろう。

 

尚、出走確定段階では「2勝クラス馬」だったが、1着乳腺で本番「秋華賞」(3歳牝G1)の優先出走権を奪取。レース後は本賞金”2600万”加算して、めでたく「OPクラス」入りを果たした。預託先の辻野厩舎は今年重賞”3勝目”。



マラキナイア嬢(3歳牝)は中団後ろ寄りにつけて直線大外からイイ脚で差し込んできた。
 

前後半4Fで【45.7→45.7】のイーブンだが、ラップ【12.0】前後のフツーの平均ペースではなく、ラップ【11.5】前後の速いラップを刻み続けるハイペース。そんなペースを判断したのか、向正面のうちに中団から少し控えた本馬の鞍上・川田騎手。同クラブ馬の勝ち馬の背後から進路をトレースしながら押し上げてきていた。しかし、直線に向いたトコロで内から外へ持ち出す⑥(木幡巧騎手)に強引に馬体をぶつけられて”大外”へ弾かれたのが痛恨事。人馬のバランスを立て直してから再度追い出し、ゴール前でも猛然と伸び脚をみせたが、勝ち負けには届かず。尚、本事象について、木幡巧騎手に対して”罰金1万円””制裁点”の処分アリ。

仕掛けが遅れるのと同義となる”不利”を受けながら、”メンバー4番目”に速い上がり脚【33.4】を計時したのは立派。なんとか”3着”を確保(4着馬とクビ差)したコトで、本番「秋華賞」(3歳牝G1)の優先出走権を貰える上位3頭の”枠”に滑り込めた。今年6月以来となる”約3ヶ月ぶり”の実戦で馬体重【442kg】(+14)。休養明けを”ひと叩き”して身が締まり、本番でさらに動ける”造り”になっていれば楽しみになる”走り”だった。



ヴァナルガンドくん(3歳牡)は1角で譲らずに逃げ態勢に持ち込むと、直線で並走馬を振りきり勝利。


前後半4Fで前半が0.4秒遅いスローペースで前残り展開。そんな展開を作り出したのが本馬であり、主導権を取って道中でラップ【13.8】を刻むなど極端にペースを落とす。後方にいた⑨(丹内)が向正面マクリで先頭に立つとペースが上がり、3角から先頭のマクリ馬を追いかけて、一緒に追いかけた先行3番手⑫(石川裕)との併せ馬を”半馬身差”で制した。数字上の”上がり最速馬”がこの両馬の上がり3F【37.3】なのだから、いかに”前に恵まれたペース”だったかが理解できる。

 

さすがに戸崎圭騎手でも、逃げて主導権を取れれば”ポカ”をする機会も減り、本馬の”脚力”頼みで競り勝ったレースぶりだった。出走メンバーの鞍上をよく見渡せば、「重賞のない”裏開催”」上位騎手がいない日曜の中山開催。(土曜中山と比較してもモレイラ騎手や横山武騎手が不在で、)まるで3場ローカルのような騎手構成。おかげで騎乗馬の”馬質”(人気)もかなり良化しており、同日”3連勝”を含む”計4勝”も頷ける。

ただし、時計的には同条件で施行された今年3月の「3歳1勝クラス」平場戦と同じ走破タイム。今回は当時よりも斤量1kg減の”55kg”だけに、”約半年”経過後の成長した姿でこの”走破時計”ではモノタリナサが残る。これが能力的に「1勝クラス」がギリギリの馬なら、他馬との駆け引き(牽制)重視のこのレースでも”もろ手”を挙げて喜ぶトコロ。だが今春に「高額条件クラス」まで進める”脚力”をみせていた仔だけに、「勝利」したコト以外は”不満の残る”レースぶりであった。


エンファサイズくん(3歳牡)は中団につけて、直線はジリジリした伸び脚に終始。

 

前後半3Fで前半が0.6秒遅く、スプリント戦としては超スローペースで前残り展開。まさか芝6F戦で前後半【34.6→34.0】の稀有なレースが存在するとは。本馬はペースが遅くて道中で折り合いを欠くシーンがみられ、不向きな展開も相まってあまり差を詰めてこれなかった。
 

一気の3F距離短縮で挑んだ芝スプリント戦だが、「レースの形」や「内容」はわるくなかった印象。道中の”折り合い”をつけて、”終いの脚”が活かせるようになれば再上昇も可能だろう。


プリンスノットくん(3歳牡)は先行策から4角でついて行けなくなり、直線入口で馬群に飲み込まれた。

 

前後半3Fで前半が4.6秒も速いハイペース。中団・後方勢に有利な流れ。このペースを先行「2番手」で追走したので、直線を待たずしてバテ下がるのは理解できるトコロ。”番手位置”は陣営指示かもしれないが、”先行粘り”ができる仔だと踏んでの「位置取り」だったのだろうか疑問が残る。

”ムリをさせない追走位置”を取る主戦・ルメール騎手が、ペースの遅いデビュー戦以外は中団や後方に位置取ったように、「道中で小脚を使う”前”へ行かせなかった」意味をおそらく考えていなかったのだろう。今回は”前付け”した時点で、”着”を拾う機会すら放棄した”レースぶり”に映った。

 


ザパリスマッチ嬢(2歳牝)は出脚よく単騎逃げ態勢にもちこみ、直線で粘り込んだ。


前後半4Fで前半が0.2秒遅く、遅めの平均ペースで”前残り”展開。ただし、道中は凹凸の少ない【12秒台前半】のラップを刻み続ける”息”の入らない展開。それだけに”前”もキツイが、追い上げる”後続”もしんどいタフな流れだった。

本馬は主導権を取ってそんな”流れ”を作り出し、残り3Fから【11秒台】にペースを上げてきた。こうなると後続もついて行けずに突き放されたのは仕方ない。さすがに残り1Fは【12.8】と時計を要したコトで、ゴール前は詰め寄られたものの”1馬身3/4差”まで。そのゴール前では、集中力を欠いて外へヨレていたが、デビュー戦の若駒なので及第点とみるべきだろう。

 

 

・・・以上、日曜開催についてでした。

 

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※ぽいぽいプリンさま、ご提供。
オウマガタリ、、、
今月今宵のオタノシミは、ここまでにございます♪