
あれは数年前......まだ私が前の彼氏(カナダ人)と付き合っていた時のこと。
ある夜、私はテンピュールのベッドとふかふか掛け布団にて元カレと共に就寝

それはそれは安らかな睡眠時間を過ごしていた。
ああっ、寝るって最高!!!と脳からは余計なアドレナリンが分泌されたに違いない。
しかしそんな平和な雰囲気の明け方


ブンッ(←怪しい音)
ゴンっ!!!
イデーーーーーーーーーっ

なんと
横にいたカナダ人から突然の肘打ち

勢い良く寝返りをうった彼の片肘は、綺麗な「くの字型」のまま遠心力を高め、私のオデコにジャストミート

前頭葉が悲鳴をあげた

寝ている彼氏から、愛情も何も無い突然の攻撃。
「ぎゃあ!

すごい音がしたね!!!!!!(←関心するとこじゃない)
大丈夫?!僕の腕にまで衝撃がきたよ!!!!」と驚く彼氏(当時)。
『い、イタイ.........

すごい勢いだった.....
骨と骨がぶつかった音がした.....

オデコの真ん中に当たったよ、信じられん

こんな早朝に....安眠してただけなのに...』と解説していると
彼はなんと
「ごめんね....ごめ...ん.....。
ご......」と言いながら
私を残して一人、オネムの国へと戻って行った

次の日の朝
「ねぇ!!!!昨日の夜さ、何かあったよね!?
何があった!?

大好きだったはずのカナダがちょっと嫌いになった気がした。
ちなみに、この事件は一度では終わらず
ランダムな周期で数回続いた。
さすがに我慢できなくなった私は
「あなたのエルボゥ•アタック(肘打ち)のせいで寿命が縮みそうです。
さぁ、今すぐストップ肘打ち。」とプロテスト。(←切ない)
するとある日彼は
『聞いて聞いてーーー!
最近さ、寝ている時に腕をぶんっと振りながら寝返りをうつ際、
「このまま行くとヤバい!!!」と無意識に思うのか知らないけど、奇跡的寸止め

奇跡的寸止め....?
ええと。そんな自慢よりも.......奇跡が起こらなかった時のこっちの身になってみろ

顔の前で寸止めなんて、こっちからすりゃ命がけ


こうして...初の肘打ち事件以来、私の安眠は
いつ飛んでくるかも分からない健康的な肘(カナダ人所有)が披露する危険技と隣り合わせになってしまった

(深夜の事件簿ーアメリカ人の件、へ続く)
↓カナダ人からの華麗なる肘打ち。
